「もうすぐ北陸新幹線が開業すると富山と石川は関東方面からの観光客で激混みになる筈だから、まだ行ったことの無い石川に行きたいぜ!」と観光に行ってきた。
当然のように旅行会社のパッケージツアーを使っている。何故なら安いから。
この内容で3月の土曜を出発日に選ぶと33,000円くらいである。いくら何でも安すぎる!
10:00前に名古屋駅を発つ特急しらさぎに乗車。別ルートから富山方面に向かうワイドビューひだへは数回乗った事があるが、しらさぎは初めて。こっちの方が車両がかっこいいですね。
およそ3時間くらいで金沢駅に到着する。ちなみに北陸新幹線が開業すると、しらさぎは金沢止まりとなってしまうそうだ(ひだは富山まで行く)。
金沢駅で降りて手荷物をホテルに預けてから、まずは近江町市場に行ってみた。いきなりクライマックスという感じである。
しかしこれが、人が多いのなんの。小雨の降る土曜午後という要因もあったかも知れないが(市場はアーケードがあるので雨がしのげる)、とにかくむっちゃ人が多い。これで関東圏から来る人が増えたらどうなるんだという感じ。
市場は新鮮なカニやエビがわんさか並んでて見てるだけで面白い。北陸ですっかり白身の王様として名を上げたのど黒だが、並んでいるのは地元産よりも九州や四国から仕入れたものが多いようだった。意外だ。市場に青果物店が多い点も意外であった。こいつら全員が青果部かよ……。
この市場に来たら絶対に海鮮丼を食すのだ、と強い意志でもって臨んでいたのだが、とにかくどこの店も満席で外まで行列が続いているのだった。
絶望して入った「近江町いちば館」なるビルの2Fにも海鮮丼を提供する店が! 少人数で切り盛りしているため、数人の客を入れては食券機を停めているらしいと後になって知った。何も知らなかった僕は「あのー、食券機が停まってるんスけど」と店の人に図々しくも聞いたところ、「ちょうどさっきまでの客が捌けて来たから食券受け付けます」と電源が投入された。「私たちもずっと再開されるの待ってたんですぅ~」というJD軍団にも謎の感謝をされた。何だこれ。
まぁとにかく店に入れたので良かった。大人の力を見せ付けるため、3,000円の加賀百万石丼を注文してやった。注文が入ってから市場へ連絡して仕入れるスタイルのため、出来上がるまでしばらく待ったが、大変美味しかった。マグロのトロだけちょっとくどかった。
海鮮丼でお腹も膨れて幸せな気分になり、そのまま歩いて金沢城公園へと向かった。金沢駅周辺は主要な観光地まで徒歩でアクセスできるのが良い。
金沢城公園では、ちょうどこの日に橋爪門の復元整備が完了したそうで、そこそこ混んでいた。
金沢城の天守は火事で焼けてしまったそうだが、石垣などは立派な造りで残っていた。この辺も綺麗過ぎるので復元したのかも知れない。
金沢城公園から繋がっている兼六園にも行ってみた。入場料500円。金沢市民は土日だと無料で見学できる制度があるようで、うらやましい限りである。さすが知名度のある観光地だけあって、この日は中国からの観光客も沢山来ている様子だった。
兼六園はとにかく敷地が広くて、ゆったりとした時間が流れているのを感じるスポットだった。園内に幾つかある、お茶と和菓子を出す店も、よくあるボッタクリ価格ではなく良心的なものだった。文句なしに良いところである。
旅行会社の予約してあった料亭で食事を済ませて、宿泊場所のANAクラウンプラザホテル金沢へ。JR金沢駅にほぼ直結していて観光拠点としても便利な場所である。
なかなか立派なシティホテルで、今日明日だけで沢山のカップルが披露宴の予約で埋まっていた。上層フロアにはオサレなバーもあった。
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