さらし首の名所暗闇坂にそそり立つ樹齢2千年の大楠。この巨木が次々に人間を呑み込んだ?近寄る人間たちを狂気に駆り立てる大楠の謎とはなにか?信じられぬ怪事件の数々に名探偵御手洗潔が挑戦する。だが真相に迫る御手洗も恐怖にふるえるほど、事件は凄惨をきわめた。本格の旗手が全力投球する傑作。
文庫本で670ページを数える超長編ながら、『水晶のピラミッド』のような冗長なエピソードは一切入っておらず、また、物語冒頭で語られる“台風明けの屋根上に跨り絶命していた死体”を再現する手順の、あっと驚くアクロバティックで鮮烈な印象もあり、一気に読んでしまった。
おどろおどろしい大楠の人喰い伝説に、作中人物の藤並譲による処刑講義、舞台を一時スコットランドに移して提示される“巨人の家”の謎(これの謎解きの「やられた!」という感じがまた素晴らしい!)、ツンツンだったレオナが段々デレて行くところ等々、大変に見どころの多い一冊。脇道だと思っていた小さなエピソードも含めて全ての伏線が綺麗に回収されるプロットは凄いとしか言いようがない。
読み終わって少し冷静になってみると、屋根上の死体は「ねーよww」としか言えないんだけど、夢中になって読み進めている時点では「名探偵たる御手洗が言うなら、あるいは・・・」と思わせてしまう面白さがある。
空中高くに出現した密室で溺れ死んだ実業家……アメリカ南部の孤島に屹立(きつりつ)する人工のピラミッドに起こる不可能犯罪の謎!
死者は、上体を奇妙な具合にそらせ、右手を前方に、左手を後方に伸ばし、今まさに、クロールで水を掻いているところのように、双方を微妙に彎曲させていた。死因は、なんと溺死だった。それも、三十数メートル眼下の海水を内臓いっぱいに飲まされ、絶命していたのである。
思わず承太郎が「砂漠のド真ん中のピラミッドの最上階で溺れ死んでいるぜ!」と叫んでしまいそうなほど奇妙な舞台設定の密室殺人の真相を、名探偵・御手洗潔が自信満々に模型を使ってズバッと解明してみせる爽快な長編推理小説。
しかも著者の「ベトナム戦争で卑劣な兵器を使ったアメリカ人はクソだぜ!」と言わんばかりの主張を探偵に代弁させているのが透けて見えて、とにかく謎解きシーンの、ハリウッドスター達の前で熱弁を振るう御手洗の姿はかなり痛快で面白い。その後の息を呑む急展開も目が離せないほど面白かった。
事件の舞台となったピラミッドのレプリカ、そのオリジナルを求めてエジプトへ渡った御手洗と助手の石岡、ハリウッドの大女優レオナのトリオによる、まるで冒険活劇のようなシーンも見どころたっぷりだし、とても楽しく読めた。
同じく御手洗の活躍する『斜め屋敷の犯罪』と並んで、壮大なスケールと苦しい説明が紙一重で交差する建築トリックエンターテインメントの傑作。
しかし長い! とてつもなく長い!
