新年、明けましておめでとうございます!
山陰や北陸の方は大雪でとんでもないことになっていたようですが、私の住む知多半島は晴天に恵まれました。風は強くて寒かったけど、車の運転に支障は無かったので、親戚の家を回ったり、半田市の懸社や地元の野間大坊にお参りに行って来ました。
メガネもう一つくらい作りたいよね。言ってるだけで、きっと作らないんだけど。
そろそろサイトのデザインを変えたいよねとか、年齢的に節目の年だから何か大きい動きがあっても良いよねとか、色々と思うところはありますが、大っぴらに宣言してしまうと何もしなかった時にみっともないのでやめておきます。
文明開化の音がする明治十年。一等巡査の矢作剣之進らは、ある島の珍奇な伝説の真偽を確かめるべく、東京のはずれに庵を結ぶ隠居老人を訪ねることにした。一白翁と名のるこの老人、若い頃怪異譚を求めて諸国を巡ったほどの不思議話好き。奇妙な体験談を随分と沢山持っていた。翁は静かに、そしてゆっくりと、今は亡き者どもの話を語り始める。第130回直木賞受賞の妖怪時代小説の金字塔。
怪異を仕掛けて人助けを行う一味の物語、巷説百物語シリーズの一冊。江戸時代を舞台に描かれていた前作『続巷説百物語』から一気に40年近く経過し、明治維新以後まで時代が飛んでいる。戯作者を隠居して旅へも行かなくなり、すっかり好々爺となった山岡百介が、かつて一緒に旅をした小股潜りの又市らの活躍を回顧する形式となっている。
収録された短編の大半が
といった流れで進んで行き、ある意味では安楽椅子探偵ものっぽくもある。それぞれの話も長過ぎず短過ぎず、とてもテンポ良く読めた。過去のシリーズを読んでいなくても楽しめるよう配慮もされている。
隔離された集団の特異さをホラーのように壮絶な描写で描く『赤えいの魚』から始まり、後半の『山男』『五位の光』『風の神』では、百介と別れた又市たちのその後が少しずつ詳らかにされて行く。
とても面白かったので夢中になって読んだのだけど、山岡百介という1人の人間の旅の終わりを見たような、哀しいような嬉しいような、何とも云えぬ読後感を残す物語で、『巷説百物語』『続巷説百物語』を再読したくなった。
京極夏彦の作品は、京極堂たちが登場する百鬼夜行シリーズ*1は、キャラクターが多くなり過ぎて話も冗長に感じれられることが多くなってきたのだけど、巷説百物語シリーズの方が無駄がなく削ぎ落とされていて読む方も負担なく楽しめるなぁと思った。
*1 これ妖怪シリーズじゃなかったんだとウィキペディア先生に教えてもらって初めて知りました。
これまでiPod nanoやiPod touchの充電には、製品に付属してくるUSB接続のDockコネクタケーブルや、iPadに付属してきたAC電源アダプタを利用して、主に自宅でのみ行っていた。
のだけど、先日、初めてiPod touchのバッテリ残容量が少な過ぎて同期すらできない現象に遭遇して困ってしまったので、バッテリが空になりそうだったら会社などで充電出来るように、持ち歩けるサイズのAC充電器を買うことにした。
最初はeneloopのモバイルブースターみたいな、各種ケーブルを接続して好きな端末に充電出来る汎用タイプの製品を検討していたのだけど、自分の性格からして、汎用性があり過ぎると結局面倒になって持ち歩かなくなってしまうだろうと考え、今回はDockケーブル一体型の、iPod/iPhoneファミリー専用タイプの製品に決めた。
アップル純正を買い足しても良いのだけど、お値段がブランド分だけ上乗せされている感じでお高いと判断し、エレコム製の1,000円で販売されていたやつをポチッと購入した。これが新年初ポチである。
今日アマゾンから届いて早速使ってみたのだけど、同種の製品でよく聞く「充電中にやたらと熱くなる」といった症状も無く、サイズもコンパクトでなかなか良い感じだ。これなら旅行先でちょっと充電したい時や、N700で移動する際なんかもチマチマと充電出来そう。
理由あって上方から江戸へ流れてきた双六売りの又市は、根岸の損料屋「ゑんま屋」の手伝いをすることに。この店はれっきとした貸物業、しかし裏では、決して埋まらぬ大損を大金と引き替えに仕掛けであがなう…という稼業を営んでいた。渡世仲間らと共に、若き又市が江戸に仕掛ける妖怪からくりの数々。だがついに、とてつもない強敵が又市らの前に立ちふさがる。やるせなさが胸を打つシリーズ第4弾、百物語はじまりの物語。
怪異を仕掛けて人助けを行う一味の物語、巷説百物語シリーズの4作目。
とは云え、時系列では最も古く、後のシリーズでは大仕掛けを連発する又市の、駆け出し時代の青臭い成長期を描いており、出版社の紹介文にもある通り、シリーズはじまりの物語となっている。
