長年ずっと株主をやっているサムティ株式会社から株主優待が届きました。
2022年から始まったプラスチックカードの配布は、たった1年で終了し、2023年からは会社の用意する「株主優待ホテル予約システム」に会員登録して予約・利用する方式と変更されたようです。プラスチックカードの廃止はSDGsとか言ってるけど非常に胡散臭い。利用できる枠としては、今までと変わらず「300 株~600 株未満」株主は「2枚分」が付与され、サムティの運営する全国のホテルで使える模様。
今年は任天堂の株主総会に出席する気満々だし、インバウンド特需で京都のホテル料金も高騰していそうだし、サムティの優待使って行くぞ!
株式分割が続いた時に、優待権利分を残してほとんど利益確定済みのため、あまり値動きを見ていませんが、配当金も毎年かなり出してくれるので頼もしい銘柄です。
買い増しすれば優待券が3枚相当になって天橋立ホテルにも無料で宿泊できるのは魅力的だけど、さすがに一度利確した銘柄を再度保有するのは抵抗があるなぁ。
プログラミング言語Rustには個人的な興味があり、今のところ業務で触る機会は全く無いものの、Firefoxのソースコードに登場したり、効率的なCLIツールでよく採用されているのを目にするため、ゼロから何かを作り出せるほどでなくても他人のコードにContributionできる程度には言語仕様を知っていたいなと考えていた。
オライリーの書籍が網羅的かつ正確な内容と評判がよかったため、購入してコツコツとソースコードを写経して動かしていた。Rustの言語仕様があまりにも難しくて、途中で何度か止めてしまったり、再開した頃には同じ書籍の第2版が出てしまっていたのだけど……。何にせよ写経し終わってよかった。仕事で触ったことのある言語だと、ScalaやSwiftが近いかなって感想を持った。
自分が写経したコードは以下に置いている。初版の内容ゆえ、最新のRustだとコンパイル時に警告が出るところもある。
とにかくRustの難しさ、文字列周りの型や所有権の辺りは、すべてはメモリを安全に扱うためで、コンパイルさえ通ればもの凄く安心して実行できるのだけど、本当に理解が難しかった。ピュアRustで書かれたソフトウェアはかなり自信をもって実行できるだろうけど、現実には豊富なCのコード資産と連携するためにコンパイラでなくコードを書いた自身でメモリ管理するunsafeブロックを使わざるを得ない訳で、やっぱりどこかでメモリ破壊を起こしてしまう気はする。もちろん、本書ではその辺りもちゃんと扱われている。
個人的には、関数の戻り値としてunit(空のタプル型)が暗黙的に省略されている、っていう言語仕様がシンプルで綺麗だと感じた。オレオレ言語なんて一生作れる気がしないけど、言語設計者をやってる人はセンスが優れているんだなぁとわかる。
上にも書いた通り、既に第2版(の邦訳版)が出版されています。
書籍の中で登場するサンプルコードもGitHubにホスティングされており、有志の手によってメンテされてるみたい。
現状では、まるで届かない訳だけども、「もし金融資産が1億円あったらこんなポートフォリオにしたいな~」的な目標を書いてみる。まぁ妄想するだけならタダだし。
2024年からのNISA制度を活用し、360万円x5年でインデックス投資で1,800万円の枠を埋めて、残り1,200万円は別途で特定口座に入れておきたい。NISA口座への入金の余力としては2023年までのNISA口座があるため、これを取り崩しながらになる。
投資先は、分配金も再投資に回してくれて構わないため、主に米国株の投信信託になる。オールカントリーのインデックスも結局ほとんど米国なんだから米国だけでいいっしょ。まぁ米国は利上げでしばらく停滞の年が続くかも知れないが。
大きな現金が入り用になったら取り崩して翌年以降で再投資枠に使えるNISA制度は、かなり使い勝手が良さそうで期待している。
高配当株式銘柄を保有して日々の生活に使うインカムを確保したい。JTみたいな高配当銘柄1本で行くか、高配当インデックスのETFで行くかを一生迷っている。
2023年は勉強のために日経平均高配当株50指数連動型ETFに100万円ちょっと投資している。これで埋めても良いのだが、保有してみて気付いた点としては、低PBRバブルみたいな現象が起きて多分このファンド組入銘柄も相当数が値上がりしてしまい、結果として分配金利回りが5%を割ってしまった。こうなると買いタイミングが結構難しい気がする。
3,000万円をエントリーした時点で利回り5%のインカムなら、150万円のインカムに税引き後120万円が残る。なんとか暮らして行ける気がする。まぁ金融所得増税みたいなやつが実行された時点で破綻するんだけども……。
より高いインカムを求めてカバコみたいな金融商品を選ぶにしても、運用の仕組みが難しくて理解できないものに投資したくない気持ちがあるしなぁ。
若い頃は不動産投資で楽して毎月お小遣いチャリンチャリン入ってくる生活に強烈な憧れがあったが、あれは5億円とか10億円とか持ってる超富裕層ステージに居る人たちがやるものだと分かってきて、基本的に興味は無くなっている。REIT ETFは悪くない選択肢だが利回り3~4%くらいが中心で目標に届かない。難しい。
財務大臣が最大株主のJTが潰れないことに賭けてこれ1本か~?
