平日に有給休暇を取れたので、土日祝では出来ないことをやっておこうかなぁと考え、そういえばまだ納めておらず「そろそろ追納期限だぞ」って督促されていた国民年金の学生納付特例制度を思い出し、地元の年金事務所へ行ってみた。
窓口で受けた説明によると、僕が制度を申請していた期間(平成13年11月から平成16年3月)までの、当時の保険料は月額13,300円で、追納する場合は経過した年数に応じた「追納加算額」が掛かるそうだ。9年経過と10年経過で加算額がえらい違って「何じゃこれ」という気分になった。社会人になってすぐに納付していれば…。
20代30代の人が窓口へ来ることがそもそも珍しいとかで(確かに待合室はじいちゃんばあちゃんばかり)、もっと「早く追納追納!」って言われるのかと予想していたんだけど、随分と同情的に説明してくれたのだった。曰く、
直近で期限がやって来る、平成13年度分の納付期限は2011-11-30までらしい。
どうするかは期限までに考えるとして、とりあえず年度別で納付書くださいって言って発行してもらい、受け取って来た。
アタシは死んだ。
おもちゃ箱のように過剰に装飾されたマンションの一室に芸大生の宙吊り死体が!現場は密室状態。死体発見の一部始終は、室内に仕掛けられたビデオで録画されていた。タイトルは『φは壊れたね』。D2大学院生、西之園萌絵が学生たちと事件の謎を追究する。森ミステリィ、新シリーズいよいよ開幕。
「Gシリーズ」と呼ばれる新シリーズ最初の物語。
芸大生が芸術作品みたいになって自室(もちろん密室)で宙吊りになってナイフで刺されて死んでいた謎を、西之園萌絵が所属する研究室の新しい面々で談義しながら進んで行く形式のようだ。
森博嗣ファンとしては、萌絵ちゃんが随分と落ち着いてしまい、エキセントリックなお嬢様っぽさ(まぁ時々は発揮されているけども)が薄れてしまった点が、成長した娘を見ているような気持ちで何ともムズムズする。
瀬在丸紅子さんを中心とする「Vシリーズ」のレギュラー人物がいずれも個性の塊だっただけに、皆が普通の大学生に見えてしまう今作は大人しい印象を受けてしまう。海月(くらげ)君が探偵役としては地味過ぎて、カレー食ってたことしか記憶に残らないよ…。殺された芸大生の友人だった女の子2人の方が目立っていた。
飛び降り自殺とされた男性死体の額には「θ」と描かれていた。半月後には手のひらに同じマークのある女性の死体が。さらに、その後発見された複数の転落死体に印されていた「θ」。自殺?連続殺人?「θ」の意味するものは?N大病院に勤める旧友、反町愛から事件の情報を得た西之園萌絵らの推理は…。好調Gシリーズ第2弾。
Gシリーズ2冊目。
那古野市で頻発する飛び降り自殺、その死体には、いずれも口紅で書かれた「θ」という記号が!
これはトリックの種明かしがとてもスマートで、読んでいて楽しめた。あやしい宗教団体や、過去の作品に登場した懐かしい人物まで出て来て、ファンサービスも満点という感じ。
海月君が淡々と種明かしするのが、何というか、探偵ポジションのキャラクタなんだからもっと快刀乱麻を断つようにスパーンと言ってくれないものか。
単体でもミステリ小説として面白いのだけど、やはり過去の作品を読んでいる人向けではある。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)
私も払ったけど、かなり高かったよ。
>青髭王さん<br>ぶっちゃけ余り払う気が無いです。