RSSを購読しているブログやウェブ日記で「はてなスター」というサービスについて多く言及されていた。
自分は特にはてなのサービスに依存していない*1ので、「あぁ、また何かはてな村で起こっているみたいだなぁ」と対岸の火事のような気持ちで眺めている。
はてなスターでは基本的に他人を褒めることしかできません。コメントをつけるにはともだちになる必要があり、ブログを読む人の9割が「面白い」と感じているの に、実際に目に見えるのは残りの1割の人の批判的な意見ばかり、というような事は起こりにくくなっています。
個人的には、ポジティブなデータを目立たせようという考え方は、とても良いことだと思う。
常々、アマゾンのレビューでn人中、n人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
と母数が表示されることが良くないと感じていた。時間を削ってレビューを投稿した人も「10人中1人しか参考にならなかった」などと明示されたら随分と気分を害するのではないかと思う。参考になったと投票した人数だけを表示すれば良いのに、と。
Web拍手だって「昨日はn人が日記を読んで行ってn人が拍手を送信してn人がコメントをくれました!」と解析データを示されたら、設置者はかなり嫌な気分である。ネガティブなデータをことさらに強調する必要は全く無い。
はてなスターとやらは、全てのはてなダイアリー利用者が勝手にスター機能をONにされたことや、誤クリックで自分の日記に星を付けてしまって取り消せない点に批判が集まっているようだ。元々はてなのサービスは日記のキーワードに勝手にリンクアンカーが入ったり、1つ1つの記事ブックマークに対して公開・非公開が選べなかったりと、外から見ると結構わがままな仕様で、利用者もそれを受け入れているのだと思っていた。スターにこれだけ批判が集中するのは、ちょっと意外かも。
いや、意外って言うか、ある日突然自分のウェブ日記の横に星が付いていたら確かに不快だとは思うけれど。それくらいの事は許容範囲な人達が使っている日記サービスだと思っていたので。
*1 livedoorのサービスにかなり依存している。
速攻と言うには出遅れ気味ですが、Majestouch Tenkeyless茶軸・かななしを購入しました。
発売日の先週に名駅エリアの家電ショップをぐるっと周ったものの、どこにも売ってなくて涙目。「もう試し打ちとか面倒くせー。アマゾンで頼もう」とポチッと押して購入。
どうせ発送に時間がかかるに違いない・・・と思いきや、意外にも3日ほどで発送メールが来ました。アマゾン様一生ついて行きます。
アスキー配列は在庫切れのようだけど、日本語配列は、まだ少し在庫があるみたい。
奥がこれまで使っていたノーマルのMajestouch、手前が今回届いたMajestouch Tenkeylessです。テンキー部分だけが無くなって、およそワイヤレスマウス1つ分のスペースが出来ていることが分かります。
キー配列にも、変態チックな箇所は特に見受けられません。良い感じ。
Majestouch Miniと違って矢印キーも付いてるし、Deleteキーも本来の位置にあるし、打鍵感も従来と何ら変わりません。総じて満足できるキーボードです。
コンパクトだけど、重量はおよそ1kg弱あるため、一度机の上に配置してしまえば、少しくらい雑にタイピングしても、ビクとも動きません。
FILCOブランドの日本語配列キーボードは「スペースバーが長過ぎてイヤ」とか言われるんですが、私は結構お気に入り。変換/無変換キーとか、普段全く使わないんですが、人によってホットキーを割り当てて常用しているからスペースバーに幅を侵食されているのが気に食わないのかも。
そこだけ除けば、あとはもう、ごくごく普通の日本語配列キーボードのレイアウトといった印象です。
Ussyの日記によると浦沢 直樹『PLUTO』が完結したっぽいので、マンガ喫茶へ行って読んできた。
ゲジヒトやアトムの、人間以上に人間臭い葛藤に、胸を締め付けられそうになるなぁ!
8巻という適度な長さで完結したところも素晴らしい。MONSTERや20世紀少年は、やや長過ぎたよね。
正直云って、最近のマンガの連載が長期化しがちな傾向にはついて行けないなぁと感じていて、僕はどんなに「うわー、これ面白い!」と感じたマンガでも、刊行された単行本が多いタイトルは、所有することはすっかり諦めてしまった。個人的にかなり入れ込んでるジョジョだって、一応6部までは全巻家に揃っているものの、SBR以降は単行本を1冊も購入していない。
もちろん、長期化したマンガでも、ONE PIECEとか海皇紀は毎回信じられないくらい面白くて続きを楽しみにしているんだけど、やっぱり作品としては短く完結した方が読者も安心できるよなぁと思ってしまうのが正直なところ。ベルセルクなんて、作者も読者も健在な内に、本当に完結できるのかと心配になってしまうよ。
既刊が20巻を超えている作品になると、人にも薦め辛いし、自分が人から薦められても、読む前に「うえっ」って身構えちゃって、なかなか読もうと思わない。
やっぱり10巻くらいまでで完結する方が好きだな。小説にすると2〜3冊のシリーズ物というボリュームに相当するイメージ。
どれも10巻までに完結した大好きなマンガだ。作品として成功してしまうと、商業的に完結させ辛くなるのかもしれないなぁ。
2113年の世界。小型飛行機で見知らぬ土地に不時着したミチルと、同行していたロイディは、森の中で孤絶した城砦都市に辿り着く。それは女王デボウ・スホに統治された、楽園のような小世界だった。しかし、祝祭の夜に起きた殺人事件をきっかけに、完璧なはずの都市に隠された秘密とミチルの過去は呼応しあい、やがて―。神の意志と人間の尊厳の相克を描く、森ミステリィの新境地。
2013年に造られて百年間、隔離されていた都市を舞台とするSFミステリー作品。人々の頭からは死の概念が欠如し、誰もが性善説を疑っていないように見える桃源郷の如きコンパクトシティが描かれており、哲学的な会話が多く、森作品らしさが楽しめる作品だ。
たぶんハードSFを多くよむような人から見ると突っ込みどころは多いのだろうけど、本作はあくまでも「2010年前後に造られて当時の文化水準のまま残っている都市を、2113年の人間が訪れている」形式で書かれており、この設定が、ところどころの説明不足を巧くぼかしているように感じた。
殺人事件の密室は、論理的には「これ」というものではあるけれど、密室が密室として成立し得た社会を読者が想像できるかに委ねられているとも言える。
主人公と、同伴するウォーカロン(作中におけるアンドロイドのようなモノの総称)のロイディとの掛け合いも面白く、ロイディの存在そのものが最後までちょっとした伏線になっているところも感心してしまった。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)
▼ かわはら [完全に同感。もっと突き詰めると、1巻完結の短い作品なんかは本当に心に残るし、何度でも読み返したくなる。そう、読み返し..]
▼ 雷悶 [読み返したくなることは確かに重要ですね。 読み捨てることは作品の消費だけど、読み返すことは作品を愛でることだからね..]