今まさにメインのSBI証券で持っている特定口座。通称ライモンファンド。優待銘柄やグロース銘柄をリターンに期待して買い長期保有する個別株投資はある種の趣味になっており、これはこれで続けたい気持ちがある。応援して購入・保有していた企業が成長し評価されるのは、見ていて嬉しいものである。
ただし出口戦略として規模を縮小したい。現状だと3,000万円から完全に足が出ている分をインデックス投資またはインカム投資に振り分ける。足が出ている分はどんどん利確または損切りを進めるぞ~。
趣味でやるなら規模を半分の1,500万円にして、減らした分をインカム投資に回した方が、余裕が出ていいのかも知れない。
メインバンクで預けている三菱UFJ銀行が破綻するのは現実的に考えづらいが、それはそれとして保証されるのは1,000万円まで、と意識して常に1,000万を超えた分を都度引き出していた。が、実はここ2年ほどガソリンエンジンのMT車が絶滅する前に乗りたいと考えて500~600万円ほどクルマ買い替え貯金として多めに預けてあった。つまりこれを書いている時点では現預金が1,600万円くらいある。
が、世界的パワー半導体不足の影響か、新車で買った時の納車時期はあまりに遅い、中古車も高騰続きとあって、もう別に今のクルマで特段の不満は無いから壊れるまで乗ればいいやの気持ちになった。
再び1,000万円を超えたら他の投資に振り分けるのルールに立ち戻って、まずはインデックス投資に入金して行きたい。
「2023年は任天堂の株主総会に行くか~」という気持ちになっており、予習のつもりで図書館に行って関連書籍として手に取って読んでいた。
ゲームボーイを生んだ技術者として著名な横井軍平氏の、1990年代にゲーム雑誌やその他メディアで受けたインタビューや対談の記事を再録されたもの。
本書に収録されている記事のうち、後半部分は文春アーカイブスのゲームボーイを開発した伝説の技術者・横井軍平「私はなぜ任天堂を辞めたか」で、2023年現在もオンラインで読める(時間が経過しても記事を削除せずアーカイブしている文春オンラインの姿勢は素晴らしい)。
横井氏は山内博社長(当時)や任天堂とも喧嘩別れした訳ではないのだけども、最低1,000億ラインの売上が求められて気軽にチャレンジできなくなったことを「大企業病」と称しているのが特徴的。バンドを脱退する人の「目指す音楽性の違い」みたいな感じだ。
任天堂で会社員として過ごした中で、社内で踏み台にされた経験があったと濁して書かれているけど、僕の考える「大企業病」は、まさにこういうワンマン社長の取り巻きや腰巾着みたいな人物が生まれて威張り散らすことだ。僕とは違って「大企業病」をものづくりの視点で捉えている点から、やはり横井氏は度量が広いのだと思った。
ソニーのゲームハードを代々遊んできた人は任天堂のゲームハードがスペック重視でないことを腐して開発哲学「枯れた技術の水平思考」を小馬鹿にしがちだけど、むしろ横井氏はソニーのウォークマンを絶賛していてNINTENDO64は好きじゃなかった、と主張してるところも面白いよね。
ソニーのウォークマンがいい例です。先端技術がヒット商品に結びつくわけじゃない。ソニーの技術でなければできないものでもけっしてない。ああいう閃きこそ重要なんです。
今度発売になった『NINTENDO64』はそういう意味では私の商品開発哲学とは違います。だからといって『64』が間違っているなどと大それたことも言いません。『64』が大ヒットすればその考えもまた正しかったということでしょう。
もし存命だったらPSPやPS Vitaといったゲームハードをどう見たかも聞いてみたかった。ちなみに僕はバーチャルボーイは失敗作だったと思っているが、後の3DSに繋がったって意味では偉大な発明のチャレンジであったのかも。
