2012-04-09(月)に年休で会社を休んで土日月と3日間、北海道旅行へ行って来た。
個人で申し込む航空券の料金に絶望したのでツアー会社を利用した。
航空会社の主催している航空券 + 札幌市内ホテル滞在 + レンタカーというフリープランも考えたのだが、北海道へ行くのは初めてで自前でプランを考える自信が無かったこと、さらに言えば凍結の可能性がある路面を運転したくないという理由で、ツアー会社の主催する企画商品に参加することにした。
日程は、
これでコミコミ29,980円というプランだった。小樽へ行くオプションは、確かプラス4,000円だったかな。
北海道までの航空券と、現地でのバスツアーと、宿泊がセットになったようなプラン。
この日は08:00台の便へ搭乗するため、早起きして中部国際空港へ移動。車の送迎に何度か来たことはあったけど、自分が飛行機を利用する目的で来たのは初めてなのだった。スゲー綺麗なのね…。びっくり。
同じツアーに参加した女の子集団が皆やたらと巨大なスーツケースを持っていてビビる。あれは着替えが入っているのか、それとも帰りの土産が大量に入ることを見越しているのだろうか。俺なんか下着の替えとラムダッシュくらいしか持って行く荷物が無いから、ちょっと大きめの手提げバッグと現地移動時に持ち歩くためのトートバッグしか持参しなかったよ…。
JALの便で新千歳空港まで移動して、現地を3日間案内してくれるエルム観光という会社のバスで札幌市へと移動する。
バスガイドさんのテンションが大変高く、最前席だった僕は対人ポイントを激しく消耗したのだった。
参加者の大半が小樽へのオプショナルツアーを申し込んでいたらしく、札幌市でバスを降りたのは数人しか居なかった。
意識の高いビールクズである僕は、小樽には目もくれず、サッポロビール博物館へと向かったのだった。
明治時代を思わせる赤レンガの建物がお出迎え。
お腹が減っていたので、博物館の見学を前に、まずはサッポロビール園で昼食。
ジンギスカンとカニクリームコロッケの付いて来るライラックランチというやつと生ビールを注文した。
昼食を済ませてサッポロビール博物館へ。
この日は天候が少し吹雪いていた影響か、博物館見学に来る人がほとんど居なくて、予約も無しにいきなりガイドツアーに参加出来た。
フロントでの待ち時間もそこそこに、ガイドツアーが始まった。
黒田清隆、村橋久成の2名が北海道開拓に参加していなければ、今日のサッポロビールは存在しなかったという解説を受ける。
ありがとう村橋。
実は博物館の展示は、僕の期待していた内容と少し違っていて、北海道開拓の過程で誕生したビール会社が日本麦酒醸造(エビス系)と大阪麦酒(アサヒ系)と合併し、さらにアサヒビールブランドとは分割されて…という歴史を「黒ラベル」銘柄を通して紹介しているのだった。
つまりエビスの歴史を知るには、東京のエビスビール記念館へ行かなければならないのだった…。まぁ東京ならいつでも行けるから良し。
とは言え、試飲コーナーでは、サッポロが取り扱っている銘柄の樽生ビールが、北海道限定のものも含めて格安に試飲でき、非常に捗る博物館である。
上記3銘柄におつまみを選んで500円(!!)でたっぷり試飲出来てしまう。
サッポロクラシックは道内であれば割とどこでも飲めるんだけど、開拓使麦酒は取り扱っているところが極めて少なく、我々本州に住んでいる人間にとっては、時々のコンビニ限定流通を除くと滅多に飲むことの出来ない、文字どおり「幻のビール」と言えよう(しかもやたら旨い)。
飲み比べでなく銘柄指定だと、もっと巨大なグラスで1杯200円で試飲出来るし、おつまみも100円で単品購入が可能で、大変に捗る博物館だった。
もう旅行の目的は果たしてしまったので、夜は札幌市街をぶらぶらと歩いていた。
特に凄いと感じたのは札幌駅前通地下歩行空間で、大阪や名古屋の地下街とは違って本当に巨大な「空間」が広がっていて圧倒された。
ここを通ると札幌~大通り~すすきのと、主要エリアを地上に出ないまま歩いて行けてしまうのである。梅田~心斎橋、あるいは名駅~栄が「道」じゃなくて「空間」で繋がってしまったような感覚と云うと伝わるだろうか。どおりで、軽く吹雪いてる中で、地上には人の姿を全然見かけないわけだよ…。
初日の夕食は付かないパッケージプランだったので、すすきのエリアの回転寿司に立ち寄って食べた。サーモン140円はまち180円とか完全に価格破壊だった。北海道すげーな。
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