元Sonata Arcticaのギタリストであるヤニ・リマタイネンと、欧州で大人気のStratovariusメンバーであるティモ・コティペルトや イェンス・ヨハンソンらが在籍するCain's Offeringの初来日ツアーを見てきた。
Cain's Offeringはお祭り的プロジェクトのバンドという印象で、ライブがあるなんて考えても居なかったので、発表された時はびっくりした。当たり前のように名古屋は飛ばされてしまったが、本当にレアな機会(欧州も含めて初のライブ)だと思い、大阪公演のチケットを確保して遠征で見に行ってきた。
仕事をコアタイム終了までこなし、デキるビジネスマンが使うEX予約で大阪へ。この日はヨドバシ梅田で大変な事故が起きていたが、交通機関に乱れは無くて助かった。
会場の梅田クラブクアトロはアルバム2枚のキャリアしか無いバンドの初ライブとは思えないほどの客入りで、7-8割、400-500人は来ていたのではないか。
ほぼ定刻通りの19:00スタート。
最新作であるセカンドアルバムを中心に16曲90分のライブで、もうちょっと見たかった気持ちもあるけど、ティモがMCで「だって、俺達は2つしかアルバムが無いんだぜw」と言っていた通り、これくらいで丁度良いのかもしれない。
本編ではStratovariusのカヴァーを披露した上に、アンコールではビックリのSonata Arcticaから(しかも、ヤニが初めて曲を書いていたはずの)My Seleneを演奏! ファンサービスとしての効果も抜群で、凄く盛り上がってた。この曲がねぇ、またティモのボーカルやイェンスのキーボードがばっちりハマってて、下手したら本家より合ってるんじゃないかと。めちゃくちゃ良かった。
他のメンバーが11年ぶりの日本でのステージとなったヤニを前面に出そうとしているのが客席にも伝わって来て、感動的なライブだった。遠征してでも実に来て良かった。
願わくば、また新しいスタジオアルバムがリリースされて、Stratovariusは欧州ですっかりビッグバンドだからスケジュールの調整も大変だろうけど、Cain's Offeringとしてのツアーをやってくれると良いなぁ。今回のツアー、本当によく実現したものだ。
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