なんか横井軍平本の隣りに蔵書されていたのを気になって読んだ。カラー頁が多く、携帯ゲーム機の写真や当時の広告、あとは名作タイトルが紹介されており、軽い気持ちでパラパラ眺められるカタログ本である。
表紙から分かる通り、ゲームボーイが最も大々的に紹介されいてる構成であるが、個人的にはゲームボーイアドバンスやワンダースワンのカラーバリエーションにスケルトンがあって「この頃はスケルトン型のハードが流行ってたな~」と懐かしい気持ちで読んだ。
セガのゲームギアがボコスコに酷評されているが、単3電池6本も使って2~3時間しか遊べないハード設計では酷評も止む無しだとは思う。ゲームボーイは画面白黒だけど、登場時にはパズルゲームの対戦くらいにしか使われる発想が無かった、後のポケモンを生み出すきっかけとなる通信ケーブルが付いてる辺り、引き算の設計と残す・残さないの判断が凄いよねぇ。
持ってなかったから気にしていなかったけど、PSPのCPUコアってPS2と同じでMIPS 32bitアーキテクチャだったんだな~。久多良木社長時代のソニーハードは良くも悪くも尖ってるわ。
2023年にアニメ化される作品をチェックしてみると、「あれ? この作品ってたしかKindleストアでポチっと買ったまま積読状態になってるぞ?」って作品がいくつかあって、いい加減読むかと思い消化している。
クラスで隣りの席に座ってる三重さんがめがねを忘れて、ヘタレ主人公の小村くんが三重さんを甲斐甲斐しく助けてあげるラブコメ。1巻を読んで、自分もド近眼でもあるため「いくら三重さんがドジでも視力矯正しなきゃ生きていけないレベルの近眼で、そうはならんやろ~」と思ったまま以降の続刊を読まずに積んでいた。
ちょうどテレビアニメ版のPV映像が流れてきて、そういえば2巻以降を読んでいなかったなと思い出して最新10巻まで一気に読んだ。これは1巻まで読んだ時点ではちょっと誤解していて、ヒロインの三重さんがド近眼でめがね忘れてしまうのは話のフックでしかなくて、ちゃんとデート回だとめがねするし、コンタクトの日もある。とは言え、ド近眼でめがね忘れたり伊達めがねと間違えて登校はあり得んやろってツッコミは成立してしまうのだが。
5巻くらいからの展開が毎巻ずっと最の高を更新し続けており「しまってくれんか。ワシには強すぎる……」とポムじいさん状態で作品が放つ光属性に消滅させられそうになった。どっちも引っ込み思案な2人がちゃんと伝えようと頑張るところが大変可愛らしい。2人の親御さんもクラスメイトもいい人しか存在しなくて優しい世界だ。負けヒロインとかイケメンライバルといったキャラも登場せず、ひたすら小村くんと三重さんが可愛いところをニヤニヤと眺めていられて安心できる。これが令和のラブコメか。
アニメで原作のどこまでやるのか分からないのだけど、コミック5巻以降ずっと神展開が続いており、アニメから入る予定の人も、令和最新版のラブコメを追いかけて行きましょう。
玉の輿を目指す全方位にぶりっ子している陽芽ちゃんが、とある事情からお嬢様学校コンセプトカフェの店員をすることになり……というメタ視点のある百合作品。
カフェで「姉妹の契り」を結ぶ美月と陽芽ちゃんが相当にこじらせており、というかカフェで働いてるメンバーのほぼ全員がこじらせた面倒な性格をしており、結構読む人を選びそうな作品である。陽芽ちゃんがあらゆるコマでツッコミをするから最初はほのぼのコメディだと思って読んでいたら想像以上に面倒くさい性格の子ばかりで驚いた。巻ごとのラストの引きが上手いから、ついつい次の巻を読んでしまう。
「あの時の出来事を別キャラはこんな視点で見ていた」的なザッピング手法が多用され、アニメやドラマといった映像化に向きそう(と言うか、マンガ作品でザッピングばっかりやると話がなかなか進まないなと思った)。コンセプトカフェ(メイド喫茶をもっと広く捉えた概念?)のイベント運営などに「へぇ~」と思わされることも多く、上手く映像化されればお仕事アニメ的な支持も取り込めるのではないか。ギャル先輩の純加さんが僕は好きです。果乃子ちゃんとカップリング成立してくれ。
