22日の東京株式市場は日本時間のけさ、アメリカで発表された大手半導体メーカーエヌビディアの決算が市場の予想を上回る好調な内容となったことを受けて取り引き開始直後から多くの銘柄に買い注文が集まりました。
そして、午後の取り引きが始まった直後に日経平均株価の値上がりの幅は700円を超え、1989年12月29日につけた取り引き時間中の史上最高値、3万8957円44銭を上回って3万9000円台まで上昇しました。
その後も上昇幅は800円以上に拡大し日経平均株価は取り引き時間中に3万9156円97銭をつけました。
終値でも1989年12月29日につけた史上最高値、3万8915円87銭を更新し、21日の終値より836円52銭、高い3万9098円68銭で取り引きを終えました。
東京株式市場を代表する指数の一つである日経平均株価が、実に34年ぶりとなる高値を更新した。僕は2013年から優待を目当てに株式投資を始めた典型的なアベノミクスによる投資デビュー組なので、感慨深いものがある。この時はまだ2chの投資板とかも見ていて、中国株ブームの残り香があって「株主優待の設定が無い日本の個別株を買ってるやつはバカ」「空売りを駆使して下落でも利益を取らない奴は半人前」といった空気が支配していた。つまり、「世界の投資家に見放された日本株」って見方はかなり残っていた。そして2chの意見に影響され僕も空売りやってみたが高い授業料を払わされただけだった、もうロングオンリーしか考えていない。
NHKの記事はバブル絶頂期・バブル崩壊からここまでの流れがなかなか良くまとまっている。未だにくす玉を用意してウェイウェイとセレモニーやってる証券会社があるのは驚きではあるが、兜町って今も昔もこんな感じなんだろう。アベノミクス当時の安倍首相による消費税の増税が無ければ、景気が腰折れせず正直もっと高値更新は早く訪れたと思うのだが、たらればを言っても仕方ない。今はこの象徴的な出来事を喜びたい。
普段から度々言及しているが、真に東京株式市場を表している指数はTOPIXの方だと思っていて、こちらの史上最高値(2884.80pt)はまだ上なので、いずれこちらも更新されるのだと信じているぞ。
自分の個別株パフォーマンスと日経平均株価やTOPIXを比べてみると、それほど大差ないというか、個別株をあれこれ考えて買ったり売ったりする手間を込みにすると結局インデックスには勝てないんじゃないかと思わされるが、株主総会に行ったり株主優待を使うのは趣味というか、10年超の個人投資家生活を通して完全にテンプレ生活の一部となったので、今後ものんびり楽しみたい。セガもソニーも買ったことが無いままここまで来てしまったなぁ。
他にも色々と思うところあるけど、まずはこの象徴的な出来事で、街中の雰囲気が明るくなったり、企業が賃上げに本腰を入れるようになると嬉しい。俺の給料も上げてくれ。
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