ariyasacca

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2016-05-24 (火) [長年日記]

[メタル]Black Earthの名古屋公演に行ってきた

スペシャルバンドBlack Earthの日本ツアー名古屋公演に行ってきた。

日本ツアーというか、日本でだけ人気のあるタイプだから、日本でしかツアーやらんだろうという気はするが……。しかし東京での追加公演を含む、全国のCLUB QUATTROを中心にライブハウス6カ所を回るのはHR/HMでは異例である。

ARCH ENEMYのサード・アルバム「バーニング・ブリッジズ」リリース時のメンバーが集ったプロジェクト、その名もBLACK EARTH

ARCH ENEMYの初期3枚のアルバムからの楽曲を再現するジャパン・ツアーが決定! ラウドパークでの奇跡が再び蘇る!

Arch Enemyの思い出

このBlack EarthはArch Enemyというバンドの1stアルバムタイトルに由来していて、当時のメンバーが再集結という趣旨のスペシャルバンドになっている。

初期Arch Enemy(~1999年)といえば、俺も2ちゃんねるで情報収集しながら、「ウワッ! デスメタルってとても怖い音楽のはずなのに、このバンドは突然テンポチェンジして演歌のようなギターソロになる! すごい!」と良く聴いていたのだった。この当時のメロディック・デスメタルは本当に良く売れていて、Arch Enemyも初期3枚のうちどれかはオリコンチャート入りしていた記憶がある。

しかし同郷スウェーデン出身で何度か来日ツアーへも足を運んでいるSoilworkの方が自分の好みだと気付いてしまい、女性Voに変わったArch Enemyはアルバムも買わずライブにも一度も行ったことが無いまま興味を失って現在に至るのだった。

会場の名古屋CLUB QUATTROはかなりの盛り上がり

自分が聴いていた頃の曲がライブで見られるなら行ってみようかと思い立ち、早めにチケットを確保したお陰で整理番号70番台で入場できた。

ロッカーに荷物を預けてドリンク(500円も払ったのに発泡酒……)を飲んでから3列目くらいで待機していると、見る見るうちにフロアも埋まり、400~500人くらいの客入りになった。Arch Enemyって本当に日本では人気あったんだなと実感。

  • 定刻どおりの19:00からスタート。
    • セットリストは1stアルバム『Black Earth』全曲演奏を含むたっぷり2時間の内容。
  • 中心メンバーである兄弟ギタリストのマイケル・アモットとクリストファー・アモットの2人は、ステージ両端で淡々と弾いていた。
    • クリスが短髪ですっかり脱メタル然としているから、最初は全然別の助っ人が弾いているのかと……。
    • 何度かメンバーと揉めて脱退しているからか、あまり他のメンバーともステージ上で絡むことは少なめだった印象。
    • 最後は兄弟でハモるフレーズを披露したりと、まぁお祭りプロジェクトらしいところが見られて良かった。
  • ボーカルのヨハン・リーヴァはCDの通りにリズム感が全く無くてグチャッとした印象。しかしながら迫力あるグロウルは良く通っており、誤魔化したりもせず歌い切っていてとても好印象。
    • ステージパフォーマンスが慣れてないように見えたのは、Arch Enemy脱退後のブランクがあったんだろうか。この人のキャリアは良く知らない。
  • ベースのシャーリー・ダンジェロは体がデカイ。こんなデカイとは思っていなかった。
  • ドラムのダニエル・アーランドソンは機械みたいに正確で怖い。
    • 初期(初期しか知らないけど)Arch Enemyの曲はリズムチェンジの複雑な曲が多いのに、疲れも見せずスティックくるくる回す小技を入れていた。

メロデスバンドのライブということで、サークルモッシュやクラウドサーフも頻繁に発生し、あちこち痛いけど、盛り上がって楽しいライブだった。

好評だったら2回目の結成もあったりするのかな?

【写真】ライブ終了後のメンバー挨拶


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