2017年にKindleセールで買って、ちゃんと読むまで済ませたマンガの中で印象に残ってる作品の感想を記録します。積んでるものは入れてない。
あと、一部に連載をリアルタイムで追ってる作品も入ってます。
人類が石化してしまった世界で目覚めた少年たちが文明の再興を目指す物語。
展開の速さと科学要素が尋常でなく面白く、とくに「科学王国を作るぞ!」という話になってからの畳み掛けるような展開は異常と言えるレベルで、読むのが止まりません。
原作が『アイシールド21』の人と知り、「そう言えば主人公が蛭魔妖一っぽい策士だなぁ」と納得するし、作画が『ORIGIN』の人と知ると、「ちゃんと少年誌向けに作画がデフォルメされてる!」と感心します。
週刊少年ジャンプの掲載順で常に上位をキープ。とてもオススメ。
序盤はダブルヒロインのよくあるラブコメと見せかけて、テコ入れ(?)で3人目のヒロインうるかが投入されてから加速度的に魅力が増してます。
最新巻では先生や先輩など、サブキャラ陣も充実して来て、皆が魅力的。
キャラクターの掘り下げ方が丁寧で、誰とくっついても良いけど誰ともくっつかないで欲しいラブコメ。ジャンプ的な強引さを感じない点がとても良い。
5つ子の誰かと結婚する結末だけが決まっているラブコメ。みんな同じ顔をしているため、誰と結ばれるのかは分からないまま連載されている。
「まーた色物が始まった。マガジンはラブコメ作品が増え過ぎて変化球しか出せんのか~」とケチ付けてたのだけど、これが面白いのだった。
ヒロイン全員可愛い系です。
パリコレでランウェイに立つことを目指す低身長の女の子と、ファッションデザイナーを目指す根暗な男の子の話。ラブはコメっていない。
新人と思えぬ作画力と、ハッとするようなコマ割りで、少年誌だけど少女マンガみたいな、不思議な魅力があります。
作者が描きたいものを描いているのが伝わる、2017年現在ではファッション系お仕事マンガ。この先はラブがコメる、のかも知れない。
「女性にモテたい」とこじらせた凄腕のガンマンが、毎回しょうもないカッコつけをしているコメディ。ただそれだけなのに、1話完結の話が毎回とても面白い。
女性賞金稼ぎオークレイと、主人公の保安官エヴァンスとの、どう見ても両想いなのに勘違いを重ねるイチャコラ展開も作品の良いスパイス。オススメ。
京都花街で舞妓さんに食事をつくってる女の子を描いた飯マンガ。
食べ物を通して京都の文化を描いている点がイイ。ときどき故郷・青森のエピソードも挟まれるところがまたイイんだ。
のんびりペースで連載続いて欲しい作品。
男でも女でもない地球外生命体と同居する不思議マンガ。何を与えるかで男性になるか女性になるか決まるから、こういうタイトルのようだ。
どこか小畑健を思わせる繊細でキレイな画風。
アニソンを作って発表する少年少女の青春群像劇。
ニコニコ動画やYouTubeがすっかり普及した2010年代をキレイに描写していると思う。
あまり注目されてない作品ですが、僕はかなり好き。ラブはコメりかけてるがお話のメインではない。そこが良い。
引きこもり更生、というよりは、引きこもりによる家庭崩壊をリアルでグロテスクに描いている。
かなりキツイ内容のため、ポチるポチらないの前に、オンライン連載版で読んでみるのが良いかと。『ウシジマくん』をさらに救い無くしたようなキツさ。
リア充だった主人公が絵を描くことに目覚め、美大合格を目指す。
アフタヌーンで部活マンガと言えば変人の多さ。この作品も変わり者多し。
『とめはねっ!』の美術部版というか油絵版みたいな雰囲気。
エロい大上さんの妄想がだだ漏れてしまう思春期エロラブコメ。
少年誌では連載できない、アフタヌーンらしい健全さ(褒めてる)。
連載開始当初は「またレシピマンガかよ!」と思ったものの、コミュ障の女の子が料理のおもてなしを一生懸命に考える姿にじーんと来た。
定食屋「阿吽」の大将がまた良い人なんだ。登場人物みんな良い人系。
Jリーグのユースを描いた作品として有名だが、それ以上に「サッカー選手における視野の広さとは何か?」と物凄く説得力ある描き方をしてる点がスゴイの一言。
連載10巻超えても面白さが全然落ちず、むしろ加速している。
ラブがコメりかけ。でも本編のサッカーがそれ以上に面白いので目が離せない。イチオシです。
長い間とくに深い理由もなく百合作品を避けていたのだけど、「現代は多様性の時代だし読んでみるか」とポチってドハマりした作品。
シリーズごとに主人公の代わる、女子校群像劇といった感じ。百合かどうか関係なく、これは純粋に作品として面白いのだと思う。
