レーシック手術、RK療法、ICL手術、オルソケラトロジー療法…自分に最も適した視力矯正治療法がわかる。
視力が悪くなるとはどういうことか、「目が見える」とはどういうことかの定義から、強度近視や乱視に向いている視力矯正治療の選択肢を紹介している本。著者は眼科の執刀医。
老眼が「目の調整力が弱くなること」と分かったし、視力を正しく測るには、この調整力を一時的に2~3日緩める目薬を点眼して行う必要があること、視力矯正手術では特にこれが大事であることなどなど、2014年の3月に出版された本であり、2015年現在の日本における視力矯正手段にどんなものがあるかも良く分かった。メガネやコンタクトレンズの選び方も参考になる。遠くが見え過ぎるレンズを選ぼうとした時に、必ずしも勧めない眼科医の方が信頼できるとか、そんな話だった。
自分は-8D~-9Dくらいのド近眼なので、以前から視力矯正手術には興味があったのだけど、この本を読んでやはりレーシックは避けようと考えた。後戻りの手段が無いところが怖過ぎる……。
レーシックに関しては日本でも施術例や統計が蓄積されて来て、全体的に満足度が高くはないことや、普及期とリーマンショックという不況が重なってしまったことで、値下げ競争みたいになって正しい執刀を出来ないクリニックが増えまくってしまったとか何それこわい。
近年になって日本でも厚生労働省の認可が下りた、穴の開いた後房型フェイキックIOLというタイプが最も低リスクかつ強い近視にも矯正効果が期待できるとあった。費用は60万円~100万円が一般的のようだが、レーシックのように術後から時間が経ってグレアや頭痛といった症状に悩まされるリスクが無いのであれば、こういうのを検討しても良いのかなぁと思った。
裸眼で生活してぇ……。
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