読んだマンガの棚卸しです。感想を書いておかないと、最新巻を買った際に、自分でも中身を忘れてしまうからな!
相変わらず、読む速度よりも衝動的にポチる速度の方が上回っていて、全然減って行かねぇ……。
Kindleの半額セールで最新巻まで買ったまま、「読むの大変そうだな~」と、ずっと積んでいた作品(じゃあ読むまで買うなよという感じだが)。
読み始めたら、あまりにも面白くて、もっと早く読めば良かったと後悔した。
「コイル」という新エネルギーが普及した近未来を舞台にしたSFで、コイルをエネルギー源とすることでアンドロイドも一般的になっている。ただしコイルが原子力以上に、人類が扱うには大変なものである様子が徐々に明らかになる……という感じで、物語の導入から、過去のエピソード挿入まで、プロットが非常によく練られている。
アンドロイドと心の描写は手塚治虫的でもあるし、第1話から完結に向かってずっと走り続ける展開は『鋼の錬金術師』を彷彿とさせる。とても完成度の高い作品。続きも楽しみ。
Kindleでしばしば1巻無料セールになっていて、1巻を読んだらハマってまんまと最新巻まで購入してしまったケース。
よくある超能力バトル少女モノと思いきや、紗名と蔵六、そして周辺に居る人達の交流がメインであるように読める。
爺さんの蔵六が、頑固一徹で曲がったことを良しとしない性格のままブレないところが良いですねぇ。バトル展開で好きなキャラクターは、メイドさんになって戦う一条さん。あんた幾つ能力を持ってるんや。
転職を機に四国から上京し、シェアハウスへ入居した主人公が、シェアハウスの住人と、夜な夜な宅飲みをする4コマ作品。ギークハウスの綺麗なところだけ抽出・凝縮したようなズルい内容である。
ヱビスビールに水曜日のネコにインドの青鬼と、好きなビールが沢山登場するので読んでいて楽しい。ただし2巻でスーパードライ回があった点はNG。
酒の解説担当である直ちゃんが大変可愛いのだけど、アパレル店員でこんな高い酒を毎晩かっくらって、財政は大丈夫なのかよ……。
主人公・みちるの、社会人としての成長も丁寧に描かれていて、『NEW GAME!』のようなお仕事マンガとしても楽しみもあります。
住宅の大規模改修「リノベーション」をテーマにした人情噺というか、初期『美味しんぼ』の料理を住宅にしたような、非常に味わいのある作品。
「営業の提案スキルって、こういう事だよね~」と、営業経験の無い俺でも納得の行く描写が多い。
この作品を読んでから不動産の物件情報を見ると、間取りなんかも今までとは違った景色が見えてくるから不思議ですね。
全くノーマークだったので、アフタヌーン2018年8月号に1話が出張掲載されてたのを読んで初めて存在に気付いた、名作『寄生獣』の外伝作品『寄生獣リバーシ』。
かつてアフタヌーンに読切掲載され、アンソロジー本『ネオ寄生獣』でもピカ一の完成度だった『今夜もEat it』を生んだ太田モアレ氏の手掛ける連載が『寄生獣リバーシ』とあって、深い考察や本編への愛に溢れていて本当に期待しかない。
『今夜もEat it』でも思ったのは、意図的に絵柄を似せているというか、とにかく無表情なパラサイトの描き方がもの凄く巧いんだよね。衝撃の1話ラストで明かされる外伝側の視点や、2話にして「田宮良子」や「Aさん」といった重要人物も続々と顔見せして、目が離せないです。オリジナルキャラクターである主人公タツキや、クラスメイトの朝河も独特の魅力がある。2018年の8月頃に単行本としてまとめられるようなので、電子版もすぐに発売されると良いなぁ。講談社はKindleストアでの発売が紙とほぼ近くて頑張ってる印象なので、楽しみだ。
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