異世界から新宿に転生してきた死霊術師『屍神殿』が、新宿の裏社会で平穏を求めて抗争に巻き込まれる「逆異世界転生」もの。前に3巻くらいまで読んだまま積んでいたのを最新10巻まで一気に読んだ。
この作品の凄味は、膨大な量の設定とキャラクターを惜しみなく投入しているところで、新宿署の三纂チームや、新宿以外を根城とする渋谷や秋葉原の仲介屋チーム、四乃山財閥チーム、『レミングス』『火吹き蟲』『怪人ソリティア』といった都市伝説の面々、阿牙倉一族などなど。それぞれ別作品で主人公チームを張れそうなほどに個性と魅力にあふれる各勢力が複雑に絡み合って群像劇を構成してるのが凄い。
映像化でどこまでやれるのかなぁ。発表された主人公の(偽)ポルカ君がロボ太の声だったのは結構キャラに合ってそうで期待している。
2022年のオリジナルアニメ作品でどハマりした『リコリス・リコイル』でキャラクターデザインを務めたいみぎむる氏の美術部を舞台にしたコメディ作品。ずっと前に買ったまま1冊も読んでいなかったから、ちゃんと読んだ。
リコリコの千束っぽい元気アホッ子(綾瀬かおり)やクルミっぽいおでこッ子(コレットさん)など、どこか見覚えのあるデザインのキャラクターが登場する。リコリコにもソフトな下ネタが登場していたけど、この美ではもっとストレートな下ネタが多用されているんだね。
どう見ても内巻すばる君のことを好きなのがダダ漏れしている宇佐美さんの赤面顔を楽しむ作品。かわいい。2016年にアニメ化されていたらしい。
アニメ化するのは同じ作者さんの前作『Helck』なんだけども、僕は『異剣戦記ヴェルンディオ』の方を積んでいて、これを機に読んだ。
半獣人のコハクに助けられた傭兵のクレオが、「異剣」の力で乱世になってる世界で古城を開拓して酒屋を運営する、かなり凝った設定が詰め込まれたファンタジー作品。
古城の周りにいい感じで水が汲める好立地となってしまったことで、次々と訪問してくる異剣使いを迎撃するタワーディフェンスゲームのようなプロットが非常に面白い。主人公のクレオ自身は、B級実力者の傭兵なんだけど、人間的魅力で強力な味方を増やして行くストーリー運びも、爽快感があっていい。これは面白いです。まだ4巻なのですぐ追い付ける。おすすめ。
『ベルセルク』+『キングダム』+『鬼畜王ランス』。英雄譚と書いて「ハーレムライフ」と読ませる。
奴隷の剣闘士だった少年エイギルが、脱走して吸血鬼に育てられ、一国の王を夢見て成り上がって行く、行く先々で女を抱き続ける、たしかに成り上がりハーレムライフである。
最初の方は冗談抜きにベルセルクのガッツにしか見えなかったのだけど、女好きなところはランスだし、騎士団になってからはキングダムの信だな~って印象が強くなる。パクリみたいな印象は無くて、それぞれの作品が持ってるいいところをミックスし、より魅力的な主人公像ができている。エイギルは性欲MAXだけど、ちゃんと育ての親にレディを扱うマナーを叩き込まれているから、言動がスカッとするんだよね。
お色気シーンが多くてアニメ化する気はしないけど、面白い作品なので続刊も追いかける予定。
タイムリープしてやり直しもの。落ちぶれてしまった令嬢がアラフィフから高校生に転生して人生やり直し。没落のきっかけとなってしまった無駄遣いを徹底的に取り締まろうとする二ノ宮小百合さんの空回りっぷりが微笑ましい。
原作と作画のコンビがどちらも韓国在住の人らしいのだが、90年代日本文化の解像度が高くて驚く。
弁当屋を手伝っているクラスの秀才・柏村真紀さんとの友情が泣ける。主人公の性格が『はめふら』カタリナ嬢みたいで見ていて気持ちいい。アニメ化行けないか?
