新潟から名古屋へ遠征でやって来ている人を名古屋めしでもてなそうという趣旨の集まりがあり、行き先予定地の一つに「真・きしめん」と呼ばれる、もの凄く太くてコシのあるきしめんがあったのに釣られて自分も参加した。
いきなりラスボス感のある名古屋名物ひつまぶしを食べに栄へ。
なんでも松坂屋にある名店「あつた蓬莱軒」は開店と同時に中国人団体ツアー客の集団に並ばれてしまったとかで、3時間以上の待ち時間が見込まれるらしく、代替として栄ガスビルにある「うなぎのしら河」へ並ぶことに。ここも1時間待ちくらい。
しら河もうなぎの名店として二番手ポジションのように思われているが、大概は美味い。そして高い。
ひつまぶし1年ぶりくらいに食べたけど矢張り美味しかった。締めの茶漬けにわさびを入れ過ぎてむせた。
日本人がうなぎを食い尽くす前に訪日観光客に食い尽くされてしまうのではないかと感じたのだった。
大須を少しぶらぶらしてから、台湾ラーメンの元祖である「味仙」の矢場店へ。
台湾ラーメンなんて辛いだけで絶対に美味しくないと思うのだが、その場のノリで注文してしまった。ミニ台湾ラーメンにした筈が手違いで普通サイズの台湾ラーメンを食べることになってしまい大変辛かった。
とにかくスープを飲んだ瞬間に辛くてむせる。涙が出る。あと汗を大量にかく。最悪のラーメン。あとから知ったけど「ヨード」という謎キーワードで注文すると、まったく辛くない肉が乗っただけの台湾ラーメンが出て来るんだそう。どこにも書いてないし最悪。
他にも「台湾ラーメン(アメリカン)」という辛味がまろやかなメニューもあるらしく、名前の由来はコーヒーのアメリカンから来ていると考えられるが、全方位に喧嘩を売っている感じのネーミングで凄い。
店内も小汚い上にオペレーションもグダグダで、ただひたすら辛いだけのラーメンであるため、あまり人の薦められたものではないと思う。
「真・きしめん」こと幅広きしめんの食べられる「かどふく」は、そば粉が当日分売り切れたという理由で閉店しており、きしめんが食べたかったのに切れてしまう。めちゃくちゃ行きたかった……。
予定変更してイオンモールナゴヤドーム前の矢場とんで味噌カツを食べることに。
ロースカツ2枚にドバーッと後追いで味噌ダレをかけた名物「わらじとんかつ定食」を注文。ご飯おかわり無料で2杯食べたら、さすがに胃が気持ち悪くなって来た。
ビールも頼もうかと銘柄を確認したらアサヒのスーパードライだったので即キャンセルした。
わらじとんかつ、初めて食べたのは20歳くらいの頃に参加した2ちゃんねるミステリ板のオフ会で矢場町の矢場とん本店だったと記憶していて、当時は「こんな美味しいのか!」って感動したのに、この日は「まぁ美味いけどこんなもんかな」という感想だった。割と何でも美味しく食べられるバカ舌な方という自覚はあるけど、歳をとってそれなりに贅沢な食べ物にも慣れつつあるのか、或いは単純に矢場とんが出店し過ぎて味が落ちているのか。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)