ariyasacca

2020年の夏休みと呼べるまとまった休暇はとくに存在せず、カレンダーどおりで過ごしている。
リモートワークが定着した結果、あまりにも社員が有給休暇を取得しなくなってしまい、偉い人から取得を奨励されたこともあって、今日は久しぶりに休んだ。通勤時間が無いと、わざわざ休みを取らなくても、意外と用事を済ませられてしまうんだよな。
僕の勤め先はとうとう働き方をフルリモートに振って行く決断がされ、通勤定期券の購入代は支給せず、出社した日数分だけ実費支給すると明言された。今後は全国にあるオフィスも何拠点か閉鎖されるようだ。
かれこれ丸5ヶ月ほど電車に乗っていなくて、高校入学して以来、当たり前のように利用していた鉄道をこれほど使わないのは人生で初めての経験だと気付いた。3ヶ月間のサバティカル休暇でさえ、時々は電車で名古屋へ行っていたからなぁ。
そもそもの話として、無能首長（河村たかし氏）によって愛知県内における感染症の一大エピセンター（流行中心地）と化している名古屋市に行きたくないというのがあって、二十歳の頃から半年に1回受けている名古屋市にある眼科での定期検診もキャンセルして、使い捨てコンタクトレンズだけ通販対応してもらった。
もしかすると2020年はこのままずっと名古屋にあるオフィスへ出社せず年を越すかも知れない。それには条件として、あの面倒な年末調整がペーパーレス化されるか郵送でやり取りできる必要があるけど。
同じ会社に勤める20代の若者を見ていると、早々に23区内の賃貸部屋を引き払って郊外（この文脈では千葉や埼玉）へ引っ越したり、住宅ローンが低いうちにリモートワークに適している部屋数が多い分譲マンションを買ったり注文住宅を建てたりと、行動力がすごい。自分にはとてもできない決断だわ。
まぁでもこんなに働き方が劇的に変化するとは正直言って想像できていなかった。フルリモートなんて、個人事業主として独立した人が選べる特別な働き方なんだと、どこかで線を引いて考えていたなぁ。
今年2020年の夏は長めの梅雨が明けてからの暑さが尋常ではない。どこにも出掛ける気が起きないし、ただ引きこもって過ごしたいだけでも「外出自粛しています」と言い訳が成立するのはなかなかいい時代である。
美容院でも「最近どこか行かれましたか～？」という定番の質問に対して「外出しないようにしています（キリッ」と返せるのは心強いのだが、入店時の検温（37.5度以上だと予約を別の日にするよう言われるっぽい）や、施術中もマスク着用が強制されるようになって、ピリピリしているのを感じた。
こんな外の気温が40度に迫る日々でマスクするなんて正気を保てそうにないため、基本的には週末で外出する時くらいしか着用していない。平日はとにかく家で過ごすよう心掛けている。早く涼しくなってくれ。セミ居なくなってくれ。
家で仕事していると日中とにかくセミがうるせぇ、当たり前だがこの働き方になって初めて気付かされる事もあるなと感じる。オフィスビルではそもそも周りにセミがとまる木も無いし、鳴き声も分厚いガラス窓を貫通してこないからな～。