各シリーズの合間に入るオマケマンガにおけるサブキャラの掘り下げっぷりも良い。絵や構図もめちゃくちゃキレイ。連載続く限り、ずっと指名買いしたい作品。
何か面白い百合作品は無いものかとAmazonのレコメンドからポチったら面白かったギャグ成分が多めのマンガ。
カラッとした性格の女の子が多い。シュールで独特な世界観。作者は『まんがの作り方』という百合版バクマン(?)みたいな作品も描いており、こちらも独特の味がある。
少女マンガと侮っていたシリーズ。アジアっぽい雰囲気の漂う国を舞台にした、政略ドラマ。
主人公のヨナさんが逞し過ぎて惚れる。目線に力があり、「人の上に立つ」とは、こういう事なんだよなぁと思わされる。
ハクや四龍など、周囲を固める登場人物にチート感はありますが、バトルではなく政略が見所なので、全然気にならないです。大河ドラマ的なものが読みたい人にオススメ。
飯マンガにして雑食マンガ。可愛い女の子が教師を巻き込んでチンコからキンタマから、古今東西の珍味というかゲテモノを食べる。
下ネタのぶっ込み具合が直球で良いです。最新3巻で何故かラブコメっぽい展開になりつつあるが、そういうテコ入れせずに、とにかく変わったゲテモノを食べ続けて欲しい。
離島を舞台にした、「福の神」を巡るホラー。ホラーなんだけど日常描写はコミカルであり、そのギャップがより一層の何とも言えぬ怖さを演出している。
最新3巻のトイレは歴史に残るトラウマシーンであり、未読の人はネタバレを踏まずに驚くこと推奨。よくKindleでセール対象になってます。僕も50%オフの時に買った。
この作者は、止まった時の世界におけるカルト宗教とのサスペンスを描いた『刻刻』でも思ったけど、『寄生獣』の岩木均みたいな雰囲気があって、とても好きです。『寄生獣』は個人的なオールタイムベスト作品で、近しい雰囲気を持つ作品はとにかく好きになってしまう。
古代から現代にハンムラビ王がやって来て、現代の「法」について、矛盾点を鋭く突く話。ストーリーはシリアスそのもの。
ハンムラビの「無表情さ」が、これまた『寄生獣』のパラサイトみたいで、絵がとても好き。無表情を描き分けられる人は凄い。
人類の中に一定数の「吸血鬼」が生まれて暮らしており、かつ社会的な役割(警察とか)を獲得した日本を舞台としたファンタジー。
吸血鬼を認めない勢力との駆け引きがメインストーリーなんだけど、まるで少女マンガのような主人公2人の煮え切らない関係も引き込まれる。
『寄生獣』『東京喰種』『亜人』あたりが好きな人にはハマる作品。ただ、作品を通して、表紙と中の絵が、どうも雰囲気が違って一致しないように感じる。
パパが家族を守るため、ヤクザから「秘密を守る」ための駆け引きに主眼が置かれたサスペンス。
パパのミステリ好きという設定も絶妙にハマっており、チンピラ達の考えを出し抜くためのスリルある会話がイイ。
SF、MMORPG、ダークファンタジーといった要素をミックスさせた、とても独創的な復讐劇。
3巻くらいまで、読むのが止まらなくなるくらい、奇妙な世界観に引き込まれる。物語の終わりが見えて来て、やや強引に畳まれそうな点は心配だが…。
ご当地マンガの名古屋版。東海3県を擬人化したようなキャラクターが活き活きと動き、ご当地ネタを面白おかしく紹介している。
名古屋はええよ!
『カイジ』から、まさかの利根川を主人公とした公式スピンオフ。
絵柄の再現度もさることながら、利根川と黒服の個性も完全に把握されており、展開が停滞しがちな本編よりも面白くなってしまっている。
『1日外出録ハンチョウ』『転生したらヤムチャだった件』などなど、2016年~2017年は、質の高い公式スピンオフ作品が続々と出た印象。
異世界 + 飯マンガなので、「もうお腹いっぱいだわ~」と言いたくなるが、これは魔法のテーブルクロスで現代の食べ物を異世界に召喚できる、というギミックが上手く作用している。
いわゆる異世界のキャラクター達が、アイスクリームや缶詰を不思議そうな表情で「これはどうやって食べるんだ?」と頭を悩ませるところが楽しい。
アラサーの女の子が集まって毎回グダグダと酒を飲む、ただそれだけのマンガ。
こんなん読んでしまうやろ~。
マンガ家ご夫婦のメシ事情にフォーカスした生活コラムマンガ。
良いとこのお嬢さんだった奥様との食へのギャップが淡々と描かれ、マンガ家スタイルの違いも鮮明。
『新婚よそじのメシ事情』に登場する奥様が執筆されてる鮨マンガ。
読んでいると、回らない鮨を食べに行くハードルが下がってよい。
中世の東アジアっぽいモチーフ世界で、侍女として取り立てられた主人公が、薬屋としての知識で世渡りして行くストーリー。他に似た作品が無く、かなり独特で面白い。
主人公は自称醜い設定なのだけど、可愛く描かれてしまっている気がする。
