空前の勢いで景気が悪化しているため、企業が採用人数を大幅に絞っており、新卒で就職できない人が続出しているそうである。
「新卒で就職できないと一生負け組で終わってしまうのが今の日本!」などと脅す人が居るけども、その新卒ブランドを使っても就職できないほど景気が悪いんだから、もう無理して就職する必要なんか無い。
どうせ半年やそこらで景気が回復する見込みなんぞ無いし、ここは開き直って様子見するのが吉だ。
内定取り消しで100万円もらった人なんかはポジティブに考えた方が良い。就職出来なかった上に何の見返りももらえなかった人に比べれば、遥かに優位だ。100万円といえば、オレ達庶民のもらえる定額給付金の実に50倍である。就職しないと決めてしまえば時間もほぼ無尽蔵にある訳で、この資金をもとに放浪の旅に出るも良し、株を始めるも良し。
幸いにも家が恵まれている人は、しばらくの間ニートになってしまうのも良い。ニートを養うために、貯金ばっかりしていてなかなか消費してくれない親世代の人たちからお金が社会に出て行く訳で、パラサイトニートの存在は圧倒的に正しい。
時間が余ってしょうがなければ、図書館へ行くと良い。娯楽も学習もタダで出来る。しかも空調完備。
とにかく「どこでも良いから新卒で就職したい」と焦ってしまって、ブラック企業に就職するのが一番ダメである。
景気が悪くなってくると、「ピンチをチャンスに」などと主張する経営者が出て来る。稀に、実力と度胸と運を兼ね備えた人が本当にピンチをチャンスに変えてしまって成功するんだけれども、世の中の経営者の9割は普通の人というのが現実であって、そんな普通の人にとって「ピンチはピンチ」でしかない。帝国データバンクの倒産速報を見ると、経営の難しさが本当に良く分かる。
ピンチに陥った会社がどうするかと云うと、「経費削減」のスローガンのもと、サービス残業の嵐となって、心を壊してしまう人が続出する訳である。
とうことで、適当に就職先を決めた結果、酷い労働環境に飛び込むくらいなら、働かない方が良いのである。
社会やらバブル世代やらに文句の一つも言いたくなるだろうけど、そういう仕事は赤木智弘さんにでも任せておいて、もっと有意義なことに無尽蔵の時間を注ぎ込んだ方が良いね。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)
私が絶賛してるだけあって、アカギ先生の事が好きなのは分かりますが<br>中途採用面接官の立場として、2年ニーターと2年ブラックどっち?<br>ってのはあると思うのです。私は他人事ですけども
心がもつ人なら、ちゃんと働いていた方が経歴として印象良いのでしょうけど、仮に入社1ヶ月で辞めちゃったら履歴書を汚すだけだと思うのですよね。>ブラック<br><br>私は心が弱いので、ニーターコースでお願いします。