30年近く前に卒業した中学校で何やら同窓会委員なるものが組織されて代々引き継がれているらしく、役員をやってくれないかと打診があった。まぁ在宅ワークだし世話になった母校に何か貢献ができるなら引き受けておくかとやることにした。任期は2年間。
今日は役員の引き継ぎ会合みたいな場が設けられており、仕事を終えてから参加してきた。さすがに校舎やグラウンドがどちゃくそに懐かしい。当時の同級生が別地区から新任委員としてチラホラ来ていて、みんな大人になったなぁなどと小学生並みの感想を持った。現在の校長先生と教頭先生が対応してくれたが、当然だが全く面識は無かった。少し前の校長先生が、僕が生徒だった時の理科を担当していた先生だったようだ。地元のスナックなどで卒業生によく目撃されていたらしい。
役員といっても大した仕事は無くて、周年行事があるような年でもなければ、会長に選出された人が卒業式などの式典の来賓として参加する程度のようだ。卒業する生徒たちが同窓会に半強制で入会となるシステムらしく、ハテ自分たちの卒業時にそんな会はあったかなと不思議に思ったが、どうも僕らの代が卒業して数年後にOBが構築したシステムのようだった。思い付きで作られたシステムや伝統が後ろの人たちに残され続けるの、日本という国の悪いところな気がする……。会長にも推されたが、さすがに独身・子なしのおじさんが式典挨拶などしたくなかったため、別の形で貢献させて欲しいと辞退した。卒業式に無職の可能性がある未婚男性が来賓スピーチやってたら前代未聞やぞ。
今の教頭先生や校長先生は年に数回美浜町の学校再編「夢づくりワークショップ」に参加して、小中学校の統廃合に向けて準備しているそうだ。かつての学び舎が無くなるのは寂しい限りだが、コンクリートの耐用年数や各地区の少子化といった課題もあるし、のびのび遊んで学べる学校ができるといいですね。
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