ariyasacca

▼ [ゲーム]『逆転検事』クリアした

『逆転裁判』シリーズのライバル検事である御剣怜侍を主人公とするスピンオフ作品『逆転検事』をクリアした。近所のゲオでワゴンコーナーで投げ売りされているのを見かけて思わず買ってしまった。

感想（ネタバレなし）

• 『逆転裁判』本編の探偵パート・法廷パートに対して、本作『逆転検事』では捜査パート・対決パートを交互にこなして事件の真相に迫って行く。
• 法廷パートのようにしっかり準備して臨む展開とは異なり、とつぜん対決パートが始まったりする流れが多く、最初は面食らったが、これはこれでテンポ良く進んでいいかも知れない。
• 捜査パートの画面が『逆転裁判』のような王道アドベンチャーゲームでなくファイナルファイト風にドットキャラクターを移動させてあちこち調べる方式で、これも最初は面食らったが、調べるコマンドの有効箇所が多く、かつ相棒キャラごとに会話もアレンジされるため、なかなか楽しかった。
• 義賊ヤタガラスを名乗る一条美雲や国際捜査官の狼士龍など、本作オリジナルキャラにも一定以上の魅力を感じるものの、オバチャンや若かりし姿を披露する狩魔親子など『逆転裁判』本編からのキャラクターが濃過ぎて食われてしまっている印象はある。なんか本編から登場するキャラが多過ぎて同窓会っぽさもある。
• 「ぬすみちゃん」システムが現代技術を超越したAR過ぎるだろ……。これが証拠採用されるのは、なんというか勢い重視の逆転シリーズならでは。
• 対決パートのゆさぶりが淡泊というか、ゆさぶったら証言追加とヒントが出るから大体サクサクと進めて行けてしまう難易度だった。ナルホドくんよりも御剣の方が優秀ということの表れと考えれば納得できなくもないか。
• イトノコ刑事が思いのほか活躍しており、『逆転裁判123』よりも見せ場が多いくらいかも。あと狩魔冥ちゃんのツンデレぶりが大変よい。
• 御剣の心情が地の文として描写されることで、師である狩魔豪とはどういう風に異なった検事の道を目指すのか、あらためてしっかり伝わるのが、シリーズファンとしては嬉しいところ。
• クリアしてから気付いたけど、作品内時間が2～3日しか経過してなくて、後付け設定で外伝作品を作る忙しさを感じる。過去編エピソードの方が縛りが少ないから、もうちょっと過去編が多くても良かったかも。