『詳解 Objective-C 2.0』と同じ著者によるSwiftのバージョン1.1(Xcode 6.1に同梱されているバージョン)に対応した言語解説書『詳解 Swift』を買って読み始めた。
冒頭のところで「プログラミング初心者向けの解説はしない」とキッパリ書かれている通り、読み手にはC / Objective-Cのプログラミング経験がある程度は求められる内容となっている。
この本をジュンク堂で買う際に、iOSアプリ系のコーナーで何冊かSwift本を謳う書籍が並んでいたけど、いずれもXcodeのスクリーンショットを満載した「iOSアプリをSwiftで始めよう!」的な内容ばかりだったので、その手の初級者向けの本とは明確に差別化したのだろう。
早速読み始めた印象としては、REPLやSwiftコンパイラの紹介も交えた変数、型、制御構文から始まり、必ずトピック毎にC言語やObjective-Cと似ているようで違う部分に言及してくれてあり、中級Objective-CプログラマがSwiftの言語仕様を学び始めるには、現時点で唯一にして最良の選択肢だと感じた。WikipediaのSwift (プログラミング言語)の項なんかも良くまとまっているとは思うけど、やはり本書で体系的に学ぶのと比べると最小限を流しているだけと云う印象は強い。
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