悪人を罠に嵌める仕掛けはシンプルで、仕掛けた本人も後々になって後悔するような詰めの甘さを見せるものの、激情的で熱い、若い頃の又市の性格や、彼が徐々に妖怪の知識を得て仕掛けの図面に利用して行く様や、シリーズ本編の仲間たちに負けず劣らず魅力的なゑんま屋の面々など、読みどころは多い。
いつも賢明で気丈なゑんま屋の女主人お甲さんに、柔和で武器を持たぬが凄腕で相手を仕留める仇討ち屋の山崎寅之助さんと、魅力的な人物については、幾らでも挙げられそうなほど。収録されたエピソードの中では、又市が覚悟を決めて啖呵を切って仲間を助け出し、それでも己の力の無さを悔いる『かみなり』が一番好きだ。
『巷説百物語』『続巷説百物語』を読まずに、まず本書から読んでも読者が置いてけぼりにならないように、かなり細かく配慮されている。もちろん、先の2冊を既読の人が読めば、又市がどのようにして御行の二つ名で呼ばれるようになり、様々な人物と因縁を持つようになったのかが次々と判り、カタルシスが得られるような仕掛けとなっている。
すごく面白かったので一気に読んでしまった。と同時に、『巷説百物語』『続巷説百物語』を再読したくなってしまった。
ちなみに文庫版あとがきは、結構ひどい具合でネタバレのオンパレードなので、絶対に最初に読んではいけない。
暖かくて着心地も良く、気に入っているユニクロのヒートテックVネックTを、もう2着ほど買いたいなぁと思っていて、正月休みの間に数軒回ってみたのだけど、どこも売り切れてしまっていて買えない。
別に今すぐ欲しいという訳でもないんだけど、
といった、他のヒートテック製品は山ほど店頭在庫が積まれているのに、自分の欲しいタイプだけ品切れというのが気に食わない。
この傾向は愛知だけなのだろうか。ううむ。
そういえば、scrobbleした累計だと、おおよそどんな感じなんだろう? と思って、2011-01-01は過ぎてしまったけど、本日時点で、過去12ヶ月のアーティスト別再生数を確認してみた。
まるで成長していない・・・・・・(C)安西先生*1
Sentencedとか、もう何年も前に解散していて、メンバーに不幸があったからほぼ復活する可能性も無いのだけど、やはり冬になるとアルバムThe Cold White Lightを聴かずには居られないのですよ。「北欧」と聞いて思い浮かぶイメージの全てが音で表現されてるんだよね。
*1 いつも聴いてるのと同じという意味で
書籍『エキスパートPythonプログラミング』の「2.3.4 プロキシ」でサンプルコードとして掲載されている、プロキシデコレータの実装例に登場するif文の条件式が、とても綺麗で「おーっ」と思った。
class User(object): def __init__(self, roles): self.roles = roles class Unauthorized(Exception): pass def protect(role): def _protect(function): def __protect(*args, **kw): user = globals().get('user') if user is None or role not in user.roles: raise Unauthorized("I won't tell you") return function(*args, **kw) return __protect return _protect
「もしユーザが何でもない、または、渡された役割がユーザの持つ役割に含まれていなければ」と云う感じだろうか。
高階関数でネストして関数オブジェクトを作って返している部分は置いといて、if文はPythonを知らない人にも意図が伝わるように出来ている。こういうコメント要らずな変数の名前を付けられるようにしたい。
ちなみにデコレータとは、Javaでいうアノテーションの概念を、より簡易に関数指向で定義出来るようにしたものみたい。
構文としては、関数定義のdefの上に@protect('admin')のように重ねてデコレートするだけのシンプルなものなんだけど、色んなパターンの使い道が紹介されていて面白い。
僕は昔から携帯電話は小さくなきゃダメ! と主張していて、スマートフォンもREGZAブランドが冠されたやつのようなゴテゴテとでっかいサイズは嫌なのです。
で、auのISシリーズラインナップの中では、コンパクトなIS05かIS06が良いなーと思ってた。
ただIS06は、とても残念なことにおサイフケータイ未搭載なので自分としてはパス。
で、最近になって、春モデルに位置づけられていたIS05の情報も小出しされてきた。
CPUやバッテリのスペックアップが発表されたり、動画見てもぬるぬる動いてるし、なかなか良さそうじゃないでしょうか?
