ariyasacca

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2016-04-03 (日) [長年日記]

[雑記]『モダンC言語プログラミング』

KADOKAWA/アスキー・メディアワークスのKindle本セールがあった際に購入。

自分がきちんと調べずに表紙買いしたせいなのだが、実は対象読者が組み込み向けのCを書く技術者なのだった。よって本書の内容は「スクリプト言語などの開発プラクティスを組み込み向けCでの開発にも輸入する」といった点にフォーカスしていると言って良い。もちろんC99などへの言及はしばしばあるのだけど、あくまで注釈としての扱いが多い。

  • IDEとしてのEclipse紹介
    • 実行環境にXubuntuを使っている(なかなかマニアックな…)
  • Cで構造体とthisポインタを使ったオブジェクト指向プログラミングとデザインパターンの適用
    • 流し読みだが、関数テーブルを使ってメモリ節約するテクニックなど、普段なかなか目にすることの無い組み込み分野ならではの話が面白い
    • #ifndef __cplusplusを見てextern "C" {}で囲っておく泥臭い努力を見る度に「業務でC書きたくねぇ……」という気持ちが強まって行く
  • TDDとリファクタリング
    • まずEclipseでレッドになるテストコードを書いてから、1つずつエラー・警告をつぶして行く教科書的な内容
    • モック/スタブについては、これといったフレームワークが存在しないという話で、いわゆるマニュアルモッキングをしていた
    • 割と名著『レガシーコード改善ガイド』をC向けに振った内容と言えるかも知れない
  • CIサーバとしてJenkinsの導入
    • このトピックではSConsValgrindといった便利ツールが登場、前者はベターMakefile、後者はメモリリークの検出フレームワークらしい
    • SConsのタスク定義はそのままPythonスクリプトなのだけど、その中でシリアルポート接続のスモークテストを一緒に書いていて、「へぇPythonって標準モジュールだけでこんな事もできるんだ」と感心
    • GitやJenkinsの入門的なところも書かれていたけど、さすがに知ってる内容ばかりだったのでスキップ

総評として、自分はどうも対象読者層ではなかったのだけど、それを置いてみると結構モダンな開発スタイル導入として良くまとまっている本のように感じる。

本当はちゃんとコード写経して理解した方が良いと分かっているものの、先に書いた通り僕はどう考えても対象読者層でかったことに加えて、普段Eclipseでコードを書く習慣もほぼ無いので、どうにも気乗りがしないのだった。

モダンC言語プログラミング 統合開発環境、デザインパターン、エクストリーム・プログラミング、テスト駆動開発、リファクタリング、継続的インテグレーションの活用 (アスキー書籍)(花井 志生)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

天さん [建設的なことをしようとしてるのは良いんだけど、外からやってきた「Cできます。今日からよろしくお願いします」って人に何..]

雷悶 [「Cできます」の指してるCが人によって違ったりするのでしゃーないですね。]


2016-04-24 (日) [長年日記]

[雑記]『絵で見てわかるクラウドインフラとAPIの仕組み』

IaaS領域にフォーカスして、AWSやOpenStackといったクラウドインフラがどういった視点でWeb API(仮想マシンインスタンス作成やオブジェクトストレージアクセス)を設計・提供しているかを名前の通り図表多めで解説した本。

最大手のクラウドサービスであるAWSとプライベートクラウド用のオープンソース実装であるOpenStackとの違いや、OpenStackの内部実装における処理の流れを易しめに追っている点が特徴。「ここで仮想マシン作成のリクエストを受け付けるとレスポンスを返してジョブキューに突っ込まれるから云々」って解説されると、クラウドコントロール画面を思い浮かべて「ああ~」って腹落ちしながら読み進められる。

しかしOpenStackって内部的に使っていた用語が、後から登場した技術に次々と取って変わられて、ことごとく運が無いなって不憫になってしまった。例えばSwift(S3相当のオブジェクトストレージ)とかコンテナ(S3バケット相当の単位)とかさ……。

後半は難解な内容になって来て、流して読んでしまったのだけども、4章『ITインフラの進化とAPIの考え方』辺りまでは凄く俯瞰的かつ易しめにまとまっていて、IT企業の教育資料にも良さそうという印象を持った。

絵で見てわかるクラウドインフラとAPIの仕組み(平山毅)

[雑記]リーダーズカードを予定通り解約してスギグループカードも解約しようか迷っている

年初から計画していた通り、メインで使っていたリーダーズカードに付帯しているとAmazon限定デポジットを全て使い切り、かつ2ヶ月間ずっと利用額ゼロで移行を忘れた引き落とし設定も無しと判断できたので、ジャックスのカスタマーセンターに電話して解約した。

2016年4月現在のカード構成はこんな感じになった。

  • Amazon MasterCardゴールドカード
    • 2015年からメインで使い始めた。
    • ETCカードも以前はジャックスから発行していたが、現在はこちらに切り替え済み。
    • 悪意あるローソン店員によって券面が早くも傷だらけになっている。悲しい。
  • スギグループカード
    • スギホールディングスの株主優待5%カードも廃止される予定だし、だんだんスギ薬局へ帰依する気持ちが薄まってきた。解約しようかな。
    • 元々の作った動機としては、よく利用するスギ薬局で使えるクレジットカードが自社カードだけだった事が理由で、今では他社カードも使えるようになっているため持ち歩く必要性は減っている。
    • どうせ1回でも買い物したら年会費無料だから、持ち続けても良いのだが。ううむ迷うぜ。
  • JR東海エクスプレス・カード
    • 毎年グリーンポイントがグリーン席アップグレードできるまで貯まる前に消滅している事に定評のあるカード。
    • 東名阪の間で出張が発生するサラリーマン身分である間は持っておこうと思う。サラリーマン辞めたらさすがに要らないよね。

最近のツッコミ

  1. 雷悶 (2023-06-24(土)22:25)「新大阪駅で降りると必ず視界に入るサムティ行くしかないのか~?」
  2. ブリネル (2023-06-24(土)20:58)「次はサムティアンド箕面ビールツアーしかないっしょ〜 DIE WITH ZERO〜」
  3. 雷悶 (2023-03-08(水)19:02)「10年後にはリゾマンを購入している筈っしょ~(言うだけ)」

参号館  の中の  日記(ariyasacca)

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