というか、作品前半を丸々使って、沈むタイタニック号の悲哀と、古代エジプトを舞台として哀しい少女の物語の2つのエピソードを読まされるのだけど、これがほぼ全てが作品本編とは何の関係も無い(若干の伏線はある)と云う、前代未聞の蛇足になっているところが惜しい。
上の2つのエピソードは、これだけ見てもかなり高品質で面白い物語なのだけど、余りにも本編の御手洗たちの遭遇する事件と関わりが無さ過ぎて、何のために読まされたのか本当によく分からなかった・・・。1粒で3度美味しいと言えば聞こえは良いけど、僕は、現代編ともいうべき作品の後半部分だけの提供で十分だと思った。
パチンコのプロモーションサイトで、期間限定でオリジナルビデオアニメ『トップをねらえ!』が全話鑑賞できる。
ゲームのスーパーロボット大戦シリーズに登場するガンバスターというロボットの活躍が描かれた作品で、気になっていたので1日かけて観た。といっても各話30分で全6話なので、そんなに長くはなかった。
序盤のスポ根ノリというか、いきなりロボットが腕立て伏せや腹筋のトレーニングをしていたので爆笑してしまった。物語後半はかなりシリアスな展開だった。というかガンバスターの戦闘シーンって、ほんのちょっとしかなかったんだね・・・。
今回のプロモーションが、実際にどの程度の人を「パチンコ屋に遊びに行こう!」と思わせるか否かは兎も角として、オンデマンド視聴は便利なのでこういう風に専属スポンサーを付けて昔の作品を配信する取り組みは、なかなか良いんじゃないかなぁと思った。
あんまりアニメ観ないんだけどスパロボで好きだったユニットの登場作品は気になるなぁ。
ところでクロスボーン・ガンダムっていつアニメ化してくれるんですか(><
うちで取ってる地方紙の朝刊だと、この会見の部分で掲載されていたのは「マスコミに介入する気もない。1人1人を守っていくために感謝されこそすれ、非難されることはない」を訂正します、と云うやり取りのところだけなんだよね。
全文で読むと、会見の趣旨は、もっと違うところにあったように見える。
民主党政権はグダグダになりつつあるけど、会見のオープン化は一つの成果と思えるね。
和歌山県・紀伊半島に位置する、古来からの信仰深い土地“熊野”。浄不浄を嫌わず、黄泉の国との謂れもある熊野三山―熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社―の神々には意外な逸話が隠されていた…。伝承にまつわり一寸の「?」から歴史を辿る桑原崇と棚旗奈々の旅路は、故郷を捨てた悲しい運命を生きる神山礼子と共に、熊野が孕む深遠な謎へと迫っていく。
熊野三山の、正しいとされる参拝順の理由や、格の高い社は3つのうちどれか、などなど、南紀を舞台に歴史の謎を検証する話。
QEDシリーズは、いつもはレギュラーキャラである棚旗奈々の視点で物語が進むのだけど、今回は神山さんと云う第三者の視点を通して語られるため、桑原崇と棚旗奈々の事実上おしどり夫婦っぷりが面白く描写されている。
ちょっとした叙述トリックも仕掛けられているけど、あくまでも熊野という土地の検証がメインという感じの、シリーズの中では短めのボリュームだった。
自分も2009年に熊野観光へ行ったのだけど、この作品を読むと、熊野という土地について、またちょっと違った見方ができて面白いですね。
Firefox 3.6がリリースされたので早速アップデートしてみたところ、キーショートカットをカスタマイズできるkeyconfigというアドオンがで利用できなくなってしまった。アタシは死んだ。
というか、もともと僕はブックマークレットの一発起動キーみたいなものが欲しくてkeyconfigを使っている程度だったので、「それだけのために、このアドオンは大げさだなぁ」といつも思っていた。
あと、Firefoxのちょっと規模の大きなアップデートの度にkeyconfigが無効化されてしまって、再度野良ビルドを探したりして入れ直すのがいい加減うんざりしていた。せっかくの機会だから、ショートカットキーをカスタマイズできる別の方法に移行することにした。
調べてみたところ、自分の欲しかった機能の代替としては、userChrome.js + KeyChanger.uc.jsが十分過ぎるほど素晴らしかったので、方法をメモしておく。
FirefoxのアドオンであるuserChrome.jsをインストールする。現在の最新バージョンは0.8。
[自分のプロファイル]/chrome/userChrome.jsの中身を、Sub-Script/Overlay Loaderの内容をコピペして上書き保存する。
KeyChanger.uc.jsというスクリプトをダウンロード(rawのリンクから)して、[自分のプロファイル]/chrome/に配置する。
[自分のプロファイル]/chrome/の中に「_keychanger.js」という名前のファイルを作成する。このファイルの中に、[自分のプロファイル]/prefs.jsを開いて「keyconfig」で検索して見付かったkeyconfig設定値を参考に、キー操作の定義を書いて保存する。
例えばキーワード「ldr」という名前のでlivedoor Readerへの登録ブックマークレットがツールバーに保存されている場合は、