IS05は一見するとIS03の廉価版に見えるが、Android 2.2や新しいCPUを採用するほか、UIにも磨きがかけられており、IS03から着実に進化していると感じた。ディスプレイやカメラはIS03からスペックダウンしているものの、「幅55ミリ」のコンパクトボディは大きな魅力。機能とサイズのバランスがうまく取れたモデルといえる。
音楽プレーヤ兼ツイッタークライアントとして使ってるiPod touch 4Gも、薄さは文句無いんだけど、60ミリ近くある横幅が「やっぱり片手持ちで操作するには、でかいなー」と感じてしまうので、スリムなIS05にはとても期待しておるのです。2年前にバッテリ交換したW51Sが、充電してもすぐ減って来て困ってるよ!
モバイルSuicaやQUICPayが対応した頃にIS05が投げ売りされてないかなー。
FirefoxアドオンのGreasemonkeyにアップデート通知が来ていたので早速適用してみたところ、livedoor Readerの動きがおかしくなってしまった。
具体的には、sキーで次のフィードへ移動した時に
といった感じ。
環境は、
個別にGreasemonkeyスクリプトのOn/Offを試したりもしたのだけど、思ったとおりの動きにはならなかったのでGreasemonkey のバージョン履歴から、1つ前のバージョン(0.8.20100408.6)をインストールした。これでlivedoor Readerは期待通りの動きをするようになった。
今回のアップデートはFirefox 4対応が主のようなので、Firefox 4がリリースされるまで様子を見ようかな。
新しくリリースされたGreasemonkeyのバージョン0.9.1を入れるとlivedoor Readerの動きは問題無くなるようです。
が、今度はGreasemonkeyスクリプトのLDRizeが動かなくなってしまった・・・ので、自分はしばらく0.8系を使うことにします。
2011-01中頃から、またauのケータイメールアドレス(@ezweb.ne.jp)宛てに、とてつもない量の迷惑メールが飛んで来るようになってしまった。1日30件くらい。会社には1日50件飛んで来るという人も居た。
auからのオススメ設定とやらを適用していても、さっぱり効果が無いので困ったものである。
正規表現パターンで表すと、
の中からランダムで「mail-14@dslkgjl.dkgjal.me」のようなアドレスを送信元として、ひたすら送り付けてくるので大変うざったいし、来たアドレスを個別にいちいち拒否アドレスに指定しても、別のドメインに変わって次から次へやって来るため、切りが無い。
auの拒否リストは正規表現なんてリッチな指定はできないし、しょうがないので指定拒否リスト設定に、
と追加して、静かにさせることにした。これでピタリと止んだ。*1
ケータイキャリアのアドレスを早々に諦めて、Gmailへ移行してしまった人が勝ち組に思えて来た。
*1 知人友人に、このパターンに該当するアドレスの人が登録されていると連絡が取れなくなってしまうので、自己責任でやりましょう。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)
▼ 地獄のユーキさん [社外品のAC充電器? ああ、それ4日前に買ったわ~。うん、4日前にね、そうそう。]
▼ 雷悶 [カチャカチャカチャ・・・ ッターン!(アマゾン決済音)]