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2019-12-20 (金) [長年日記]

[投資] 浜松ホトニクス株式会社の第72回定時株主総会へ行ってきた

最近になってNISA口座で株式を現物保有し始めた、浜松ホトニクス株式会社の第72回定時株主総会へ行ってきた。

会場はアクトシティ浜松の中ホール

なんといっても、この会社の株主総会が行われるのは、アクトシティ浜松なのである。ぷらっとこだまで交通費をケチって移動する時、浜松駅停車中に圧倒的な迫力で目に飛び込んで来て気になってしまう「浜松アクトタワー」擁する巨大複合施設なのだ。巨大建造物マニア歓喜。

まぁ中ホールは半地下のような場所にあるから、別にアクトタワー内部を探検できた訳ではないのだが。

コンサートホールとしてヤマハの手によってガチで音響設計された場所だけあって、天井の高さといい荘厳さといい、半端でない印象を受けた。

あと総会出席の手土産として、子会社「株式会社浜松ホトアグリ」のフィナンシェ詰め合わせセットが貰えた。会場も手土産も豪華だな……。

【写真】アクトシティ浜松の中枢たるアクトタワー

ホトニクスはPhotonics

入場すると会場前方のスクリーンで、よくある企業活動紹介の映像が流れていた。

「ホトニクス」ってカナ表記だとちょっと間の抜けた響きになっているのだけど、要はPhoton(フォトン) = 光を研究開発して製品化させて産業用に売り込むという会社なんだね。

超絶キャッシュリッチ企業なためか、質疑応答パートでは、内部留保を貯め込む理由についての質問が結構あったかな(そりゃ研究開発のためとしか答えないだろうが)。

あと、「浜松ホトニクスが何で磐田グランドホテルを子会社として持っているんだ」とか「浜松ホトニクス高専を設立して将来の幹部候補を育成せよ」とか、斜め上の質問や提案が出てきてやり取りが長かった。

ただ、総じて見て、それほど荒れない株主総会だなぁという印象を持った。やっぱりヤマハやスズキと同様に、地元の浜松で尊敬を集める企業なんだろうな。平均年収が700万円で、研究開発職なら当然もっと手厚いだろうし、静岡で生まれて静岡で進学してエリートコースとしてゆりかごから墓場まで幸せに暮らせるんだろうなと思ってしまった。浜松にはガノタトークできるビアパブまであるし、ガンプラもあるし、もう最高じゃん。そりゃ高専を設立しろと言い始める地元民も出てくる。

【写真】浜松ホトニクスの総会会場

社員との交流もある

株主総会終了後は、浜松ホトニクスの製品展示が見学できて、エンジニアと思しき若手社員に直接訊いたりできるコーナーがあった。

やはり製造業はモノとしてのハードウェアが展示できるから、見応えがあるよねぇ。IT業界の展示と言えば、ソフトウェア製品の画面をひたすら流し続けるか、せいぜいVRゴーグルを置いとく程度だものな。

画像の説明

[雑記]静岡西部旅行記(1/2)

行きたかった会場での株主総会も無事終わり、ここからは静岡西部をぶらぶら周遊する旅である。

ドイツレストランのマイン・シュロス

ちょうど昼前後に前述の株主総会が終わったこともあり、アクトシティ浜松近くにあるドイツレストランのマイン・シュロスでランチをすることにした。

外観はドイツ古城っぽく、店員さんの制服もドイツ民族衣装風で、割と本格的だった。

日替わりランチはチキンカレーで、一緒にヴァイツェンも注文した。関西で言うところの、港神戸ヴァイツェンの飲めるニューミュンヘンみたいな店だな。

【写真】マイン・シュロスのランチ

浜松城

マイン・シュロスから歩いて行けそうな距離だったので、浜松城を見ておくことにした。

着いてみると、浜松市役所のすぐ裏手が浜松城公園になっていて、そこからちょっと坂を上ると天守があるのだった。

浜松城の石垣は荒々しい積み上げ方で、なかなか迫力があった。

城内展示では、徳川家康は東三河の武将ではなく浜松の武将だぞ、という主張がにじみ出るように感じられた。

【写真】浜松城の石垣は荒々しい。

遠鉄で北へ

浜松城からJR浜松駅まで歩いて戻るのがだるくなってしまい、途中に駅を見つけた遠鉄で北へ向かってみることにした。遠鉄もフリーきっぷの範囲内のようだ。

名鉄みたいに赤い車両が来るイメージだったが、謎のラッピング車両であった。

【写真】遠鉄の車両。赤くない。

天浜線で掛川へ

遠鉄の終着駅である西鹿島駅では、天竜浜名湖鉄道(略して天浜線:天さんではない)に乗り換えが可能で、こいつに乗って掛川まで行くことにした。

本当は天浜線を端から端まで乗ると、ちょうど片道でフリーきっぷ分の元が取れるくらいなのだが、さすがに2時間も乗りたくなかったので、途中駅からちょうど半分の1時間ほど乗車となった。

浜松市民の足という感じだった遠鉄とは打って変わって、天浜線は観光列車という感じの乗客が多かった。浜名湖と山を突っ切るためか、湖・橋・トンネルとダイナミックな景色が気持ちいい。ただ景色を楽しんだのは最初の10分くらいで、あとはひたすらiPad miniでKindleコミックを読んでいた。

【写真】天浜線の車両。カラフル。

掛川城

天浜線の終着駅である掛川駅から少し歩くと掛川城へ行けるらしいので、行ってみることにした。浜松駅はガチ都会の雰囲気があったが、掛川駅は普通の地方都市くらいの印象である。

「おんな城主 直虎」の居城として有名らしいのだが、生憎と地上波テレビも大河ドラマも見る習慣が無くてよく分からなかった。登城坂がダイナミックでかっこいい城だと思った。

チケットには、天守の見学と御殿の見学と、半券が2枚綴りになっていて、御殿の方も見学してきた。

観光地に着いても30分~1時間ですぐ興味を失ってしまう性格のため、御殿も途中からは「早くビール飲みて~」という感情しかなくなってしまった。本当によくない。

【写真】掛川城の登場路

ビアパブBUCKET HEREへ

掛川城の城下町(?)を駅に向かって歩く途中にあるビアパブBUCKET HERE、前日に浜松のビアバーで教えて貰った店ということで、開店直後に入った。

Kakegawa Farm Brewingはちょっと変わり種のビール(静岡茶とか)が多くて、それほど興味を惹かれないため、この店ではゲストビールを中心に飲んだ。沼津 Hazy IPAが大変好みで美味しかった。沼津のRepubrewというマイクロブルワリーが造っているそうだ。沼津行きてぇ……。事前情報どおり店員さんは大変かわいかった。泡をしっかり切って注いでくれるところも素晴らしい。

【写真】美しく濁っている沼津 Hazy IPA

浜松に戻り石松餃子でフィニッシュ

掛川から浜松へはJR東海道線で戻り、「今夜も餃子行っとくか~?」という気持ちが高まり、サッポロの地域限定ビールに惹かれて浜松駅の石松餃子へ。

静岡限定「静岡麦酒」は、北海道の「サッポロクラシック」や新潟県の「風味爽快ニシテ」みたいなものかな? 謳い文句の通り、餃子にはよく合う(というか餃子に合わないビールはあんまり無いと思う)。

【写真】「静岡麦酒」


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