マンガ界で何か著名な賞を受賞していた気がする。くたびれたオッサンが店員さんにスペース貸してもらい、タバコ吸いながら愚痴を聞いてもらう、いわゆるタバコ部屋コミュニケーション。タバコ吸わないから分からないけど多分そう。
1話で完結のつもりだったのが好評で連載化したのかな? 営業で疲れた佐々木さんを笑顔で癒す山田さんと、ダウナーな表情で愚痴に付き合ってくれる田山さん。全国の営業おじさん達の夢がここにある。営業仕事したこと無いから分からないけど多分そう。
コミック巻末に結構な量の描きおろしエピソードが収録されていて、1巻も2巻も良かった。人気が出るのも頷ける作品。どちらかと言うと実写ドラマで映像化しそうな気が(喫煙シーンがポリをコレする的な何かで難しいか?)
全3巻で完結済み。
予知能力で自分がくっつく相手が同級生の岸田だと分かってる九能ちよちゃんがひたすら赤面するラブコメ。
元々はTwitterで4ページずつ掲載するフォーマットで投稿していた作品をコミックス化されたようで、4コマならぬ4ページっていうのが、インターネット時代のフォーマットだなぁって感心した。縦スクロールのウェブトゥーンより4ページの方が良くないか? まぁTwitterはイーロン・マスクが経営に失敗して消えゆくメディアかも知れないが……。
防御力よわよわ過ぎるちよちゃんにとって120%のハッピーエンドで終わっているのがとてもよい。
2023年の2月中旬にスマートフォンから自撮り写真などを登録して発行申込をしていたマイナンバーカードについて、発行されたから役場まで受け取りに来いとハガキが届いており、ちょうど飛び石連休で年次有給休暇を消化で仕事を休んだ日だった今日に受け取ってきた。
期限が2023年5月末まで延長されたと報道で知っていたが、まぁせっかく有給休暇で時間があるし今日のうちに申し込み手続きやっておくかとマイナポイント第2弾事業のWebページを見ながらスマートフォンで手続きした。
一応、曲がりなりにもIT企業に勤めている自分でもこれだけ頭に「?」とクエスチョンマークが浮かんでしまうマイナンバーカード周りの複雑怪奇な手続き、どうにかならないんだろうか。
一般NISA口座で何年か前からずっと株式を保有している、バイクやマリンスポーツで著名なヤマハ発動機株式会社から株主総会の案内が届いており、一度行ってみたかったことと、そろそろ新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の流行も落ち着いていることから、有休休暇を取得して参加することにした。
ヤマハ発動機の本社はサッカーチームジュビロ磐田でお馴染みの磐田市にあり、磐田駅周辺で宿を取っても良かったのだが、近年なかなか使う機会が無くて死蔵気味のグリーンズ株主優待を使おうとコンフォートホテル浜松を予約した。3年3ヶ月前に浜松ホトニクス株主総会に参加した時にも宿泊していて土地勘もある。
静岡県は全国旅行支援の予算がまだ残っているのか、Web予約したら自動適用され、2泊で9,000円くらいだった。1泊4,000円が割引される株主優待を使い1,000円ちょっとをコンフォートホテル浜松チェックイン時に支払った。
今回の移動時における反省ポイントとして、機種変更したPixel 7で初めてEX予約をしてEX-ICのタッチで改札を通ろうとしたところ、見事にエラーとなった。モバイルSuicaに紐づくICカードIDが変更されているのを、EXアプリ側に反映していなかったことが原因のようだ。名古屋駅の新幹線改札でJR東海の駅員さんに教えてもらいながらEXアプリを操作し、再度タッチして無事に通過できた。次の機種変更(Pixel 7a? Pixel 8?)では気を付けなければ……。東海道新幹線に乗車するのも久しぶりだからな~。自販機で売ってる飲料の価格が地味に上がっていて、緩やかにインフレを感じた。
前回に浜松を訪ねた時ふらっと立ち寄っていい感じだったビアバーOctagon Brewingへ立ち寄ってみるも本日はお休み。隣りに静岡県東部にある醸造所West Coast Brewing直営バーOASISがあり、まだ日も落ちる前の16:00頃だったが店員さんに「もう入れます~?」と聞いたらOKだったため入ることにした。
