ゲーム業界漫画の『大東京トイボックス』が最終巻10巻をもって完結した。前後して発売されたらしきサイドストーリー集と一緒に漫画喫茶に入っていたので読んだ。
小さな下請けゲームスタジオから始まった話が、ゲームの表現規制やら銃乱射事件やらと風呂敷広がりまくってしまって、どう畳むつもりなんだろうと思っていたけど、最後はゲーム少年2人がそのまま大人になった男の友情のような形で大団円を迎えてスッキリした。
登場人物の大半が30代以上で、「ゲームを作りながら飯を食う」ことの、酸いも甘いも、というよりは仕様変更でデスマーチの酸っぱい場面が多く描写されていた気がするけど、漫画作品らしいコミカルさ・大袈裟さが良かった。
作中に登場する巨大ゲーム会社「ソリダス・ワークス」が、どう見ても往年のセガにスーファミから初代プレステで大作主義化していったスクウェアをごちゃ混ぜにした印象だったのだけど、やっぱりモデルはその辺りで遠からず当たっているようだ。作品を読んだ人は以下のインタビューをニヤニヤしながら読むと一層楽しめるだろう。
結局、前作の『東京トイボックス』を未読のまま『大東京トイボックス』が完結してしまった訳だけど、調べてみたら前作って2巻で終わってるんですね。もっと太陽と仙水がバリバリ引っ張って行ってた頃のソリダス社が描かれてる長編なんだろうと勝手なイメージを持っていたのに全然違ったようだ。
近年は、紙のコミックは増やさないというかむしろ減らしていく方向なので、『東京トイボックス』もどこか外で読めると良いのだけど。ちょうどKindle Paperwhiteの2013年秋モデルは買おうかなと考えていたから、電子版が出ているならそっちを買って読もうかな。2013-11-30までに端末購入してアカウント登録すると電子書籍クーポンがもらえるみたいだし。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)
ソリダスは出版やってるからスクエニのエニックス的イメージ強かった。<br>漫喫、大東京置いてあるんなら東京も置いてあるんじゃね?<br>もともと講談社のモーニングコミックスだぜ。<br><br>あと、電子書籍に手を出すんなら<br>http://bookwalker.jp/series/4674/
>オナホさん<br>ソリダスのモデルには(現在の)コナミやスクエニも入ってるみたいですね。<br><br>近所では何故か大東京しか置いてないので東京は買います。ステマのさみだれは覚えてたら買ってみます。