LOUD & METAL ATTACK
SONATA ARCTICA をヘッドライナーに迎え2015年の開催が決定!
SONATA ARCTICAのフィンフェスでのライヴは、デビュー15周年を迎えリレコーディングリリースされたデビュー作「Ecliptica」の楽曲を丸ごとプレイするスペシャル・ライヴ!
まさかのSonata Arctica 1stアルバム「Ecliptica」(メロスパーの間では「神盤」と持て囃されている伝説の作品)を丸ごとプレイするライブが実現するとは……。
Twitterで5年くらいずっと「Ecliptica完全再現ライブまだかよ!?」ってネタのつもりで言い続けていた身としては、責任を取る意味でも、行かねばなるまい。
今年のFINLAND FEST出演バンドでは、Sonata ArcticaとLost Society以外には知らないのだけど、前売り券7,000円でフィンランドの5バンド見られるのは、お得ではあった(本音を言うと、見たいバンドだけ出てくれれば良いんだが……)。
今回のフィンフェスが開催されるハコは、新木場駅から歩いて10分くらいのところにある新木場STUDIO COASTというライブハウス。これがまた、めちゃくちゃ立派で広いのだった。ロッカーも1,000以上あるらしい。天井空間が広くて、音の抜けもかなり良かった。ちなみに提供されるビールはハイネケンだった。キャパが広過ぎてフロアは埋まり切らない様子だったが、それでも1,200~1,500人は入ったんじゃないかという印象。
近くでロキノン系のアーティストが多数出演している野外フェスMETROCK(TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL)の2015年版が同時開催しているそうで、METROCKに向かう人達はカップルが多いのだった。新木場STUDIO COASTのメタラー達からは「女の子と手を繋いで野外フェス参戦とか許せねぇ……」という怨嗟の声が聞かれた(けどフィンフェスも伝統的に女子メタラーの頻度が高いイベントではある)。僕もMETROCK出演組はPerfumeとBABYMETAL以外には名前も分からず、完全に畑違いのフェスが2つ、新木場で開催された日だったようだ。
定刻通りの15:00から演奏スタートで、1組目はShiraz Laneという若手バンド。
出番は30分くらいで終了。
2組目も知らないRangerというバンド。もうすぐSpinefarmから1stフルアルバムをリリースするそうなので、キャリアはかなり浅いんだろうか。
3組目も全く知らないWolfheartというメロデスバンド。
今回のフィンフェスでは1番演奏がまとまっていたバンドだった。
地味めのヴァイキング風味メロデスということで、客の反応は静かに聞き入ってる感じ。自分も後ろの方で、知り合いの人と話しながら腕組んで見てた。
フィンランドの若手スラッシャー4人組。実は円高時代にCDが安かったので2作のアルバムを買ってて曲自体は知っており、今回初めてライブを見るのが楽しみだった。
演奏は時々バラけていたけど、勢いでやり切っていた。間違いなく、この日に1番盛り上がっていたバンドである。
トリを務めるのは、もうキャリア15年になってしまったSonata Arcticaである。
本当に1stアルバム完全再現なんてやるのか(Blank FileやUnOpenedなど、どう考えてもハイトーン過ぎる & 速過ぎる曲が存在するので)半信半疑だった。
アンコールで初期の人気曲San Sebastianくらいは演奏してくれるのかな、と期待していたが、1stアルバム再現の曲を終えてカーテンコールとなってしまったのは残念だった。
日本のメタルシーンにおいても、また個人的にも、メロディックスピードメタルというジャンルが盛り上がるきっかけになったバンドが、すっかり音楽性を変えてしまった今でもこうして記念碑的な作品を再現ライブでやってくれたのは、とても良い区切りになった。
演奏について色々言いたい部分はあったけど、「もう満足した」という気分もあって、いい加減に初期厨っぽい言動はやめようと思った。
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