DVDの郵送レンタルから、映画のストリーミング配信、独自コンテンツ製作へと業態を進化させながら驚異的な成長を続けるNETFLIX。その成功の秘密は、型破りな人事制度に支えられたカルチャーにある。「業界最高水準の給料」「将来の業務にふさわしくない人は解雇」「有給休暇は廃止」等、同社の元最高人事責任者が刺激的な戦略の精髄を示す。「シリコンバレー史上、最も重要な文書」と呼ばれたNETFLIX CULTURE DECKを元に書籍化!
Netflix従業員に求められる行動規範「Netflix Culture Deck」が、どのような試行錯誤を元に生まれたか、同社のChief Talent Officer(最高人事責任者)を14年間に渡って担当したパティ・マッコード氏による振り返り本。
SunやBorlandの人事畑を渡り歩いた華々しいキャリアを持ってる人であるが、Netflixに入って以降は、これまでの大企業における人事戦略へのカウンターのような施策を次々と導入していて、何故そのような施策に行き着いたのかが語られている。また、彼女自身が女性である事から、多様性や女性の雇用についても強めの言及がされている印象を持った。
以下は本に何箇所か入れたマークを読み返しての僕の雑感である。
この本は読んだ人によって響くところは色々違うようですが、僕にとっては、Netflixが社員に裁量と報酬と透明性を与えてるところが印象的でした。
それほどページ量も無いし、翻訳もちゃんと著者が女性であるところを汲み取って日本語表現になっていて、読み易いです。書いてて気付いたけど、訳者の人も女性ですね。
日本でDVD郵送レンタル事業から別事業へピボットした企業、思い付くのはDMMやTSUTAYAのカルチュア・コンビニエンス・クラブだけど、企業イメージとしてはDMMの方がNetflixにより近いかな? 映像事業への投資という意味ではAbemaTVをやってるサイバーエージェントも当てはまるのかも知れない。
マニアックなバンドに声をかけて日本ツアーを企画してくれるプロモーターEvoken de Valhall Productionから突如として発表された「Italian Melodic Fest 2019」、目玉は1990年代に活躍したLabyrinthの2ndアルバム完全再現ということだが、個人的には脇を固めるTrick or TreatとElvenkingの2バンドがどちらも大好きなので、これは行かねばという気持ちになり見に行くことにした。
チケット代は前売り8,500円 + 当日ドリンク代500円。
会場のライブハウスは、名古屋でちょくちょくライブを見に行く人には馴染み深いと思われる、新栄にある雲竜フレックスビルという建物のB1にあった。他にも幾つかハコが入ってるビルなので、過去に来たことがあったか今回が初めて入ったか自信が無いが、比較的新しくて綺麗という印象を持った。フロアが縦長で、ちゃんと詰めれば300-350人くらいは入りそう。ドリンクチケットで交換できるビールも生でオーダーするとハートランドが出て来るのが大変よい。
出演は、イタリアから呼んだ3バンドに加え、それぞれ東名阪の公演でオープニングアクトとしてプロモーターEVP所属の日本バンドが出演する構成。名古屋公演と東京公演ではAllegiance Reignが出演。
客入りはまずまずで、200-250人ほどは入っていたのではなかろうか。
落ち武者コスプレ + Galneryus的なハイトーンで、「何か見たことある人達だな」と思ったら、大阪遠征したPagan Metal Horde vol.3でもオープニングに出演してて僕はその際に見てたようだ。
演奏した曲やMCも、ほぼ同じだったように思われる。まぁ10ヶ月くらいであまりいじらないよな。持ち時間は25分前後で終了。
2度目の来日公演となるTrick or Treatは、最新作がアニメ主題歌をフィーチャーしたアルバム『Re-Animated』であるためか、登場SEもドラゴンボールZが採用され、ボーカリストのアレッサンドロ・コンティもスカウターを装着して出て来るなどノリノリの様子。
