新潟旅行の2日目である。昨夜の深酒がたたって、浅眠おじさん化しており、眠っては覚醒を4回も繰り返してしまった。なんやかんやで8:00頃まで寝られたので、身体の疲れや二日酔いといった症状は出なくて済んだ。高級料亭でもひるまずチェイサーを飲み続けた成果だと思う。ありがとうチェイサー。
泊まったところはコンフォートホテル新潟で、ちょうど僕の保有しているグリーンズという会社の株主優待券で割引が受けられたので旅行のタイミングも良かった。
とくに朝食付きプランでは部屋を取っていないが、すべてのプランに朝食無料で付いてくるとのことで、ありがたく利用させてもらった。朝食の写真のTwitterに投稿したら、ネットストーカーに居場所を特定されてしまったのは、かなり面白い体験だった。いま思い出しても笑ってしまう。
新潟では「イタリアン」なるスパゲティがメジャーらしく、その代表的なチェーン店である「みかづき」へ行った。
聞いただけではピンと来なかったが、途中から「んん? 名古屋で言うスガキヤみたいな店かな?」と予想した。
イタリアンは何と言うか、見た目から想像できる通りの味がするB級グルメで、バラエティーポテトという3種類のポテトフライが楽しめるサイドメニューがすっかり気に入って、僕は「バラポテ最高っしょ~」とバラポテ連呼おじさんになってしまった。多分バラポテなんて略して呼んでる人は現地に居ないと思う。
今回の新潟料理で楽しみだった訪問先の一つである、インド料理ナタラジャという、本格的な南インド料理が楽しめる店へ行った。住宅街のど真ん中にあるため、車の足が無いと行くのは難しそうな場所であった。
月に1度ビュッフェが開催されるそうで、この日もちょうど1人1,200円で全てのカレーやナンが食べ放題のためか、かなり混んでいた。インドカレーの店なんて大抵はすぐ座れるイメージなのに、すごい人気だ。
この日のビュッフェは、キーマやダルといった南インドの定番カレーがあって、米もバスマティ(いわゆる日本のもっちりした米と異なるバサバサした細長い米)で提供されていて、スイスイと胃袋に入ってしまう。辛さはそれほどでも無いのだが、時々かたまりの唐辛子が入ってて、それに当たるとかなりの辛さが感じられる。
地方のインド料理店でもPayPayが使えることは意外であった。相当な数の営業部隊が投入されているという話を聞いたことはあったが、まさか旅行先でそれを体験するとは。
新発田城へ行ってみて駐車場をどこに停めようかぐるぐる迷っていたところ、新発田駐屯地の裏手にある史料館も無料で駐車場が開放されており、せっかくだからこっちも見て行こうということになり入館してみた。入館料もとくにかからず無料。自衛隊の活動を知ってもらう意味が強いためか、料金徴収などはしない運営になっているのかも知れない。
前提知識もほとんど持ち合わせないまま入ることになったものの、ノモンハン事件からガダルカナル島決戦まで、新発田駐屯地を拠点に活動していた陸軍部隊の貴重な資料が大量展示されていた。玉音放送なども聴くことができ、歴史が好きな人には見応えある史料館なのではなかろうか。
新潟組の中に「しばた」という人が居るというだけの理由で、新発田城を見に来た。これまた何の前提知識も無いままの訪問となったが、2019年現在も復元作業中のようで、一部施設のみが見学可能になっていた。
堀まで含めるとかなり広い敷地の城だった。すべて見学できるようになったら、また行ってみたいものだ。
米どころ新潟とあって、せんべい工場で見学や体験できる人気施設があるらしく、連れて行ってもらった。何となく「えびせんべいの里みたいなものか?」と想像していたら、大体合ってた。
GWらしく家族連れで大勢お客さんが居た。「ばかうけ」が何なのか最後まで分からなかった。
2日目最後の行き先として、テレビ番組のグルメレポーターも良く取材するらしい「鳥専門店せきとり」へ連れて行ってもらった。本店は、やはり住宅地ど真ん中に立地しており、車でないとなかなか行けない場所であった。
名物の「半身揚げ」は、鶏の半身を豪快に丸ごと揚げてあり、カレー味で黄色にカリっと衣が付いていて美味しい。手羽先の強いやつみたいな感じ。
串うちの焼き鳥メニューも赤(肉)と白(皮)の2種類のみが塩・タレで選べるというこだわりっぷりで、これがまた超絶に旨い。とくに赤の方で刺さっていたレバーは、半生っぽくあぶってあって、トロっとしていて絶品だった。焼き鳥を何十本も持ち帰りで買って行くお客さんが絶えず来店するのも納得である。
新潟空港まで送ってもらって夜の便で中部国際空港に帰り、今回の旅行は終わりとなった。
とにかく最高に楽しい2日間だった。二十歳そこそこの時に2ちゃんねるに固定ハンドルネームでカキコしていて、オフ会やヘヴィメタルのライブで初めて顔を合わせた関係性が2019年になっても続いていて、同年代で一緒に旅行へ行けるという体験が最高に楽しかった。妻子持ちでスケジュール合わせてくれた人も何名か居て、全員に感謝しかない。
自分にとっては、オフ会で知り合った人と泊まりの旅行をすることは、某かぶ氏がまだインターネット上で活動していて、ノリでビール工場見学やナガシマスパーランドに皆で行っていたような、ああいう体験の延長線上にあるように思う。
ここ2年間ほど、会社での飲み会があんまり楽しくなくて、もともと大人数の飲み会は苦手という事もあるけど、それ以上にMeetup後にあるような「ネットワーキングパーティ」が楽しくない。パーティっていうのはかっこよく言ってるだけで、平たく言うとコネを作るための飲み会なんだけど、「別にこの人と名刺交換やFacebookで繋がっても、俺のソフトウェアにパッチをくれる訳でもないし、マンガや音楽の話で盛り上がれる訳でもないしな……」とかなりだるい気持ちになる事が多い。「タダ酒なら」と喜んで参加する考えも改めねばならないな。
やっぱり一緒にメシ食ったり酒を飲んだりするの、同じ趣味を持つ同士で4~5人でウェイウェイやるのが1番だよな~と、そんなこと誰でも知っとるわという当たり前の話になってしまった。オフ会からの旅行サイコー。
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