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2019-12-15 (日) [長年日記]

[雑記]立ち飲みコスパタウン赤羽を歩く

夜に見たいライブがあるため、昼過ぎには東京に着くよう、東海道新幹線で名古屋から移動した。前もってナンピン・リー氏に恒例の投資家オフ会を打診していたが、あっさりフラれてしまい、会社で立ち飲みに詳しい人から何軒か教えて貰い、目的地のライブハウスがある赤羽タウンをライブの時間まで歩くことにした。

赤羽駅は立派

まず、前提知識として「北区の赤羽という地は、ほぼ埼玉」などと散々なインプットをされており、「どうせ寂れた街っしょ~」と偏見たっぷりに思い込んでいたのだけど、着いてみてビックリ。JRの赤羽駅はめちゃくちゃ立派であった。

駅前は上手く表現できないけど「東京」だと思わせる雰囲気があって、埼玉や神奈川の駅前とは明確に違う印象を受けた。不動産屋の案内を見ると(釣り物件かも知れないけど)ワンルームで月5万~6万円の物件がポコポコと貼ってあり、とにかく「東京23区に住んでいる」というステータスを欲しい若者には良さそうな街である。後述する激安立ち飲み屋が多くて肝臓を壊しそうだけど……。

そういえば東京駅からの上野東京ラインというやつも、15両編成で関東にしては空いており、「こりゃ便利な土地だな」と実感したのだった。

高級おでんの丸健水産

まずは赤羽を代表する「せんべろ(1,000円でべろべろに酔える店)」であるおでん屋を目指し、駅からシルクロードという寂れたアーケード商店街へ向かった。14:00くらいだというのに、べろべろに酔ったおじさん達が、あちこちの店で談笑している。ブリネル氏と道頓堀のせんべろを歩いたことを思い出す。もう6年も前かよ……。

目的の丸健水産は、昼のピークタイムも過ぎているのに、行列が並んでいたのだった。ただ、この立ち飲みおでん屋さん、「1人30分まで」というルールが存在するらしく、客の回転自体は速そうだったので並んでみることにした。

【写真】丸健水産のカウンター

基本はカップ酒を楽しむ店

俺の前に並んでいる常連っぽいお客さんは、おでんの種を好きなようにチョイスして注文していたが、俺は素人なので「おでんセット(お任せおでん5種 + 酒)」をテンプレ注文した。ビールはスーパードライだったため、ブチ切れてライブ前というのにカップ酒を飲む羽目になった。おでんは種も大きく、練り辛子も鮮烈で、これで税込850円は安いなぁ、などと感心した。観察していると客の回転が速過ぎるためか、煮え切っていないおでんの種は注文を断ることがよくあるようだ。さすが人気店。

立ち飲みテーブルは8人が囲める大きさで、店員のおばちゃんが次から次へと新しい客をテーブルに運んで来て、面子が目まぐるしく入れ替わるのだった。おじさんばっかりかと思っていたけど、日曜だったこともあってか、若いカップルやチャンネー2人組などが次々とテーブルに案内されて来るのだった。

カップ酒3分の1程度を残して、カウンターで50円支払っておでんの出汁で酒を割ってもらう「出汁割り」がお約束メニューとして存在していて、注文して記念写真を撮っている人が多かった。純米大吟醸に慣れた身としては、カップ酒の異様な薄さ(味と香りが薄いのであって、アルコール濃度は高い)は、逆に新鮮だった。高い酒だったらおでんの出汁で薄めるなんてもったいなくて出来ないから、ある意味すごい発明だ。

【写真】出汁割り

まるます家は諦めてスルー

もう1店教えて貰っていた「鯉とうなぎのまるます家」にも行ってみたのだが、こちらも凄い行列で、ホテルのチェックイン時刻が近いため諦めてスルーしたのだった。なんか孤独のグルメで取り上げられた店だとかで、さっきのおでん屋よりも列が長い & 回転が悪い感じだった。

宿泊したホテルリブマックス赤坂は安くて設備も良かった

今回ライブ遠征に伴って宿泊したのは、赤坂駅から歩いてすぐの「ホテルリブマックス赤坂」で、日曜とはいえ都内で1泊5,000円程度という料金には驚きであった。

どんなボロ宿だろうとドキドキしながら向かったが、部屋も綺麗かつカードキーで気楽に外出できるし、ベッドも大きいし、何よりシャワーヘッドの水圧が強めで快適なのであった。

もう東京出張で中心部が埋まってて取れない時は、赤羽で宿を取ってせんべろツアーすれば良い気がしてきた。

立ち飲みコスパタウン赤羽、良い街でした。

[メタル]EinherjerやTyrの出演するPagan Metal Horde vol.4に行ってきた

Evoken de Valhall Production主催の辺境メタルフェス「Pagan Metal Horde vol.4」を東京の赤坂で見てきた。

何だかんだ言って、このメタルフェスにはvol.1からずっとチケット買って通っているのだなぁ。これまでは大阪公演があったからそちらへ行っていたのだけど、今回のvol.4は東京公演オンリーとなってしまい、しかしながら出演バンドが魅力的で絶対に見たいラインナップだったため、遠征費を惜しまず見に行くと決めたのだった。