何かしらのマンガ賞を受賞していた事がきっかけで読んだ。
天才にして仮面作家である響のキャラクター造形が凄まじく、「キャラクターが居れば物語は勝手に動く」教科書のような作品。
主人公・響の破天荒な言動の全てが面白い。「きっと天才ってこうだ」と思わせてくれる謎の説得力。オススメ。
これまた何かしらのマンガ賞を契機に知った作品。
暗殺の天才が、ヤクザの客人として匿われるのだが、トラブルに巻き込まれて暗殺の才能を余すところ無く発揮してしまう。
淡々としてテンポに、ところどころ散りばめられたギャグ、これはめちゃくちゃ面白いです。どこかズレてる登場人物達がイイ。
物語がどう収束するのか予想も付けられず、目が離せない。ずっと続いて欲しい。
絵柄も世界観も完全にコミック版ナウシカのそれであり、一部で「ジブリ飯」などと呼ばれているし、自分もそう思う。
空を駆けてドラゴンを捕り、その肉を余すところなく美味しく頂く、面白くない訳がないよね。
空挺のファミリーは完全にラピュタのような雰囲気で、ナウシカとラピュタが好きだった自分にはどストライク。
某氏の推しマンガ。自分もKindleセールで購乳、じゃなくて購入した。
手品が好きだけど全然上手くないおっちょこちょいな先輩が毎回ラッキースケベでおっぱい見せたりしているだけの平和なマンガ。
姉弟が新キャラで登場した時は、「こんなテコ入れ要らんわ~ 先輩だけ居ればいいんじゃ~」と思ったけど、思った以上に良かった。おっぱいも2倍で作品のあざとさも2倍だ。夢がある。
あざとい。
キャッキャウフフ調理実習マンガ。本当にあざといので覚悟して読んだ方がいい(褒めてる)。
タイトルそのまんま、棋戦中の飯に焦点を当ててるのだけど、女性がいわゆる「女流棋士」ではなく「棋士」として活躍していたり、メッセージ性も相応に強い作品。
あまり難しいこと考えずに、登場するめしを「旨そう!」と思って読んでても楽しめる。
表紙では分かりづらいけど、主人公のなゆたろう(峠なゆた)は、おっぱいがとても大きいぞ。
テレビ番組の構成作家をテーマに据えたお仕事マンガ。
女の子の泣き顔が多い。仕事を頑張る女の子と、テレビ業界のゲスだらけっぷりを楽しむ作品。
めちゃくちゃ面白いのに3巻で完結してしまった。何故なんだ!
未来からやってきた時空修正官(タイムパトロールみたいなもの)が、過去に干渉して未来を変えてしまわないよう注意しつつ、現代の文化にツッコミを入れまくるSFマンガ。
もっと読みたかったなぁ。個人的には名作入りです。オススメ。
ドラクエ風の世界に召喚された凄腕の秘書さんが、魔王の側近として大活躍。
組織論としても非常に面白く、淡々とした秘書さんと魔王軍とのギャップがイイ。
色物に見えて本格的な野球マンガ。画力が高く、投球フォームもびしっと決まっててかっこいい。
唐突な打ち切りになってしまったのが残念。この先も読みたかったのに。
友人の激推しによって購入。「カバディってこんな熱いスポーツだったのか!」という熱血スポーツマンガ。
物凄い暑苦しさ。登場人物も男ばかり。だがそこが良い。
人が突如として虫になってしまう世界を舞台にしたファンタジー。完結済み。
元々はWebマンガらしいが、Kindleストアで初めて知った。ジブリが好きな人には是非とも読んで欲しい。
辺境で怪物相手に銃座から構えるウルナの物語。
マンガ版『ナウシカ』を連想させるタッチの絵柄と、善悪のひっくり返る世界観が魅力。『ナウシカ』『イムリ』が好きな人にオススメ。
未亡人が高校球児に餌づけしちゃう話。
『おおきく振りかぶって』の「うまそう!」「うまそう!」と高校球児が叫ぶ食事シーンの魅力をギュッと凝縮したような作品。
球児の食欲と消費カロリーすげえ。
IT企業勤務の小林さんちに居ついたメイドでドラゴンなトール。トールと小林さん、周辺ドラゴンを巻き込んだ日常コメディ。
『おじょじょじょ』で知った作者ですが、メイドラゴンも面白い。
『鉄腕アトム』のお茶の水博士と天馬博士、2人の若かりし頃を描くスピンオフ。
『PLUTO』とは、また違った解釈のアナザーストーリーで、お茶の水博士の造りたいロボットが何かが伝わるストーリー。
ブンちゃんがぬいぐるみホクサイを相手に独り言をブツブツ呟きながら飯を作る、その過程をひたすら描いた飯マンガ。
食べる行為そのものよりも、「今日は何を作ろう」と決めて取り掛かるところにフォーカスされてて、独特のカメラワークと共に一芸を感じるマンガ。
唐突に出てくるドラクエオマージュネタが楽しい。
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