民主党が小選挙区で221勝、比例区をあわせて308議席を確保する大勝となった。民主党の候補に1票を投じた人の多くが「いくら何でも勝ち過ぎだ」と思うような結果になったのではないか。
小選挙区制の怖さを見た気がする。「ここらで一度、自民党にはお灸を据えてやらなきゃならん。第一党の座を割るくらいには議席を減らすことになるだろう」と色んな人が考えて行動した結果、ものすごい大差がついてしまった。民主候補に僅差で敗れた他党候補への票は、全部死に票だ。今回の選挙が中選挙区制で実施されていたら、もう少し“二大政党制”と呼ばれるような結果になっていただろう。
選挙前から野党になることが濃厚だった自民党が、下野した後にきちんと野党の仕事を果たしてくれるとは思えなかったので、今回、比例区では共産党に1票入れた。自民党大物議員の復活当選が気に食わない人から、比例代表制には厳しい意見もあるようだけど、多くの選挙区に候補を立てられないような少数政党に国会で活躍してもらうためにも、残して欲しい制度だ。僕の選挙区では、そもそも候補者が少なかった*1ので、自民も民主も選べないような状況になったらカルトに入れるか白票を投じる以外の選択肢が無くなってしまう。それは困る。
*1 自民党、民主党、幸福実現党からの3人。
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参号館 日記(ariyasacca)
政党に意見を放り込める比例代表があるのだから、候補者の人柄で選択できる大きな範囲の選挙制度があった方がいいと、自分も思う。