マイルールとしてTOPIXが2,800ポイントを回復するまではポートフォリオに入っている銘柄の値動きを一切追いかけないようにしていて、実際全く見ていないのだが、長らく現物で株主をしているサムティHD(187A)が無配になるといった不穏な情報が流れてきて、その理由はどうやらTOB(公開買い付け)されるためらしいと知った。
この日記にもシノケングループの事例などを記録している通り、保有銘柄でMBOやTOBによる上場廃止が見込まれる時は、証券会社に応募せずさっさと市場売却で現金化し、他の投資に充てる方針にしている。が、さすがに10年以上前から優待目当てで株主をやっていたサムティの上場廃止ニュースについては少し動揺していると言わざるを得ない。
10年前のサムティから初めて届いた優待日記の時点でネットストーカーに監視されている事実には恐怖しかないが、それは本筋でないので置いておくにしても、大阪・東京のホテル無料宿泊から始まり、業績と共に徐々に利用できるエリアが拡大してきたサムティの優待は非常に使い勝手がよく、東名阪エリアの企業に勤めるサラリーマンにとっては大変便利なものであった。僕もコロナ禍の期間を除いて、ほぼ毎年何かしらの機会で使ってきたから個人的に思い入れが強い。
TOB価格3,300円というのも「いくら何でも安すぎる !」水準でないかと思われて、セブン&アイHDへの買収提案のように、提示額が上がる展開もあるんではないかと考え、しばらくホールドしていようか迷っている。とか言って気絶ライン回復後にさっさと売却している可能性も無くはないのだけど。
いやー、大阪や東京に出張する度に宿の確保でありがたく使っていた優待であっただけに、割とショックだなぁ。配当金も手厚い会社だったので、もし現金化したら代替となる銘柄を探さないといけない。1489 ETFでいい説もあるけど。時代は優待投資よりもインデックス投資なのか~?
Apple Account( 以前の Apple ID)を眺めていたら、チャージ済みクレジット残高が1,000円くらいあることに気付いた。遥か昔にApp Storeで想定科学ADV『STEINS;GATE』がセールになっていて、当時の僕はiPadで遊ぼうと考えるもクレジットカードを登録して買うのが嫌で、近くのコンビニでiTunesカードを買ってきてチャージしたのだろう。その後も有料販売されるアプリ(Tweetbotとか)を買うのに何度か使ったものの、Tweetbotもサービス終了してしまい全く使い道が無いままずっと残っていたようだ。
このクレジット残高の仕組みは、調べてみたらAmazonギフトカードと同様らしく、
という順で処理されるらしい。
App Storeで欲しい有料アプリや買い切りゲームタイトルも特に無いし、この残高を忘れないうちに使い切るために、人生で1回くらいソーシャルゲーム(ソシャゲ)で課金してみるかとやることにした。もうソシャゲって呼び方も廃れているのかも知れないが疎すぎてわからない。スマートフォンゲーとかポチポチゲーのことです。
スマートフォンのゲームで遊んでいるのは今も昔も『ポケモンGO』と『ファイアーエムブレムヒーローズ』の2タイトルだけで、ずっと無課金で遊んでいる。冷静に考えると任天堂かぶ主なんだから無料でアイテムくれるくらいの優待特典があってもいいように思う。
一般的に『ファイアーエムブレムヒーローズ』(以降FEH表記)は一定確率で新しいキャラクターを引ける「ガチャ」の「課金圧」が低いゲームシステムとされているようで、このリリース7周年を迎えたタイトルを僕も今まで全く課金せず遊んできた。が、さすがに次々と実装される最新キャラのパワーインフレに付いて行けなくなっている。
FEHには「偶像の魂」という、お助けキャラみたいなやつを1回貰えるアイテムがあり、これとガチャを回す玉(オーブ)がセットになったパックを買った。偶像の魂も、別に課金しなくても入手可能なアイテムではあるのだが、やはり希少性が高くユーザーの課金欲を刺激する設計になっているのである。
課金をやってみて感じたのは、あまりに手軽すぎて恐ろしいということだ(小並感)。購入後に念のためApple Accountのチャージ済み残高が0になり、クレジットカードのアプリにも「APPLE COM BILL」からの請求が載っていることを確認した。たった数タップで消費行動が起きてしまうとは……。小中学生には禁止した方がいいよこれ。
しかしゲーム会社も難しい時代だなとも感じる。買い切りタイトルを完成させるまでに投入されるリソース(開発期間や人員)を考えると、ソシャゲで新キャラを実装するのは余りにお手軽だ。もちろんFEHだって絵師に発注したり戦闘バランスを設計するためのリソースは掛かっているだろうが、買い切りタイトル1本作るのに比べたら段違いに少ないのではないか。『パズドラ』『モスント』のようなお化けタイトル一発当てただけで会社が何年間も持つほど稼げるのだから、多くのゲーム会社が二匹目のどじょうを狙っては散って行ったのも仕方なしではある。
僕も親指を立てながら課金沼に沈んで行かないよう、今後も節度ある付き合いを心掛けようと思う。
小選挙区の「10増10減」となった僕の住んでいる愛知8区では、
それぞれに所属する候補3名が立候補していた。これまでも自民・立民(旧民主党)の候補が小選挙区で当選し、落選した側の候補も比例代表で復活当選して議席を1つずつ確保する結果となるのがお決まりのパターンで、今回も立民候補である伴野豊氏が小選挙区で当選し、自民候補の伊藤忠彦氏が比例復活当選となった。共産党は新人候補を立てたが遠く及ばない得票数となった。
衆院選全体の結果に目を向けると、国民民主党の躍進が目立つ。比例代表で自由民主党の減らした得票数をほぼ国民民主党が丸ごと奪った状況のようだ。僕は以前は比例では共産党に1票を投じていたが、玉木雄一郎が語る、自民党が受け継がなかった「大平正芳の精神」の正体といった記事を読んで以来、玉木雄一郎氏の政策立案の方が、共産党よりも労働者に寄り添っていると考えるようになり、比例で国民民主党に入れるように投票行動を変えている。野党の中で最もまともな経済政策を掲げていると思う。
もともと愛知県は労組の影響が強く「民主王国」などと呼ばれ、2024年現在も旧民主党系の流れを汲む候補が議席を取ることが多い。立憲民主党と議席を分け合う現状を崩すのは重い決断になるが、いずれは愛知の小選挙区にも国民民主党から広く候補が出るといいなぁと思っている。立民・共産・維新(論外)・社民(論外)などは党代表が変わってからの組織ガバナンスが上手く機能しておらず、このところよくない印象を受ける。
有権者の多くが「自民にお灸を据える」で思いっ切り振り切れてしまい政権交代まで行った衆院選の時よりは、それなりにバランスと緊張感のある結果になったのではないか。
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