新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の感染も下火になり、日本では在宅勤務(テレワーク)はあまり定着せず、オフィス出社への回帰が始まったのを実感している。リモートワーク時代が終わった米国とあるように、アメリカでも終わりに向かっているようだ。ビデオ会議で一躍スター銘柄になっていたZoom Video Communicationsの株価が2年ほど前からズルズル下がり続けているのを考えるに、本当に株価って未来を織り込んで動くのだなぁと感心する。自分も2022年はリモートワークの定着を希望的観測として買いポジション取ってたので、残念ながら手放すことになりそうである。
日本のインターネット系IT企業においては、例えば週4出社にした楽天や原則出社にしたGMOなど、激しい揺り戻しが起きた事が、自分の想像よりもオフィス回帰に向かう引力が強くて驚いた。そりゃ営業部門の人は出社が必要だろうけど、ソフトウェアエンジニアとかまで出社強制しなくていいんじゃないの?
自分の勤め先では、2023年の3月現在は、経営陣や人事部門から「オフィス出社に戻します」といったメッセージは出ていないものの、ミドルマネジメントの人達が対面コミュニケーションしたがっている空気を猛烈に感じる。強制リモートワークになった時は「いち早く新しい働き方に適応できる俺たち」の万能感を全開にしていたのにここ数ヶ月は「直接会うことに大切さ」みたいなものを説き始めており、手の平ねじ切れないか心配である。うちの会社もそのうちオフィス出社のスタイルに回帰するのかなぁ……。2023年のWBC決勝でリモートワークおじさん達が大はしゃぎしてサボりが可視化され、あらためて中間管理職や経営層が従業員の働きぶりを信用しなくなってるって部分はありそう。俺でも在宅勤務中はビール飲まないように我慢しとるぞ。
いやー、今さら週に何日はオフィス出社して仕事しろって言われたら厳しいなぁ。最近とても睡眠にピッタリの春うららな空気で、毎朝8時とか9時まで寝てしまうんだよね。名鉄のクソダイヤに合わせて起きる生活やりたくねぇ……。でも新卒や中途で入社してくる人達のサポートとか考えたら、フルリモートって全然向いてないのは確かなんだよな。リモートワークが廃止されたら4人に1人は「リモートワークできる会社に転職する」とNHKのアンケートに回答している若者たちの感覚を信じろ。
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