2011-05-27に、職場の同僚が急逝したため、29日、通夜に参列してきた。
原因はクモ膜下出血という病気らしいのだけど、亡くなる前日まで、(少なくとも僕には)そんな兆候があるようには見受けられなかった。ただただ、驚いている。まだ38歳で、働き盛りと言って良いだろう。こんなにあっけなく逝ってしまうことが信じられず、未だに現実感が無い。
年を重ねて行く中で、寝たきりになっていた祖父や祖母が天寿を全うしたり、疎遠になっていた地元の友人が病気や自殺で居なくなってしまうことはあった。しかし、まさか、ついこの前まで一緒にデータベースの設計をしたり、プロ野球の話をしていた人が、こんな形であっさり会えなくなってしまうとは。考えもしなかった。
本人のTwitterアカウントにも、前日までのログが残っており、今にも、あの少し謙遜した話し方で、愛車のMINIや、応援していた中日ドラゴンズの話を、いつまでも続けてくれそうな、そんな気がして来る。職場では数少ない、出身が同郷の人だったので、懇親会などでも良く話し相手になってくれた。本当にありがとう。
今でも、喪失感より驚きが勝っているような心境なのだけど、これからぽつぽつと死別を実感するのだと思う。余りにも突然だったので、文字通り自分の死生観がひっくり返ってしまった感覚で、うまく言葉にできない。
こういう話を書いたものかどうか、非常に迷ったのだが、あくまでもこの日記は個人の記録であること、また書き記しておくことが故人を忘れないことに繋がるのではないかと考え、文章にした。しばらくしたら消すかもしれない。
今年は、自分と前後して中途で入社した同僚のうち、1人が結婚し、1人が子供を産み、1人が死んでしまった。もちろん震災や原発のこともあるのだけど、本当に忘れられない年になった。
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