会社で避難訓練があって、「あぁそういえば5年前は、こうやって避難訓練をした翌日に東日本大震災が起きたんだっけ」と思い出した。記憶違いかも知れないと確認したところ、2011-03-12の日記に書いていたので、記憶は正しかったようだ。
訓練だからこそ真剣に臨むべきだと頭では分かっていても、やはりどこかで抜けているように感じる。震災への意識が風化しているのか。5年で何が変わったのだろう。少なくとも自分の働いているオフィスビルは5年前と同じところにある。2011年をきっかけに備蓄品を大幅に増やしたと聞いている。
昼過ぎに訓練のビル内放送が出され、入居している企業の社員が外の広場に出て、消防署から来てくれた署長さんの訓辞を聞いている。正確には聞いてはおらず、多くの人がスマートフォンをいじっている。5年前はこんなに皆がスマートフォンを所有していただろうか。
震災当時にLINEは無かったというのは有名な話で、無かった筈なのに感動的なLINEの創作会話が拡散しているというのも有名な話だ。
人間の記憶なんて適当なもので、どんどん忘れてしまう。津波被害に遭った建物をモニュメントとして残せ、と主張する人の気持ちも分かる。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)
ブクマした記事はすぐ忘れるけど大事なことは覚えているようですごいとおもいました
>ブリネルさん<br>最近はサンリオとメガチを買った理由が思い出せない点が深刻な悩みです。