突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。
昨年読んだ『容疑者Xの献身』が大変面白かったので、購入して読んでみたのだけど、長編だった『容疑者Xの献身』とは違いこちらは短編集であるためか、それほどシリアスさは感じられずサクサクと読める印象だった。
一見、超常現象に見えてしまう事件を科学的見地から解明すると云う物語のフォーマットからは、どうしても僕のような世代は往年のテレビドラマ銀狼怪奇ファイルを思い出してしまうのだった。
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