世におじさん達の趣味(釣り・キャンプ・登山・パチンコなどなど)を可愛い女の子にやらせるマンガ作品は数あれど、FXのリアルな恐怖を原作者の実体験に基づいて描くという点で唯一無二の作品だった『FX戦士くるみちゃん』のアニメ化が決定した。無料公開中の第1話2ページ目からして面構えが違うからな……。しかも放送は2026年! 早い!
僕自身はFXの経験は無いのだが株取引で中級者くらいを自認するようになり「株価ボックス圏だからここで買ってここで売れば余裕っしょ~」と調子こいてた頃にこの作品と出会い、とても刺さったことが今でも印象深い。チャートなんて過去をプロットしただけで、未来の動きなんて誰にも予想できねンだわ、という残酷な事実と、レバレッジの素晴らしさと恐ろしさの両方を教えてくれる、とても啓蒙的な作品である。退職にいたる病の流れで残した社内ブログにも「マジでこれだけは読んで!!」と激推しで紹介したのを憶えている。あれを書いた4ヶ月後にアニメ化が発表されるとは夢にも思わなかった。これ本当にアニメ化して大丈夫? スポンサー付かなくて配信オンリーとかにならない?
アニメ版を通して、より多くの人が愚かしい信用取引レバレッジに手を出さないことを願っている。あ、別に信用取引の全てがダメって言いたい訳ではないですよ。(FX経験が無いから株取引になるけど)例えば十分に利益が乗ってる現物の買いポジションに対して、さらにピラミッディングで短期の利益を増やしたいとかの使い方には有効だと思ってる。利益出ている評価額を源泉に信用買いを追加するのは理にかなっている行為ですからね。ダメな使い方は、ナンピンするための現金余力が無いから同じだけ信用買いを入れちゃう、みたいなパターンですね。
よく言われるようにショート(空売り)も下落相場のヘッジ(保険)として機能するのは事実なので、上手く使える人にはどうぞという感じ。これは信用口座を持ってないとそもそも使えない手法だからね。僕は以前にショートで丸焦げにされた経験があるから二度とやりませんが……。ショートの手法を紹介する記事や動画を見る度、心の中で小泉進次郎氏が「収益の機会が2倍になるということは、損を被る機会も2倍になるということです」って囁くんですよね。
大ヒットして、山手線が人身事故で止まる回数が減るといいですね。
先ほど書いた通り、まさかアニメ化されるタイプの作品だと僕は思っていなかったから、一報を知って喜ぶと同時にとても驚いた。KADOKAWA関係者が今日まで情報を漏らさなかったのはとてもえらい。アニメ化プロジェクトって関係者も多そうなのに立派だよ。
退職の話を書いててひとつ思い出したのは、LINEヤフーって冗談抜きに新聞社への情報リークが多くて「社内報で共有されてない新事実の初報を日経新聞の記事で知る」ケースがしょっちゅうあったんですよ。機密性の高いプロジェクトに入れられるとNDA(「私が情報をお漏らしして会社に損失を与えたら私が弁償します~」的なやつ)にもサインさせられるのに、サインした翌週に日経新聞がスクープしてた時は震えたね。誰やねんお漏らしする奴。新聞記者とコネクションある立場ってそれなりに上のポジションに就いてる人か、広報部門くらいしか思い付かないもん。LINEとヤフーが経営統合しますって話を最初に知ったのも新聞社のニュースだったし。何なんマジで。
Appleの新製品だとか、ソニーや任天堂の新ゲームハードの噂がリーカーから出てくるのはまだわかるんですよ。ハードウェア製造の複雑なサプライチェーン関係者全員に漏らさないようにするのは難しいだろうし。自動車の発表前新車情報なんかもよくメディアにリークされてるよね。しかしソフトウェア・サービスがメイン事業の会社でこんなにリークが頻発するものだろうか。まぁ僕はプライム市場に上場している規模の企業で働いた経験は最初で最後だったんで、新聞社への意図的(?)リークに関しては、NTT・KDDI・楽天グループなどなど一定以上の大きな企業だったらどこも同じような話かも知れん。
『FX戦士くるみちゃん』製作委員会の関係者は、しっかり情報を伏せたまま情報解禁日を迎えて、全員えらい。
最近のツッコミ
参号館
日記(ariyasacca)