石川(金沢)観光の2日目である。
この日はなんと朝から壮大に寝過ごしてしまい、ホテルの朝食を食べ損ねた。12時間くらい寝てしまった計算になる。
開店前の近江町市場にある寿司屋に並ぶ計画がいきなりパァである。クソが。
遅く起きてしまったショックで金沢駅構内を歩いていると、開店前から並んでいる「金沢まいもん寿司」なる寿司屋を発見する。
頑固な職人ぽいおっちゃん達がせっせと仕込んでいるのを見て「お、これは良いんじゃなかろうか。行くか~?」と並んでみることに。ロケタッチでタッチしたら知ってるアイコンが「友達も来たことあるみたいだよ!」と登場し、マジで興醒めしてしまう。18キッパーだけあって店を嗅ぎ分ける嗅覚が凄いのだろうか。
メニューは忘れてしまったが、のど黒が入っているランチを注文した。どのネタも素晴らしく美味い。
あまりに美味いので生ビール(エビスである。この店は分かってる)と、のど黒としめ鯖も追加で握ってもらった。のど黒が余りにも美味すぎる……。
これだけ食べて会計2,500円くらいだったので満足度は相当高い。
さっきの寿司屋もあった金沢駅百番街という駅直結の百貨店(?)みたいなところに、日本酒のバーカウンター + 土産屋の一体化した「金沢地酒蔵」というお店がって、ここの試飲自販機が凄かった。
しぼりたての地酒がワンコイン100円で楽しめてしまうのである。まだ開店直後の昼時にも関わらず、売り切れている銘柄がチラホラ見られるのである。お分かり頂けるだろうか。クズは全国どこにでも居る。
「前田利家公」が、フルーティで甘くやわらかいお酒で美味しかったでクズ~。
旅行会社からもらった在来線の切符で加賀温泉駅へ。北陸の列車は降りる人が自らボタンでドアを開けなければならず、相変わらず初見殺しだなぁと。
加賀温泉駅でホテルの送迎バスに拾ってもらい、山中温泉エリアへと移動する。チェックイン後に夕食まで時間があり、地元の渓谷美が楽しめるという鶴仙渓を教えてもらい、行ってみることに。
この鶴仙渓、割としっかりした遊歩道が整備されており、川のかなり近くを歩ける。熊野古道みたいに凛とした空気と川の音が近くに聞こえて、人も少なくてとても良かった。
ただ整備されているとはいえ、ラピュタのようにあちこち苔だらけで、雨の日に歩くと滑って壊そうだった。晴れた日で良かった。
鶴仙渓の1番深いところに、「あやとり橋」という名の変態橋があって、ちょっとした自撮りスポットと化していた。
うねうねと曲がりくねった造りで、何故こんなデザインにしたのか意味が分からないが、絶叫マシンみたいでかっこ良かった。
鶴仙渓の奥深くに「東山ボヌール」という民家を改造したような洒落たカフェがあって、ここがなんとキリンのハートランド生ビールを専用ジョッキで提供してるのだった。うむ。この店は分かっている。
1杯目はウェルカムドリンク代わりに「しあわせビール」という名前で1杯450円で飲ませてもらえる。安いけどなみなみ注いでくれるのが嬉しい。
昼間から酒ばかり飲んでいて我ながらクズ過ぎる……。
2日目の宿泊は、セレクトグランド加賀山中というホテル。新館(といっても昭和の終わり頃に増築した模様)の「もみぢ亭」という建物。
客室が異常に広くて、和室と洋室が合体して12.5帖もある……。何じゃこりゃ。
夜はバイキング形式だがメニューも豊富で、牛サイコロステーキも実演で作ってくれるので余りにも食い過ぎてしまった。
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