しかし『Re-Animated』は、僕も事前予習のために買ったのだが、現地イタリアで放送された際の現地主題歌(日本でアニメ放送された時とは違う曲)になっており、ドラゴンボールやダイターン3の曲を演奏されても観客にはピンと来ないのであった。鋼鉄ジーグだけは曲が同じで歌詞が翻訳されてるようだが…… いや若いオーディエンスは鋼鉄ジーグなんて知らんだろ……(僕もゲームのスパロボで辛うじて知ってる程度)。
やはり彼らオリジナルの曲であるThe Great EscapeやEvil Needs Candy Tooといった、キーパーHelloweenタイプの曲が演奏された時の方が、客席もシンガロングで盛り上がっていた。今回のツアーでは最新作をプロモーションしなければならなかったから仕方ないとはいえ、次の機会があるなら、オリジナル曲を中心にしたセットリストで見たいなぁ。持ち時間は50分くらい。
2016年以来3年ぶり2回目の来日公演となる、フォークメタルバンドElvenkingのステージは、やはりこういうフェス向きというか、ステージ上のメンバーも客席も一体となれるアリーナロック的な音楽のため、良い盛り上がりであった。
バンドメンバーも妙なペイントをしていて、他のバンドに比べるとパフォーマンスも地味めなのだけど、とにかくリードするヴァイオリンのメロディと、コーラスの渾然一体となった盛り上がりが素晴らしい。ヴォーカルの声にクセがあるというか、ヘタウマなタイプなんだけど、彼でなければElvenkingの「味」が出ないというか。他のどのバンドとも似てないところが凄いと思う。
持ち時間も1時間ほどあって、もう少し見たかった感はあるが、大満足。
さて、トリを飾るLabyrinthである。僕は1990年代後半の日本におけるメロスピブーム直撃世代であるものの、Labyrinthはあまり印象に残っていないのだった。あの当時はイタリアと言えばRhapsodyの印象が強過ぎた。
しかしLabyrinthの2ndアルバムは、周りの評判も上々で、この日の完全再現セットリストでも確かに良い曲ばかりだった。思ったよりもプログレッシブな曲展開が多く、それこそ同郷のDGMやSecret Sphereを想起させる感じであった。
ボーカルの血管切れそうなハイトーンも見事なもので、それ以上に変幻自在なフレーズを連発する帽子かぶったベースのおっさんが凄かった。リズム隊が強固だから難解な曲展開でもステージ映えするのかな。正直これは事前予習をしっかりして来るべきだったと反省した。
フェス形式のライブに行くと公演終了時間が読めなくて、トリまで見て行くと日付が変わることもあり、宿を確保しておく事が多い。結論から言うとこの日は22:00頃には終わって宿は不要だった。
ということで泊まる必要は無かったのだけど、何年ぶりかに東横インに宿泊したら随分と良くなっていて驚いたこともあって、感想を書いておきたい。
この日に泊まった名古屋栄だけなのか、全国的に良くなっているのか、どっちなんだろう。
まずベッドが広くてびっくりした。クイーンサイズというやつだろうか。
空調も最初から快適な室温になっていた。
これが1番びっくりした気がする。ビジネスホテルというと、部屋の照明は最低限といったところが多いのだが、今回泊まったシングルルームは部屋照明が4つほどあり、光量の調整すると部屋で読書も十分に可能なほどだった。
ベッド脇の照明は明るくも暗くも自在に調整できて、本当に快適だった。
部屋が随分と良い割に、ドアはカードキーではなく、通常タイプの鍵であった。変なところでちぐはぐだ。
宿泊施設で値段に応じて差がつくのは、部屋の水回りだと思ってて、まぁ何というか普通であった。
シャワーヘッドから出る水も決して豪華ではないが質素でもないし、ビジネスホテルで良く見かけるシャンプーとコンディショナーとボディーソープが一体となったテンプレユニットが装備されている。
トイレは便座が小さい。ウンコしようと腰掛けると、ちんちんがはみ出るんだが。変なところでコストダウンを感じる。
部屋が快適な点とは対照的に、廊下が寒い。とにかく寒い。
コストをどこにかけるか、結構はっきりと区別しているのだろうか。
