長期休暇ということで、単行本で一気に読める良い機会。
読んだ作品の感想とか書いてみる。
超進学校に首席で入学した主人公が、歴代首席が強制的に入部させられるという「投資部」に勧誘され、株取引を始める話。実はGWに入る前からちょくちょく読んでいました。
なんとこの名門学校では、生徒達の代表たる「投資部」が機関投資家の如く、3,000億円を運用して利益を出し、全生徒の学費を賄っていたのだった!(す、すげー! なんというトンデモ設定なんだ!)
主人公をライバル視しているJK達が結成した投資グループが、「どんな企業に投資する?」「応援したい企業って?」みたいな事を真剣に考える辺りのエピソードが非常に良い。
続刊中で、最新刊ではホリエモンが登場しています。しかもホリエモンをモデルにしたキャラクターとかじゃなく、実名かよ。
架空の「帝国」を舞台に、大きな戦争が停戦締結されてからの戦災復興を任務とする舞台の活躍を描く。アニメにもなっているらしい?
ドイツっぽい国と第一次世界大戦後っぽい時代を舞台に、「兵器の進化系統樹を見透かしているかのような天才科学者」が、まるで未来から少しずつ前借りして来たように「この時代にしては進み過ぎている兵器」を発明・実戦への投入が少しずつ行われており、かつ騎士道的な文化も色濃く残っていて、架空戦記として見てもかなり面白い。
戦時下に組織された秘密部隊出身のオーランド伍長や、武家貴族出身で騎士道を重んじるアリス少尉などなど、主人公チームも、また主人公達と関わりを持つ別部隊も、いずれもバックストーリーに伏線張りまくりで魅力的。軍内政治もぐちゃぐちゃのドロドロで大変良い。
『ブラック・ラグーン』や『ガンスリンガー・ガール』を、もっとリアル寄りにした印象で(架空の国・時代なのにリアル寄りっていうのも変な表現だけど)、ああいう作品が好きな人には大変おすすめ。続刊中で今とんでもなく盛り上がっている。
ちょうどGW休暇中に最終巻の8巻が出て完結した、エログロ能力バトルを主題とした作品。これほど金玉が物語のキーを占める作品もあるまい。
世界観としては、中二的な妄想の末に能力が発現してしまった「魔人」という概念があって、魔人が大勢通っている私立希望崎学園での生徒会グループと番長グループのハルマゲドン抗争を描いている。構図にもスピード感があるけどストーリー展開もめちゃくちゃ早くて、重要っぽいキャラクターもあっさり死んで行く。各キャラクター皆それぞれ個性的だけどまるで使い捨てのように死んで行くので『めだかボックス』をさらに濃縮した感がある。
序盤から「魔人」の中でもさらにスペシャルな高みへ到達した「転校生」が物語に第三勢力として介入して来て、ジョーカーな立ち回りを見せており、中二的な設定が好きな人ならぐいぐいと惹き込まれることだろう。転校生もそれぞれキャラが立っているし、最後まで重要な役回りを演じている。
どうも原作が存在するっぽいのだけど、自分は全く把握していないため、この漫画作品がどの程度原作にオリジナル設定を加えているのか分からない。少なくとも漫画版は大変面白かった! 性描写が強めなので、苦手な人は注意。
全ては金玉に始まり金玉に終わるのですよ。金玉ロジックで一気に決着がつくとはたまげたなあ。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)
ダンゲロスは講談社文庫の原作オススメやで。ちなみに商業含めた二次創作フリーなんで、コミカライズで原作者にライセンス料が一切入っていないという。
原作にKindle版あるみたいですね、ほしいものリストに追加してセールを待ちます。