ゲームソフト「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽をテーマとするウインドオーケストラコンサートの名古屋公演が開催され、1日目の「ドラゴンクエストI、II、III」、通称「ロトシリーズ」を鑑賞に行ってきた。
これまでも有志楽団によるゲーム音楽をテーマとする吹奏楽コンサートには何度か足を運んでいるのだが、プロの楽団が演奏するコンサートに行くのは2018年5月のBRA BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVOに続き2回目である。
会場は名古屋市の金山駅から徒歩すぐの日本特殊陶業市民会館(旧:名古屋市民会館)で、チケット代は2日間とも入場できるS席2公演通し券8,500円。会場は9割近く埋まっていて、やはりドラクエは幅広い世代に人気あるな~と思わされた。学生時代に吹奏楽活動してた人も相当数が聴きに来ていたようで、あちこち同窓会みたいになってる集団が見られた。
演奏を担当するのは、テレビ番組にも出演してドラクエの音楽を演奏しているという東京佼成ウインドオーケストラで、指揮者の永峰さんという人は、とてつもなくドラクエシリーズが好きらしく、曲と曲との合間のMCで、各シリーズへの思い入れを熱っぽく語っていた。
演奏面では、コントラバスの人が凄まじく巧くて注目して見ていた。オーケストラでも、弓で弾くだけじゃなくてスラッピング使ったりするのね。ジャズみたいでかっこいい。メロディだけじゃなくリズムでも全体を支えていて本当に良かった。
あと、すぎやまこういち氏の音楽って、ハープや木琴・鉄琴が多様されてるんだな~という事が、生演奏を見ていると改めてよく分かる。
僕の中で大ヒットだったのは、ドラクエIIのフィールド曲メドレー(仲間が増えて行く過程が分かって感動的な流れ)でした。あと、いわゆる「対ゾーマ戦」の曲である『勇者の挑戦』が、分かっていたけど吹奏楽アレンジで一層かっこ良過ぎて震えた。金管楽器の音圧が大迫力でヤバイ。編曲担当の人が素晴らし過ぎるでしょ。
ドラクエIIのフィールド曲メドレーとドラクエIIIゾーマの曲とラーミアの曲だけで、見に来た価値があったと言える公演1日目であった。
満場の拍手からのアンコールはドラクエIXからであった。ロトシリーズからじゃないのかよ……。僕は1曲も分からなかったのだった。
指揮者の人が「これはレアですよ」と言っていたので、シリーズ通して遊んでいる人にとっては、ドラクエIXの生演奏を楽しめる貴重な機会だったのだろう。
公演2日目に続きます。
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