東横インの朝食というとおにぎりの印象が強い。
しかし泊まった翌朝は、炊き込みご飯とおかず何品か選ぶバイキング方式であった。バカ舌なので普通に美味しく食べた。
とにかく部屋が「これ本当にシングルルーム?」というくらい良くなってて驚いた。東横インは季節要因での価格変動も少ないチェーンと思っていて、都心部にこの内容で泊まれるのは破格であると感じた。
会員カードに入会しておくと、早期チェックインのサービスや宿泊価格の割引、出張費をちょろまかすため(?)の領収書まで発行してくれるようだ。都心部への出張機会が多い人は、テンプレ東横インという選択肢もアリかも知れないぞ。
上記はキャンペーン終了後にでもリンク切れになりそうな気がしているが、とにかく2019年のふるさと納税は、大阪の泉佐野市に寄附するとお得になりそうなので、ほぼ全振りした。
返礼品は全てビールを選択した。材料費厨理論では肉や魚を選ぶべきらしいのだが、僕は基本的に「ビールを貰える」という一点のみで毎年ふるさと納税を選んでいるため、今年もその基準に従った。返礼品と一緒に観光クーポンなどを送ってくれる自治体も多く、過去にも東御市などを訪ねているため、そのうち泉佐野市を観光する機会もあるかも知れない。
泉佐野市は派手にやり過ぎたせいか、2018年に大手サイトふるさとチョイスをBANされてしまい、独自サイトだと会員登録など面倒くさそうだなぁと若干敬遠していたが、やってみたら会員登録も不要でサクッと手続き完了した。
このたびは、大阪府泉佐野市にふるさと納税へのご支持をいただき誠にありがとうございます。
今回頂いた寄附金は泉佐野市の発展のため、皆様の意志に基づき大切に活用させて頂きます。
寄附金の活用状況につきましては、泉佐野市ふるさと納税サイトにて随時公表してまいりますので、ぜひご覧ください。
【今回の寄附額を基に算出したAmazonギフト券予定金額】
Amazonギフト券: 21,000円分
ふるさと納税制度そのものには、どう見ても余計な事務コストがかかってる面も確かにあって全面的な賛意は示しづらいところであるが、少なくともプレミアム商品券みたいなバラマキ事業よりは、自治体間で頭を絞る余地があるし、差別化し易く機能していると評価している。
本気で地方創生を考えるなら、高速道路無料化をやるべきです。これは何年も前から主張してるつもり。
台湾出身のシンフォニックブラックメタルバンドChthoniCの、5年ぶりとなるJAPAN TOUR大阪公演を見てきた。前回のツアーでは名古屋公演もあったのだが、やはり客入りがそれほど良くなかったせいなのか、今回は飛ばされてしまったため、仕事は午後休を取って大阪へ移動した。
チケット代は前売り券で7,500円 + 当日ドリンク代600円。この辺も、5年前の日記では前売り6,000円だった事を考えると、じわじわ上がってるのを実感するなー。会場の梅田CLUB QUATTROは、客入り7割ほどといった印象。フロア後方はちょっと余裕があったかな。
過去に見たChthoniCの公演は、いずれも長くて1時間半前後だった事もあって、今回は日帰り遠征にしたのだけど、チケット発売開始後に大阪公演・東京公演ともに、それぞれ前座がブッキングされていたのね。見逃してたわ…。結果としてChthoniCの演奏途中で新幹線の最終を逃さないために帰る事となってしまった。
前回公演でもツアーに帯同していた日本のメロデスバンドBlood Stain Child、持ち時間としては30分ほど。
ボーカルがSoilworkのビヨーンを彷彿とさせるスキンヘッドのスクリーム系兄ちゃんになっており、近年ではバンドメンバーがちょくちょく入れ替わっているようだ。少しトランスっぽいアレンジと吐き捨てるような声が意外と合っていた。
MCではバンドの活動状況や、台湾バンドとの繋がりを紹介し、ChthoniCのために盛り上げようぜ的な気持ちの良いコメントをしていた。
機材変更の小休止30分ほど挟んで、20:00前後からメインアクトであるChthoniCの演奏が開始された。
