「ループもの」として大変に評判がよく、アニメ版をノーマークだった『サマータイムレンダ』全25話をAmazonプライムビデオで一気見した。めちゃくちゃ面白かった。なんで今まで見ていなかったんだろうと不思議に思い調べたところ、ちょうど1年前2022年春の放送時は、Disney+独占配信となっており、他の配信サービスでは視聴できなかったようだ。最近解禁になったのかな?
和歌山の孤島・日都ヶ島に帰郷した慎平が遭遇するタイムリープSFで、オカルトホラー的な要素も強い。孤島・ループ・閉鎖的な因習・スケベ警官・二重人格・数秒だけ先が見える能力などなど「どこかで見た設定」の欲張りセットなのだけど、徐々に視聴者に開示される謎の塩梅が絶妙で、ちゃんと「N周目のあの人の言動はこういう意味だったのか!」って腑に落ちるのがよい。1990年代のアドベンチャーゲームを夢中で遊んでる感覚に陥る。陰惨なシーンとコミカルなギャグシーンのバランスも良いし、アクションシーンもぬるぬる動く。
最後の25話をまるまる1話使って、きちんと「ようやく手にした世界線」を描いてくれる構成が素晴らしかった。この結末を知ってる状態で、夏にもう1回最初から見直したい。全体的に和歌山弁がフィーチャーされているのが強い特徴で、ちょうど同僚にも和歌山市の人が居て話すと「大阪弁とは絶妙にちょっと違う」のだけど、『サマータイムレンダ』作中の話し方もそれと似ていてリアルだなと感じる。キャスト陣は場合によっては1人3役・4役も演じ分けなければならないから大変だと思った。慎平の話し方が全く炭治郎を想起させない演技に仕上がっていて凄い。
ストーリー・構成・キャラクター・ギミックほぼ全て良かったけど後半クールのOPだけあまりにも『シュタゲ』になっていて逆に外してる感があった。前半クールのOPが作品にマッチしていた反動で余計そう感じたのかも知れない。
マンガ配信サイト少年ジャンプ+で連載中は、最初の方は読んでいたけど途中で追いかけなくなってしまったので、最後までアニメで見られてよかった。Kindleコミックも1巻2巻くらいは確かセール時に買っていた。正ヒロイン潮のカラっとした性格も魅力的だけどもサブヒロインの澪とか朱鷺子のねっとりした会話や、ひづるさんのダウナーな女性版・岸部露伴なところも凄くいいよね……。とくにコミック版でも圧倒的かわいさだった澪の透明感・褐色ヒロインぶりがアニメ版だと強化されていてやばい。全話視聴したらサマータイムレンダ2026 未然事故物件も読みましょう。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)