AppleのドキュメントやStack Overflow先生に検索で行き当たるだけでは、なかなか概要の掴めないiOS 7について学びたかったので読みました。
2013年12月の発売にも関わらず、
と、Apple A7チップ世代の採用されたデバイスにも言及されていて、非常に情報が早いです。
内容は「上を目指すプログラマーのための~」という書名に相応しいというか、「iOS 7で新しく登場したAPIやFrameworkを使ってどういうことが出来るのか?」に絞ってコードが多く掲載されています。「デザインテクニック」や「アプリ開発入門」といった方向の内容を期待して買うと、かなり辛いと思います。
個人的に気になっていたBackground FetchやNSURLSessionにも多くのページが割かれていたのが良かったです。
Text Kitの話は全くノーマークだったけど、かなり高度なタイポグラフィ周りの表現が身近になっていて、これからは印刷関係にも明るい人が重宝がられるのかなぁ、と感じました。
あと本書の最後に少し言及されている64bit対応も、NSCoderでシリアライズしてたデータにうっかりNSIntegerが入っていると32bitデバイスでデシリアライズ出来ないっていうのは、「あー、そっか」と。これまでわざわざint32_t型でモデルクラスに宣言してないから、きちんと対応するのは難儀しそう。Windowsプラットフォームでも64bit移行がゆっくり進んだみたいに、やっぱりiOSの場合も徐々に何年もかけて進むんですかね…。これ先を見越して設計していないと、絶対にどこかで地雷踏むよなぁ。
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