隣り合ってるのすげーなと思って店員さんと話したら、彼も1年前まで隣りのOctagon Brewingで働いていて、WCBのOASISがオープンする際に移籍したとか。このビアバー2店舗が入居している建物自体がOctagon Brewingのオーナーが丸ごと保有してるビルで、お互いの醸造所で交流があるんだとか。静岡の西部と東部って争ってるイメージあったけど随分と仲良いな。あとで調べたら2つのクラフトビール醸造所が隣り合う?! 静岡のクラフトビール醸造所「West Coast Brewing」が仕掛けるビアバー『OASIS』浜松市にオープンってプレスリリース記事が出てきた。店内がWCBの世界観になっていてかっこよかった。テラス席もあるから、春~初夏は気持ちいいだろうな。僕はカウンターに座って店員さんと話し込んでいた。
支払いシステムは都度決済のキャッシュオンデリバリーで、ビールも1杯注文ごとに決済する。PayPay対応しているのがありがたい。ちょうど個人情報を生贄に召喚したマイナポイント1,5000円分がPayPayチャージされていたから心強いぜ。隣りに併設のアメリカンスタイルのフライドチキン専門店でホットチキンも買えて捗ってしまい、Hazy IPAとwcIPAとDIPAをパイントで3杯飲んできた。おいしかった。
もうすぐ大阪の心斎橋にも進出すること、磐田市内にあるヘアサロン併設のビアバーがダントツでおすすめなこと、名古屋からの出張族でWCB目当ての人もちょくちょく来店することなど、3人くらいの店員さんから色んな情報を聞けて良かった。自分は普段はそれほど口数多くないけど酒が入るとコミュ力にバフがかかるの何なんだろう。アル中なのか?
全国旅行支援で宿泊すると「ふじのくに地域クーポン」なるクーポンが1泊あたり2,000円発行される。こいつがregion PAYなるアプリにチャージする形で使わなければならないらしく、面倒過ぎる。また俺のスマートフォンでホーム画面上にひとつPayアプリが増えるのかよ……。
先に立ち寄ったビアバーOASISでは使えなくて、コンフォートホテル浜松に帰る途中の坐・茶土家(ざ・ちゃっと)なる立ち飲み居酒屋で使えたので餃子と地酒を少しつまんで帰った。
region PAYって、自治体が認定した飲食店に対してQRコード発行しているから確かにリージョナルではあるのだろうけど、アプリ使う時に位置情報も求められないし、例えば豊橋市の店がQRコード掲載しても通ってしまうんじゃ? と疑問もあったが、まぁ別に自分がベネフィット得られる分には細かい実装を気にしなくていいかと考えた。
この日は野球の世界大会WBC決勝戦が盛り上がっていて、宿泊ホテルの部屋に設置されたテレビで受信できる地上デジタル放送でも各局がこの中継で一色だった(現地の天気予報を見たかったのに)が、ヤマハ発動機へ向かわねばならないため、Twitterで仕事サボって連投して盛り上がっているおじさん達のことはスルーして準備をした。
恐らく給食と社食の次に見慣れたお馴染みのコンフォートホテル無料朝食モーニングの容器で提供されるメニューを見ておやっと思ったのが、ご飯がいつものナムルライスやドライカレーでなくうなぎご飯になっていることだった。前回は普通にテンプレライスメニューだった気がする。コンフォートホテルも試行錯誤して地域色を出そうとしているのかな? 別の地域で泊まった時にも注視しよう。
客層は外国人観光客と思しき人々が非常に多く、東アジアと欧米と半々くらいの印象だった。平日ど真ん中でこれだけ泊まっていれば、旅行需要はかなり戻ってきているなぁ。実際、最初はもう1泊して静岡県内で行ったことない場所を観光しようかとも考えていたけど、水曜と木曜で料金が倍近くに跳ね上がるから止めたんだよな~。日本もインバウンド観光を呼び込むのと並行して、休暇の分散化を進めないとねぇ。
JR浜松駅から在来線で御厨駅まで移動。この駅はできて2年くらいの新しい駅で、住民の要望で新設されたそうだ。ジュビロ磐田の試合で観客が使うのかな? とも思ったが、周りがデカい道路と工場と社宅がひたすら並んでいてマジで何も無かった。勤め先の会社が働き方フルリモート化され、名古屋市から浜松市に移住した同僚に事前リサーチしていたが「御厨駅の周りは何も無いから昼食とかを考えるなら磐田駅か浜松駅まで戻れ」と強く警告されていて、納得したのだった。
