自分の所有している自家用車「スイフトRSt」には、スズキのディーラーで新車購入時に5年メンテナンスパックというやつを契約していて、およそ半年ごとに定期点検の案内が来ている。
これまでは土日祝日か、あるいは年次有給休暇を取得するかで、点検の予約をしてディーラーへ行っていた。今回は初めて、普通に家で在宅ワークする中で点検に預けてみた。
僕は在宅ワークにおいて、おおよそ8:00-17:00で働いているのだが、この日は前日に睡眠を失敗した(入眠して2時間ほどで目が覚めてしまい、朝5:00頃ようやく再び入眠できて、結果として8:30頃まで寝ていた)ため、まぁ多少労働時間が減ってはしまうが、9:00-16:00の労働で業務を切り上げてディーラーへ行くことにした。どうせ連日の在宅ワークで時間外労働が積み重なっているから、多少早めに退勤する日があっても大丈夫だ、問題ない。
用意されていた代車は、派手派手しいビビッドな色合いをした、スペーシアギアというクルマであった。なんか『Dr.スランプ アラレちゃん』の世界から飛び出してきたみたいな外観だな……。
タントやN-BOXといった異常にデカい軽自動車たちと同じカテゴリの車種らしく、室内がやたらと広くてびびった。
ミッションはCVTなので変な感じの加速は相変わらず好きになれないが、マイルドハイブリッドらしく出足は軽快な印象を受けた。
どうせスズキの軽自動車を代車として用意されるなら、滅多に乗れないジムニーを運転してみたいものだ。
実を言うと、平日は毎日電車で名古屋市へ通勤して、土日祝日だけ自家用車を運転する、いわゆるサンデードライバー生活というのは、後ろめたさやもったいなさを感じてはいた。維持費もかかる上に、年間でそんなに距離を乗る訳じゃないし、だったら遠出する時だけレンタカーでも良いじゃんみたいな。
しかしながら、予想もしなかった新型コロナウイルス(COVID-19)の流行、いわゆる「コロナ禍」の影響で、日常的に自家用車で移動する生活となり、「所有していて良かった」と実感することが増えた。
僕の勤め先は、経営陣がいわゆる「フルリモート」に舵を切る判断をして、おそらく2020年7月現在の感染症流行が収束したとしても在宅ワーク中心の生活が続く見込みであるため、同僚からも真剣な首都圏脱出と地方移住の相談に乗る機会が増え、「やっぱり何だかんだ言って、下駄車として1台あった方が良いよ。あと運転は楽しい」と率直に伝えるようになった。
もちろん、自家用車の運転なんてリスキーな行為をしたくないという人は居ると思うし、鉄道網の発達した都市部を離れたくない人も居るだろう。みんな自由に多様な住処を選べば良いと考えている。東京に本社がある会社の地方支社に勤めるいち社員の身としては、自分が所属している名古屋支社に限らず、大阪や福岡や四国や沖縄の支社で働く人が今よりもっと増えて分散した方が災害にも強くなれるし、組織に多様性があって良い。
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