keys["Shift+R"] = "if(window.loadURI) loadURI(getShortcutOrURI('ldr',{}));";
こんな感じで呼び出したいキー(ここではShift + Rキー)で呼び出せるように設定する。
ここまで一通り設定が終わったら、chrome/の中は次のようになっている。Firefoxを起動して割り当てたショートカットキーが無事に機能していれば、keyconfigはアンインストールしてしまえば良し。
Profiles/
[自分のプロファイル]/
chrome/ ←(1)でインストールしたアドオンで生成されたディレクトリ
userChrome.js ←(2)でサブスクリプトローダで上書きされた内容
KeyChanger.uc.js ←(3)でダウンロードしたKeyChanger.uc.js
_keychanger.js ←(4)で自分で作成し、keyconfigの設定を移植した定義ファイル
最初から含まれるcssファイルも含めると、こんな感じ。

jQuery 1.4がリリースされましたが、jQuery.param()の変更点が割とドラスティックで、少しハマってしまったのでメモしておきます。
オブジェクトからクエリストリングを作る場面の動作が、デフォルトでRailsライクなシリアライズ(Redmineのチケット一覧を絞り込む時のパラメータの様に、ネストしたオブジェクトや配列を展開)をするようになりました。
どうもオブジェクトのプロパティを列挙してFunction型だった時に、windowスコープで実行結果を取りに行くっぽいです。
jQuery.param()の第2引数traditionalにtrueを指定すると、これまで通りの動作をします。
<script type="text/javascript" src="http://code.jquery.com/jquery-1.4.js"></script>
<script type="text/javascript">
var MySize = function(x, y) {
this.x = x;
this.y = y;
}
MySize.prototype.toString = function() {
return String(this.x) + "," + String(this.y);
};
var s = new MySize(50, 50);
var params = {
"size": s
};
// size[x]=50&size[y]=50&size[toString]=undefined,undefined
console.log(decodeURIComponent($.param(params)));
// size=50,50
console.log(decodeURIComponent($.param(params, true)));
</script>
undefinedになる程度ならまだ良いのですが(良くないけど)、以下のような関数を定義していると、実行時エラーになってしまいます。
<script type="text/javascript" src="http://code.jquery.com/jquery-1.4.js"></script>
<script type="text/javascript">
var MySize = function(x, y) {
this.x = x;
this.y = y;
}
MySize.prototype.toString = function() {
return String(this.x) + "," + String(this.y);
};
MySize.prototype.isWide = function() {
return this.x > this.y;
};
MySize.prototype.isNarrow = function() {
return this.x < this.y;
};
MySize.prototype.isSquare = function() {
return !this.isWide() && !this.isNarrow();
};
var s = new MySize(50, 50);
// false
console.log(s.isWide());
// false
console.log(s.isNarrow());
// true
console.log(s.isSquare());
var params = {
"size": s
};
// s.isSquare.call(window); => this.isWide is not a function
console.log(decodeURIComponent($.param(params)));
// size=50,50
console.log(decodeURIComponent($.param(params, true)));
</script>
jQuery 1.4にアップデートした時に、今まで動いていたjQuery.ajax()を利用している箇所が突然動かなくなった場合は、オプション引数のtraditionalにtrueを渡したり、またはjQuery全体のajaxSettingsを変更してしまうのが良いようです。