幸い天気は気持ちよく晴れていて、歩いてヤマハ発動機まで向かう。社員さん達が交差点のあちこちに立って誘導してくれるため、地図アプリを頼らなくても辿り着けた。
現地に行って初めて気付いたけど、来場した株主専用駐車場まで用意されていて、自家用車での来場OKだった。そんな株主総会ってある? 今まで参加した会社は、ほぼ公共交通機関を使ってねって案内だったぞ。恐るべき静岡のクルマ社会。
世界に冠たる企業であるヤマハ発動機の株主総会であり、当日はマスコミ取材も入っていてヤマハ発動機が株主総会、脱炭素へ「電動化以外も本気」のような記事も配信されていた。
記事では読み取れない、現地ならではの空気もあるため、雑感を書いておきたい。
手土産はミネラルウォーターで正直ありがちでショボいのだが、会場の「コミュニケーションプラザ 」が株主向けに貸切状態で開放されていて自由に見学できるのは、現地参加者にとって何よりの褒美ではないだろうか。
会場のコミュニケーションプラザでは、二輪車はもちろん、ロボティクス事業のベルトコンベアや、マリン製品、ヤマハがエンジン提供した他社製の四輪車なども展示されていた。伝説のスーパースポーツであるレクサスLFAもあったぞ。
株主総会では、汎用エンジン事業は他社に譲渡するみたいな話もあったから、そのうち二輪車や四輪車向けのエンジン生産も譲渡するような流れなのかなぁ。マリン製品なんかはBEVと相性悪過ぎるし、普通に今後もパワーソースとしてエンジン需要あるんじゃないかと思うのだけどね。
いや~100年に1度の大変革期にヤマハみたいな企業の株主総会に参加すると、色々と刺激になりますね。楽しかった。
JR御厨駅から磐田駅に移動し、前日に寄ったビアバーで店員さんから「磐田で一番オススメっス!」と教えてもらったTYU 髪切れるビアパブ ビール飲める美容院に向かった。ここのホットドッグが絶品と聞いて楽しみだった。
店内は1Fがカウンター席とテーブル席、2Fが畳の席になっていて、どこで髪を切るのかはよくわからなかったが、カウンター席に着いてビールをパイント1杯とホットドッグのオリジナルを注文した。
WBCで日本代表が優勝したらしく、普段サッカーしか観戦してないであろう店員さん達もさすがに今日は野球中継を見ていたとのことで興奮していた。美容院オーナーが古着などに凝ってる人で、大須のファッションイベントとかに顔を出すついでで名古屋のワイマーケットブルーイングさんで飲んで帰ることもありますよ~的な話を聞いた。
ホットドッグは絶品でおいしかったです。テイクアウトで買いに来るお客さんも結構居て、納得の完成度であった。
夜のビアバーが開くまで時間あるから桜でも見るかと、磐田駅から浜松駅まで戻ってきて、そのまま浜松城までテクテク歩いた。途中でウンコしたくなって困ったが、浜松城のすぐ横にある浜松市役所でトイレを借りた。浜松市役所は大変立派な建物で、税金じゃぶじゃぶ儲かってるんだろうなぁって思った。大企業たくさんあるもんな~。
浜松城は、城下の浜松城公園も含めて、平日にも関わらず沢山の人が花見に訪れていた。桜は5分咲きくらいかな。天守閣の近くだと、見た目では判別が付かないものの話してる言語から東アジアから観光にやって来た人達が自撮り棒を駆使して桜の写真を撮っていた。犬を散歩させている人も多くて癒される。会社員をリタイアしたら、こういう場所でのんびり過ごしたいものである。
観光地に長時間滞在できない性質のため、花見にはすぐ飽きてしまい、ぶらぶらと浜松駅周辺まで戻ってきて、半地下にある洒落たビアハウスTir na n-Og(ティルナノーグ)に入った。
カウンター席とテーブル席が少々ある程度の小さな店だが、静岡ベアードビールのビールが13とゲストビールが4つながって充実の17タップ。平日の夕方から常連さん達で賑やかであった。
大変久しぶりに株主総会へ参加したり新幹線に乗車した(エラー発生した)りビアバーの人達と仲良くなったりと、楽しく過ごせた。
観光需要がどれくらい戻っているのかは、やはり現地に行ってみなければ肌感覚として得られない非言語情報が多々あるなと思った。コンフォートホテルの運営企業グリーンズさっさと損切りしようと考えていたけど、もう少し塩漬け期間を延長しておくか……と考え直した。ヤマハ発動機は為替レートの動向次第では早めに利確してもいいかも。次の決算期まで持ち越していたら、次は自動車で株主総会に参加してみるのもアリか?
