この週末は、中学時代の友人が亡くなったとの報せがあって、少し慌しかった。彼とは、僕も中学生の頃はそれなりに喋った間柄だったので、最初に電話で聞いた時は、あっけにとられてしまった。ただ、感傷的な気持ちになるようなこともなくて、それはやっぱり、中学卒業後に距離感みたいなものが存在していたからだろうなぁ。
小中学校時代の、同一学区内の同級生が亡くなる経験と云うのは、これで2度目になる。
もう5年以上も前なんだけど、小学生の時にもの凄く仲が良かった友人が急逝したことがあった。彼とは本当に沢山の時間を一緒に過ごしていて、例えば夏休み40日間のうち30日は一緒に遊んでいたし、同じ書道教室や同じスイミングスクールに一緒に通っていた。家族ぐるみで仲が良かったから、大晦日は毎年、地元の行事に一緒に徹夜で参加してたくらい。おそらく僕の小学校低学年の時の、一番の友人だった。その彼が亡くなった時も、やっぱり特別な感情を抱くこともなくて、何故かって理由を考えてみると、中学高校と互いに成長するに連れて、段々と属するグループが変わって来て疎遠になってたからじゃないかな。子供の頃に一緒に楽しい時間を過ごさせてくれたことに対して、すごく感謝しているし、今でも時々、線香をあげさせてもらいに家にお邪魔しているけれど、哀しい気分になったりって経験は、1回も無いなぁ。
とにかく僕は実家に居る家族(親、妹、あと犬)がこの上なく大切であって、もし家族に何か不幸が起きたら、とても平静では居られないと思うのだけれど、今回のように「以前は仲が良かった人」の不幸というのは、割と平気みたい。巧く言えないけど。遠くで戦争が起きている報道を見た時の感覚に近い。家族との心理的な距離は、離れて暮らしていても、とても近い。
誰にでもある部分だし、性格がドライってことでは、無いと思ってます。眼はかなりドライです。偶に性格がドライだと言われることがあるけど、性格ってドライとかウェットとか二元論で分けられる話ではないでしょう。
あと、今回の報の伝達がmixiというメディアを介して伝わったところは、今っぽいな、と感じました。
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