出産を経たドリスさんはトレーニングの成果なのかすっかりスリムな体形に戻っていたが、それ以上にギターのジェシーさんが筋肉質になっていて驚いた。以前は演奏中ずっと日本のビール(スーパードライ)を飲んでいたような気がするが、この日は控え目であった。動きもキレがあった(スーパードライだけに)。
リーダーでボーカルのフレディ・リムさんは、台湾独立派の国会議員になった事もあり、パフォーマンスが大人しくなってしまっていたら嫌だな~と考えていたが、心配は杞憂でブラックメタルのメイクをバッチリ決めて髪もぐわんぐわんと振り回していた。オーディエンス(日本のファンなのか台湾から見に来たファンなのかは不明)が台湾独立を願う旗を掲げていた時も、ステージ上から嬉しそうに指さしていた。
セットリストにはアルバム「Takasago Army」からの曲が多くて、もちろんファンの望んでいる内容ではあるのだけど、個人的には最新作「Battlefields of Ashura」も並ぶほどの完成度と評価していて、後者からもあと少し多く演奏して欲しかったかな~というのが素直な感想でした。
MCでは台湾と日本の友情を、ときおり日本語も交えつつ、英語で語っていた。僕としては新幹線の時間を気にしていて後ろ髪を引かれる思いではあったが、このバンドで随一の名曲である「Quell the Souls In Sing Ling Temple」を今回も見ることができて満足もしたため会場を後にした。政治家ともなるとスケジュール調整が大変だろうけど、次回も来てくれる機会があったら、今度はフルセットちゃんと見られるように計画しようと思ったのだった。
本の帯に「中学英語の復習はいらない。本当に必要なのは『5秒でチャットする力!』」とアオリが書かれており、「おっ、5秒で英語クソリプする技術が身に付くのか~」と興味を持って買ってみた。
著者は米マイクロソフトでAI系のシニアプロジェクトマネージャーをしているらしく、いわゆる「現場で使える英語」に絞って書かれた本という印象を持った。
文法的に正しい英文と、チャットらしくカジュアルに省略した英文と並んでいるところが、なかなか楽しく読めた。
内容はかなり割り切った削ぎ落し方がしてあって、200ページちょっとあるのだが、集中して読めば本当に2-3時間程度で読めてしまうと思われる。
ジャーマンメタルバンドRageの1990年代メンバーによる同窓会バンドRefugeの来日ツアー名古屋公演を見てきた。
同窓会バンドの筈なのにRefuge名義で2018年に新作アルバムを出してしまい、かなり混乱を招いている気がする。知名度の点でも本家Rageと比べてあまり知られていないため、集客に関して非常に心配だったが、やはり寂しい客入りであった……。そもそも2019年2月はHR/HMシーンは来日ラッシュで他に埋もれがちなんだよなぁ。
会場は前回2016年と同じく、名古屋・今池の老舗クラブハウスであるボトムライン。チケット代は前売り8,500円と強気な価格で、チケット購入が出遅れたにも関わらず整理番号が異常に若かったため嫌な予感を抱きつつ入ってみたら、70-80人ほどしかフロアには入っていないのだった。
もっと狭いライブハウスにしておけば、こんなスカスカ感は出なかったと思うのだが、やはりキャリアの長いベテランであるが故に、それなりの格を持った会場にしないといけなかったのかな。正直これはプロモーターの失敗だと思うわ。
今回のツアーに前座として帯同したのは、本家Rageでドラムを叩いているラッキーがボーカリストを務めるTri State Cornerというバンド。ギリシャの民族楽器ブズーキを大々的にフィーチャーしたハードロックをやっている。
一応CDを予習に2枚買ってから今回のライブに臨んでいるものの、登場したメンバーは思ったよりもキャリアが長そうな風貌であった。ギターもブズーキもステージ上を動き回って、かなりライブにも慣れている印象を持った。
ドラムは後続して登場するRefugeと同様にクリスが叩いていて、これはクリスがラッキーのドラムの先生だからなんだそうだ。ラッキーは本職がドラムという事もあって、ボーカルパートが無い間はクリスに近付いてエアドラムするシーンが何度もあった。