有給休暇を取得して上映中の作品『シン・仮面ライダー』を鑑賞してきた。『シン・ウルトラマン』はメフィラス星人がいい味を出していた以外は率直に言ってイマイチだったため、『シン・仮面ライダー』もあまり期待していなかった。
予備知識として、いわゆる「昭和ライダー」も「平成ライダー」も全く見たことが無い。知っているライダーは、亜種である「仮面ノリダー」と平成ライダー作品に登場するらしい(?)「仮面ライダーギャレン」のみである。あとは古いファミコンのゲームに登場した「仮面ライダーV3」「仮面ライダーアマゾン」も、名前と見た目だけ知っている程度。
『シン・ゴジラ』が好きだったので、もっとごちゃごちゃした組織劇みたいなやつを見せて欲しかった気持ちはあるが、同じような構成で敵役ダイジェストが続いた『シン・ウルトラマン』よりも、『シン・仮面ライダー』の方がとにかく敵味方ともにキャラが立っていて面白かった。絶望から生まれたダークヒーローだからか本作の本郷猛は苦悩しっ放しであるが、先に述べたとおり昭和ライダー作品を見てないから、どれくらいオリジナルとの差分があるのか自分には分からないところ。
個人的な評価は、
です。やはり『シン・ゴジラ』は作劇として抜群に面白かったと思う。『シン・仮面ライダー』はライダーがバイクで疾走するシーンや、暗闇でピカーッと浮かび上がるシルエットのかっこよさが9割という感じ。
新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の感染も下火になり、日本では在宅勤務(テレワーク)はあまり定着せず、オフィス出社への回帰が始まったのを実感している。リモートワーク時代が終わった米国とあるように、アメリカでも終わりに向かっているようだ。ビデオ会議で一躍スター銘柄になっていたZoom Video Communicationsの株価が2年ほど前からズルズル下がり続けているのを考えるに、本当に株価って未来を織り込んで動くのだなぁと感心する。自分も2022年はリモートワークの定着を希望的観測として買いポジション取ってたので、残念ながら手放すことになりそうである。
日本のインターネット系IT企業においては、例えば週4出社にした楽天や原則出社にしたGMOなど、激しい揺り戻しが起きた事が、自分の想像よりもオフィス回帰に向かう引力が強くて驚いた。そりゃ営業部門の人は出社が必要だろうけど、ソフトウェアエンジニアとかまで出社強制しなくていいんじゃないの?
自分の勤め先では、2023年の3月現在は、経営陣や人事部門から「オフィス出社に戻します」といったメッセージは出ていないものの、ミドルマネジメントの人達が対面コミュニケーションしたがっている空気を猛烈に感じる。強制リモートワークになった時は「いち早く新しい働き方に適応できる俺たち」の万能感を全開にしていたのにここ数ヶ月は「直接会うことに大切さ」みたいなものを説き始めており、手の平ねじ切れないか心配である。うちの会社もそのうちオフィス出社のスタイルに回帰するのかなぁ……。2023年のWBC決勝でリモートワークおじさん達が大はしゃぎしてサボりが可視化され、あらためて中間管理職や経営層が従業員の働きぶりを信用しなくなってるって部分はありそう。俺でも在宅勤務中はビール飲まないように我慢しとるぞ。
いやー、今さら週に何日はオフィス出社して仕事しろって言われたら厳しいなぁ。最近とても睡眠にピッタリの春うららな空気で、毎朝8時とか9時まで寝てしまうんだよね。名鉄のクソダイヤに合わせて起きる生活やりたくねぇ……。でも新卒や中途で入社してくる人達のサポートとか考えたら、フルリモートって全然向いてないのは確かなんだよな。リモートワークが廃止されたら4人に1人は「リモートワークできる会社に転職する」とNHKのアンケートに回答している若者たちの感覚を信じろ。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)
▼ ブリネル [ちょうど10年前くらいの株式投資はじめました日記とか探しきれないけど預金大公開日記とかの頃と比べると語るステージが違..]
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