// ajax()のtraditionalにtrueを指定
$.ajax({
"url": "http://www.example.com/",
"data": params,
"success": onSuccess,
"traditional": true
});
// jQuery全体の動作設定を変更
$.ajaxSettings.traditional = true;
今日で1995-01-17に起きた阪神・淡路大震災から15年ということで、朝のニュースや新聞でも特集されていた。
図書館へ行って地震関連の本で何か軽く読み流せるものは無いかなぁと探してみて、『巨大地震は必ず来る!その10秒が命を守る』という本が短くて図解も多かったので余り知識の無い自分にも分かり易そうなので読んでみた。
本の冒頭では、首都直下地震が起きた際の政府発表のシミュレーションで提示されている被害予測はかなり楽観的な条件で起きた場合のものであることが解説されている。通勤ラッシュの電車内、エレベータの中、海水浴で賑わうビーチ等々、絶望的な気持ちになるシチュエーションが色々と示されている。正直言って、いずれも直視したくない現実という感じだ。
中盤で日本における巨大地震の周期について簡単に触れた後は、建築基準法が改正された昭和56年(1981年)以降の住宅は割と安全だよという話と、安全といっても寝ている時に地震と遭遇することを十分に考えて、寝室であればベッドと棚・タンスは平行じゃなく垂直に配置することが大事だよとレイアウト例が載っている。ベッドに垂直に棚が設置されていてCDが500枚くらい並んでるオレの寝室のレイアウト\(^o^)/ ここら辺は確かに見直さないとなー。
後半部分では、JEITAが推進している緊急地震速報のシステム紹介などにページが割かれていた。
ちょっと煽り過ぎの感はあるものの、30分程度で読めるし、僕のように右も左も分かってないほど知識のない層には結構良い本じゃないかなと思った。
日本で暮らしている以上、震災は避けて通れない部分ではあるので、ときどき「地震」でタグ付けしてクリップしている。(livedoorクリップが重いので参照先はdeliciousに変更した)
クリップを眺めていて思い出したのだけど、2009年の今日はニュースサイトのGIGAZINEがネットで閲覧可能な映像アーカイブを大特集していて自分も幾つか紹介されている動画を観た。
特に「阪神大震災全記録」というドキュメンタリーのアーカイブは食い入るようにして観てた。途中に地震のダメージでボロボロになった商店街を犬を散歩させている男の人の映像があって、「幸運にも生き残ったら、こうやって日常が続いて行くんだなぁ」と、とても印象に残ったことを良く覚えている。
先週ぽちっと注文したEee PC901互換バッテリが早速到着して、便利に使っている。フル充電で6時間くらい余裕で稼動するようになった。快適そのもの。
注文したバッテリを送ってくれたロワジャパンからのメールに、「バッテリが届いたらこういうところに注意して使ってね!」ということが幾つか書かれていたので、「ふむふむ、なるほど」と思って読んだ箇所をメモしておく。Eee PC901を購入するまでまともにノートマシンを持ち歩いていなかったので、知らないことが結構あった。
- ×
- バッテリーが届いてから、そのまま放置
- ◎
- バッテリーが到着後、すぐに満充電をし、普通の使用で残量が空になるまで使用、その後、再度満充電。この充放電の繰り返しを3回〜5回する。
- ×
- 旅行や運動会などの使用機会がないので引き出しに長期間保管
- ◎
- 二週間に一度は取り出し、ご使用なさるのがベストです。1ヶ月以上使用しない場合はバッテリーの性能維持の為に、30〜40%程度の充電残量状態で本体から取り外し、冷暗所に保管してください
- ×
- オリジナル(純正品)を使い切ってからロワのバッテリーを予備で使用
- ◎
- オリジナルとロワのバッテリーをお持ちの場合は、交互で使用すること。バッテリーは長期間使用しないと、バッテリー内の化学反応がなくなる可能性があります。
他にも過充電に気を付けましょうとか、色々親切なアドバイスがあった。
長期間使わない場合は少し充電された状態で保管するというのは、意識したことがなかったなぁ。
“鷹群山の笹姫様は…滑って転んで裏庭の、竹の林で右目を突いて、橋のたもとに捨てられた”。不吉な“手毬唄”が残る、奥多摩は織部村。この村で、まるで唄をなぞったような殺人事件が発生。崇は、事件の本質を解き明かすべく、「竹取物語」の真実から「かぐや姫」の正体にまで迫る。まさに「QED」の真骨頂。
奥多摩の山奥に現存する、交通事故多発地点の「魔のカーヴ」の謎と、手毬唄の歌詞に見立てた竹で腹を突き破られた死体の謎を解くことにかこつけて、物語の大半は、主要登場人物がバーで酒を飲みながら「かぐや姫」の誕生した歴史背景や、月に行ったお姫様は誰だったかといった解釈を話していた。
竹やり殺人のWhyは分かったけどHowがいまいち明らかにならずに終わってしまった。
あと奈々ちゃんが可愛い。
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