ariyasacca

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2019-05-16 (木) [長年日記]

[メタル]Black EarthのBURNING BRIDGES 20th ANNIVERSARY JAPAN TOURの名古屋公演に行ってきた

3年前に日本ツアーを行ったスペシャルバンドBlack Earthが、またも結成されて日本ツアーをするということで、初日の名古屋公演に行ってきた。

ARCH ENEMYのサード・アルバム「バーニング・ブリッジズ」 リリース時のメンバーが集ったプロジェクト その名もBLACK EARTH ラウドパーク17にシークレット・アクトとして登場し、観客の度肝を抜いた彼等。 「バーニング・ブリッジズ」リリースから20周年となる2019年5月にこれを記念したアニバーサリー・ジャパン・ツアーが決定! 単独としては世界中が日本に嫉妬した前回ツアー以来3年ぶりとなるまさかの来日! メロディック・デス・メタル史に新たな歴史が刻まれる!

北は北海道、南は熊本まで10公演を行うとのこと。HR/HMバンドでこの規模はあまり聞いた事がないし、海外のメタルフェスからオファーが来てもおかしくないプロジェクトなのに、日本以外ではツアーをしないそう。どんだけ日本びいきしてるんだ。

今回のツアーは3rdアルバム「Burning Bridges」の完全再現を含むセットリストということで、Arch Enemyの作品では1番くり返し聴いた記憶があり楽しみだった。

名古屋CLUB QUATTROほぼ埋まっていて大盛り上がり

名古屋公演の会場は前回のツアーに引き続き、パルコの中にある名古屋CLUB QUATTROで、僕の購入したチケットは整理番号110番前後だったため、比較的早くフロアに入ることができた。

チケットは前売り8,000円 + 当日ドリンク代600円。名古屋CLUB QUATTROはドリンク代が高いくせに発泡酒を出すので本当にひどい。ドリンクチケットはミネラルウォーターと交換した。1本600円のいろはす……。

地べたで座って開演を待っていると、あれよあれよと会場は埋まり、ほぼ満員御礼だったのではないか。やはりボーカルがヨハン期のArch Enemyは、日本で人気があったんだなと再認識した。

  • 今回は、前回と違って「完全再現」を予告していた3rdアルバム1曲目から開始。
    • 最初からサークルピットが形成されて、大変な盛り上がりに。
  • バンドの核である、マイケルとクリスのアモット兄弟は、前回と同様にステージ両端に。
    • SilverwingやFields Of Desolationといった、いわゆる「キメ」のフレーズがある曲では、ステージ中央に寄り添って弾くシーンも見られた。お祭りプロジェクトという感じでとても良い。
  • ベースとドラムのリズム隊は相変わらず抜群の安定感。ドラムのダニエルはリズムが乱れないのにスティックを回したり放り投げたり、芸が達者すぎる。
  • ボーカルのヨハンは、前回よりもフロントマンらしい振る舞いが多くなったように感じられた。
    • 相変わらず手を猫みたいにする仕草が多用され、ちょっと田舎くさい印象を受けるが、かえって観客には受けていた。
    • 本当にオーディエンスからは歓迎されていて、もっとメタルシンガー然として煽りに煽っても良いと思うのだけど、この朴訥とした性格もまた彼の魅力なのかも。
  • 今回の再結成プロジェクトで作られた新曲で、YouTubeでも事前公開されていたBurn on the Flameも、とてもライブ映えしていた。
  • アンコールでAces HighからBury Me An Angelに雪崩れ込んだあたりで、客席のテンションもピークで、本当に盛り上がっていた。

いやー、楽しかったな。

学割チケットがあったためか、若い観客も見かけたし、音楽的にはデスメタルというよりは日本人好みの叙情的なギターソロがたっぷりなところもあって、一般的なロック好きも見に来てるような気がする。

また3年後くらいに日本を回って欲しいですね。

 【写真】ステージ上のBlack Earth


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