チケットは前売り8,000円 + 当日ドリンク代600円。

会場の赤羽ReNY alphaは設備も新しく綺麗

会場のライブハウス赤羽ReNY alphaは、赤坂駅からすぐのTSUTAYAなどが入居する複合ビルの地下2Fにあって、直近1年以内にオープンしたばかりなのか、大変に綺麗だった。地下2Fでも携帯電話の電波がバッチリ入る点も良かった。ステージ上のバックがスクリーンになっていて、出演バンドロゴが投影できるからか、ステージセットの入れ替えが比較的早かった。この辺も新しいライブハウスという感じがする。

キャパは500-600人かなという印象で、まずまずの大入りであった。予定通り18:00開演でスタート。

【写真】ライブハウス入り口前の看板

Ethereal Sin

オープニングアクトは日本のEthereal Sinで、主催プロモーターの人たちでもある。

ヨーロッパから招いたメインアクトはノーメイクだったのに、日本のバンドだけコープスペイントだったのは何だかちぐはぐで面白い。

【写真】Ethereal Sinのステージ

Pagan Reign

OAを除き実質的な1組目の出演バンドとなるPagan Reignは、ロシアのバンドで、自分は今回のフェスで初めて知った。ロシア語を交えたMCは「スパシーバ」しか分からんw

パフォーマンスや曲と曲のつなぎには素人っぽさを少し感じたものの、客席から見てステージ右手の人は、様々な笛からブズーキかバラライカか分からない謎の弦楽器など、4つくらいの民族楽器を使い分けるマルチプレイヤーであった。しかしパフォーマンスが地味過ぎる。民族楽器で動き回れるEluveitieやIn Extremoみたいな事例がおかしいだけで、こういう緊張感が漂っている方が普通なのかも。

曲も良かったし、ライブ終わって余韻が抜けたら、音源をチェックしてみようと思った。会場では結構な人気だったみたい。

【写真】Pagan Reignのステージ

Einherjer

ノルウェーのバンドで、ヴァイキングメタルというジャンル自体の起源となったバンドの一つ。今回遠征を決めたのは、どうしてもこのバンドが生で見たいからであった。というか来日公演が実現するなんて夢にも思っておらず、慌てて近年の作品をAmazonで買って予習したくらい。

恐らくバンドのキャリアも今日の出演バンド中ではピカ一だったはずで、ボーカル & ベース担当のフローデは、スキンヘッドかつ筋肉で、もの凄く活発にステージ上を動き回っていた。グロウルもCD音源で聴いているのと変わらなくて安定していた。

ギターの2人は、どちらもソロパートを交互に担当するようで、それぞれ個性があって見応えがあったし、ドラムはこの日で随一にアタック音を響かせていた。というかドラムの音が大き過ぎて、耳栓をしていない人は結構厳しかったのではないかな。

予想どおりセットリストは最新作からの選曲が多く、事前に買っておいて良かったと思った。あと、超初期の名曲DreamstormとDragons Of The Northの2曲が聴けたのも本当に嬉しい。地味なバンドなんだけど、客席も大いに盛り上がっていて、この空間に居られて幸せだったなぁ。

【写真】Einherjerのステージ

Tyr

トリはフェロー諸島(デンマーク?)のTyrで、やはりと言うか、かなり前に結成されている筈のEinherjerよりもメンバーが一回り若く見えた。

バンド名の読み方はずっと「ティール」だと思っていたのだが、この日のMCを聞いて「ティア」が正しいのだと初めて知った。

びっくりしたのはボーカル兼ギターのヘリが生歌めちゃくちゃ上手いことで、ジャンルは違うけどヨーロッパを代表するBlind Guardianのハンズイにちょっと似ている気がした。楽器の演奏なしで歌だけから始まる曲がいくつかあったんだけど、渋い声がまた良いのだわ。イケメンかつ筋骨隆々なので、女子からの黄色い声も届いていた。

Tyrの曲ってどれも(悪い意味ではなく)同じに聴こえるのだけど、いわゆる「歌モノ」なノリが強いので、行軍ヴァイキングな感じの曲は、こういうライブではすごく映えるね。あと、ヘリはギター持ちながら歌っているからバッキングだけするのかと思っていたら、曲によってはギターソロも担当するようだ。最新アルバムからの曲であるFire And Flameなんかは、ツインリードやソロの掛け合いにはすごい緊張感だった。

やはりTyrを目当てにしてきた観客も多いためか、客席フロアの反応もこの日1番で、ただ時間が押しているのかMCがとても少なかった点は気になった。予定していたのかしていなかったのか、アンコールも無しで引っ込んでしまった点もおやっと思った。このプロモーターが主催するフェスでは22:00には終演するのが通例だけど、この日は22:30過ぎまでやっていたから、やはり押し気味だったのかも。開場の17:30から22:30まで5時間立ちっぱなしで疲れてそうな人も多かった。

vol.4は大きな「ペイガンメタル」という括りでなく、「ザ・ヴァイキングメタル」ど真ん中というラインナップで、めちゃくちゃ見応えがありましたね。東京までの遠征費はかかったけど行って良かった……。EinherjerとTyrが一緒に見られる機会なんて、もう日本でなくても無いんじゃないか。

【写真】Tyrのステージ


最近のツッコミ

  1. ともお (2024-05-29(水)20:59)「真上からの恐怖🫨」
  2. いちごみるく (2024-05-29(水)20:59)「🩸」
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