FF12は、既にほとんど投げ出してしまったのだけれども*1、遊んでいる最中は「こんなもんFFじゃねぇ。オレの知っているFFにウサ耳露出狂女種族なんて出て来ねぇ」と何度も思った。
このシリーズは7作目くらいから、毎回の様に世界観を変えているのに何故FFの名前でナンバリングしているかと言えば、続編じゃなきゃ売れないからだろう。これは疑う余地は無い。FF10は発売2年後くらいに友人に借りて遊んだが、「これはFFと冠していなくても、十分に評価され得る作品だよな」という印象を持った。だけど新規タイトルじゃ予算が回収出来なかったのかな、などと納得してみた。
で、また喋らない方が良い社長が、良く分からない事を言っているわけである。曰く、だって、僕らはゲーム機って言ってないじゃない(笑)。PS3は、今までのPSと違って明快にコンピュータだから。
もうゲーム機じゃないのに、何でPSと頭に付いているのか? 実はPS2もゲーム機じゃなくてDVDプレーヤだったのだろうか? しかし、あんなショボイ再生機能で、いくら何でもDVDプレーヤは無いだろう。ゲーム機だよ、ゲーム機。
共通点は、これまでのシリーズを期待した人達が、騙されて投資してくれるってことね。続編やシリーズ物にした方が良く売れるのは、ニンテンドーDSとかでも一緒なんだろうね。
でもWiiは“ウルトラファミコン”とか“ニンテンドー65536”とか名乗らないだけ偉いよ。“セガサターン2”を作らずに散っていったセガは、カッコ良いよ(そうか?)。
*1 クリアした人に聞いたら、「そこはまだ序盤と中盤の間らへん」と言われてしまった。
「プロジェクトX」成功の原因は、プロジェクトを描くフォーマットにあった。つらいプロジェクト、成功への道は見えない。そこで「男たちの逆転をかけたドラマ」(だいたい番組開始35〜40分ぐらいだったか。「水戸黄門」を想起させる)が始まって、めでたくプロジェクトはうまくいく。
多くの人々がこのパターンにはまり、日本PTA全国協議会は「プロジェクトX」を2003、2004年度の「子供に見せたい番組」に選定するまでになった。
少し考えれば、この構図が欺瞞(ぎまん)であることはすぐ分かる。「男たちの逆転をかけたドラマ」を仕掛けなければならないという時点で、すでにプロジェクト管理は失敗しているのだから。
この視点は無かったな。プロジェクトXって数える程しか視聴したことがないけど、確かにプロジェクトマネジメントとしては大失敗だ。
オレの同期が3人ほど入っているプロジェクトなんて、ここんとこ毎日がプロジェクトXだけど、こんなもの公共の電波に乗せて子供に見せたら、大変なことになるぞ。デスマーチに陥ったけど結果オーライだっただけの事例を紹介しているプロジェクトXが、「子供に見せたい番組」だってー! 陰謀の匂いがプンプンするぜーッ!
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)
PS3のアレは、私もちょっとイラっと来ましたね<br>開発は、他所のスーパープログラマがやってくれるんじゃないの?<br>みたいな。<br>本当でも人任せなこと言うなよ、と
しかし、このオッサン、面白いくらいにジョブズの名前出しまくりですね。ユーキさん良く分かりましたね、憧れだの何だのって。
クタラキ語録の前半は<br>「ごめん、ホントはもっと安くしたかったんだけど、間に合わなかったんだよね。<br>でもPS3スペック削ったらプレステじゃなくなっちゃうじゃん」<br>とか言ってくれればまだ救いの余地があるのになあ。<br>後半は俺の言ってた事と同じですね。<br>ハードスペックが上がったらプログラミングが難しくなるってどういう理屈?<br>普通簡単になるべ。<br><br>FFはむしろ、世界観をコロコロ変えるのをやめてほしいです。<br>サイバーな世界にミスリルソードってなんだよ的な感じ。
シンを倒す悲壮感あふれる話に召還獣はいいんだけど、ファイアブリザラサンダガはねぇだろって話ですよね。>世界観云々<br>PS3は正直、既に興味も無いですが、社長が面白過ぎるのでついインタビューとか読んでしまうという。