翌日2023-06-24の午前10:00から任天堂株式会社の株主総会が予定されており、当日でも行けなくはないがちょっと厳しいため、前日から京都入りすることにした。
元同僚で、奥さんの転職を機に東京から京都へ完全移住した知り合いに久しぶりに飲みましょうと声をかけ、夜の京都を色々連れて行ってもらうことにした。
宿はサムティ株式会社の運営しているイビススタイルズ 京都ステーションにした。
あまりにも料金が高騰していたら株主優待券で無料宿泊にしようとビビっていたが、2泊で15,000円くらいに収まった。バカみたいに高くて泊まれない東京と比べたら常識的な価格であった。初めてプリファードストア(特約店)にある一休.comで謎の会員サイトを経由してポチポチと予約した。ポイ活やりたくねぇ……。
立地としては京都駅から横断歩道を2つ渡るだけの至便さで、文句なしであった。ちなみに木曜チェックインしている宿泊客は、僕を除くとほぼ訪日外国人の観光客であった。顔で「日本人かな~」って人は何名か居たけど、アジア系の人らも似ているからよく分からんな。マスクしている人は確実に日本人だとは思うけど。
そういえば京都市内では、訪日観光客が多いこともあって、マスク着用率すっかり下がってるのを実感した。名古屋市内でもマスクしていない人ぼちぼち見かけるようになったが、京都では一段と多い印象だった。
相手は今日も仕事のため、先に入っててと連絡の来た京都ビアラボへ行った。川沿いの古民家みたいな小ぢんまりした店だった。客も、ほぼ外国人しか居なかった。日本茶を原料に使ったクラフトビールを造っているから、余計に観光で来た人には受けるのかも知れない。
たしか1杯目だからホワイトエールを注文した気がする。1杯1,100円。あまりビールを飲まない人からすると「高いな」って感じだと思うけど、ビアバーよく行く自分からするとパイントでこの価格はちょっと安めだなって感じる。ユーロ通貨圏やドル通貨圏で暮らしている人からするとバカみたいに安いんだろうか。ビールグラスやTシャツみたいなオフィシャルグッズがどんどん売れているようだった。インバウンドの本気すげぇ。
合流後「今日は何の用事で京都に来たんすか」「明日の任天堂株主総会だよ~」みたいな会話をして、それならばと散歩ついでに旧任天堂社屋を改装したホテル「丸福樓」に連れて行ってくれた。
泊まろうとすると結構いいお値段がすると記憶しているけど、富豪の投資家だったら、ここに泊まって翌日に任天堂の株主総会に赴く、みたいな人も居るんだろうか。知らんけど。
鴨川の辺りをテクテク歩いて酔いを醒ましてから、2軒目の店に向かった。
2軒目はクラフトハウス京都っていう割と立派なビアバーだった。タップも10種類くらい繋がってたかな。京都移住して最初に発掘したビアバーだそうな。
この店が1番長く滞在していた気がする。パイント2杯ずつ飲んだかな。八ツ橋クリームチーズって謎メニューが意外とおつまみとして絶妙だった。観光客よりも地元の常連さんがメイン客層で、クラフトビールの店って感じがして好きな雰囲気だった。
新卒で東京に就職して以来ずっと自家用車を所有していなかったのが衝動的にMT車が欲しくなり、フェアレディZやスープラは納車が数年単位だったから、即納可能だったNDロードスターを買うと決め、15年近くコツコツ積立を続けていた米国株投資信託を初めて売ったと言っていた。京都の中心街で駐車場を借りると月4.5万円なんだって。京都怖い……。家賃じゃん。マンション備え付けの駐車場が空けば月3.5万円に下がるとは言っていたが、それでも「3.5万円かぁ……」って感想になる。これくらい支払っていると持ち腐れにせず乗り回すようになるから、それはそれで充実していて良い人生かも知れん。
年末にオンラインのビデオ会議ツールでちょっと話した時『DIE WITH ZERO』って本を読んで資産運用の考え方を改めたって聞いてはいたが、まさかここまで180度転換したお金を使い方をするようになるとは。たまげたなぁ。
「ビールだけじゃなく、いい蒸留酒も体験しておきましょう!」と提案され、タクってクラフトジン「季の美」とやらを専門に提供している店へ移動した。
隠れ家的高級感が漂っておりガチでビビったが、値段的には全然大したことなかった。テーブルチャージとかも発生しない。クラフトビールの方が高いぞ。
2人で1時間くらい滞在して会計4,300円だった。ジンは複雑な香りがして、いかにも外国人観光客に受けそうだなぁと思った。アルコール度数50度もあるから、最初はストレートで飲んで、その後トニックウォーターを足して飲んでた。酔いが回ってしまったのか、ジンよりトニックウォーターの方がうまい気がする。
「小説家になろう系原作のアニメが多すぎんよ~」ってボヤいたら、「とにかく『無職転生』を見るように」と説教されたので、時間つくって見ようと思います。なろう系の王道中の王道らしい。
洒落た感じのビアバー。名前どおり半地下にある。客層に女子が多い。
そろそろ記憶があやしい。
酔いが回り全肯定おじさんになってしまったので「次は立ち呑み屋行くぞ!」ってノリになって付いて行った。かなり場末な感じの居酒屋であった。一品料理が安く、瓶ビールも赤星なので酒呑みにはかなり高得点である。
書いていい話なのかわからないが何故かちゃんと記憶に残っていて、たしか我々2人が立ち呑みしていたらQiitaってサービスの創業者(?)の人がふらっと入ってきたのを憶えている。EXITしたIT長者でもこんな渋い店に来るんだな~って思った。
最後は季の美 Houseと違ってガチで高そうなオーセンティックバーだった。何を飲んだか憶えてないけどジントニックかモスコミュールじゃないか。お洒落カクテルほとんど知らないからな。ワッハッハ。
店を出たら小雨が降っていて、そこで別れてタクシーで宿泊先のイビススタイルズまで送ってもらった。京都に住んでいる人はシュッとタクシー呼ぶのが普通なんだな、市バスは素人って本当だったんだ。
7時間くらいぶっ通しで飲み歩く、学生のような行為をしてしまった。しかし会社が変わってもこうやって付き合ってくれる人の存在は本当にありがたいものだね。
宿の前で降ろしてもらったら、異常に空腹を感じて、ホテル横のセブンイレブンでおにぎり2つ買って客室まで帰り、パクパク食べてシャワー浴びてバタンキューで眠った。こんなに飲んで明日の株主総会へは果たして辿り着けるのか!? 待て次号!
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