持ち時間も45分ほどあって、フロアがスカスカでもメンバー皆ニコニコしていて、とても好感の持てる演奏だった。
セット・チェンジに15分ほどと非常に短い時間でRefugeが登場。やはり3ピースバンドだとサウンドチェックも早いのだろうか。
ピーヴィ + マンニ + クリスの黄金期メンバーの呼吸はピッタリ、と言いたいところだが、曲の終わりで演奏を止めるパートは、クリスとピーヴィが目線で何度も合図していて、普段それほど顔を合わせる機会も無いからなのかなと微笑ましい光景であった。
新作アルバムを作っていた事もあってセットリストがどうなるか心配だったものの、新作からは4~5曲、他は90年代Rageを代表するアルバム「Trapped!」「The Missing Link」からの曲を中心に据えた強力な布陣だった。マンニ時代の曲は単音リフに細かくチョーキング入れてて、本当に独特で変な曲が多く中毒性がある。
アンコールでは、バンド名にもなった名曲「Refuge」で〆て、大満足のセットリストであった。しかし興行としては大失敗だったので、もう次の来日ツアーは実現できんかも知れんなぁ。なんか大阪公演の梅田クラブクアトロもスカスカだったと聞いているぞ。
オーストラリアのエクストリーム/プログレッシヴなブラックメタルバンドNe Obliviscarisの来日ツアー名古屋公演を見てきた。このバンドの事はかなり好きで、以前2013年の初来日ツアーも行ったものの、メインアクトまでに出てくるバンドが多過ぎて最悪な気持ちで帰ることになっていた。今回はプロモーターも違うし、他の出演バンドも豪華なので、行ってみようという気持ちになりチケット確保した。
チケットは前売り6,000円 + 当日ドリンク代600円。会場はこの手のデス/ブラック系バンドのツアーでよく使われる今池のCLUB3STARである。会場がよく分からない雑居ビルの一角でないだけでも今回は信用できる。
1組目はアメリカのDeath Rattleというバンド。僕は正直このバンドの事は知らなかったし、物販コーナーではCDを無料配布していた。
演奏された曲はオールドスクールなグルーヴ重視のデスメタルといった感じであった。持ち時間は30分ほどで終了。
2組目に登場したのはフィンランドのメロデスバンドWolfheart、このバンドはCDも何枚か持っていて、今回一緒に見られるのは嬉しい。
元Before the Dawnの人が結成したメロデスバンドということで、やっている音楽もBefore the DawnやInsomniumといった同郷のバンドに近しい、泣きメロの入ったメロデスであった。時々ヴァイキングメタルのようなフレーズも混じるところが良い。
持ち時間も思ったよりあって、45分ほど演奏して出番終了となった。
念願叶って、ようやく生演奏を見る事ができたNe Obliviscarisは、非常に圧巻のステージであった。最初は80人前後だった客入りも、メインアクトであるNe Obliviscarisの出番になると、仕事終わりの人達も続々と流入し、120人ほどで心地よい埋まり具合になっていた。
このバンドは長尺の曲が多く、Voもグロウルとクリーンの2人体制という点も特徴的なのだけど、そのどちらもビックリするほど巧い! グロウルはAlcestのネージュを彷彿とさせる地獄の底から湧いてくるような迫力があるし、それ以上にクリーン声とヴァイオリンを担当していたティムがステージ上で目立っていた。歌も凄まじい巧さな上に、ヴァイオリンもMCもこなして、本当にマルチな才能を感じさせる人物であった。
ベースやドラムといったリズム隊もタイトかつウネウネとしていて、よくこんな長い曲を演奏できるなぁと感心してしまった。フロアからはドラムセットが奥まっていて、他のメンバーが前をウロウロするため鬼のような叩きっぷりが余り見えなかった点だけ残念だった。
いやぁ、しかし凄いバンドですね。前回のトラウマがあって見に行こうか少し迷ったのだけど、行って大正解でした。
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