かつては生活のために結婚をした。幸せになるためではなく、生き抜くために結婚したのである。現実的に結婚は就職みたいなものだ。入社したときは新鮮で嬉しい気持ちもあるが、次第に慣れて愚痴をこぼすようになり、隣の芝が青く見えてくる。
就職して幸せになった人はあまりいない。たいていの人は、働きたくなはないが仕方なく働いているのだ。結婚しても幸せになった人はあまりいないだろう。一瞬だけ幸せな気持ちにさせてくれるのが就職とは違うところだろうか。
この文章を読んでいて、自分がどうして会社に失望したのかを考えてみると、「全力で会社の為に尽くした社員には相応の見返り(終身雇用だとか)があるのだ」といった幻想を勝手に抱いていたからかもなぁと思った。
会社に対して醒める事と、恋愛に対して醒める事は似ているかもしれない。片方が勝手に相思相愛だと思い込んで、表面上は継続している恋愛ほど滑稽なものは無いね。生きる為に必要だから働く、と云う本来のスタンスに戻らないといけない。
ん、全然結婚と関係無いな。それもまた良し。
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