「NIGHT PROWLER(夜、うろつく者)」と記された小さな紙片を、口の中に押し込まれ、次々と殺害される若い女。残酷な無差別殺人事件の陰には、カルトなホラー・ゲームに登場するヴァーチャルな怪物が―。暗鬱の「絶叫城」に展開する表題作ほか、「黒鳥亭」「壷中庵」「月宮殿」「雪華楼」「紅雨荘」と、底知れぬ恐怖を孕んで闇に聳える六つの迷宮の謎に、火村とアリスのコンビが挑む。
犯罪研究している火村先生と関西なまりの推理作家有栖が活躍するシリーズの短編集。
タイトルから「館モノか!」と思いきや、どの話もしっかりとお馴染みの「建築モノ」に仕上がっていた。
6篇のうち、最後に収録されている表題作の『絶叫城殺人事件』の、ゲームの悪影響でシリアルキラーになったナイト・プローラーの正体が明かされる時の、なだれ込むようなスピード感とても面白かった。これだけでも楽しめる。
ただ、物語の余韻みたいなものを過剰に狙い過ぎて、事件の全体像が掴めずに消化不良なまま終わってしまう話も多く、トータルで見てみると、“大満足の1冊”というほどではなかった。
あとがきの過剰過ぎるファンサービスというか、「このトリックの見どころはココ!」みたいな自己解説が長いのもちょっとくどいと思った。
mixiで最も面白くてログイン頻度を高めてくれていたmixiミュージックが終わったので、再生履歴をダウンロードした。始めた日から大体7ヶ月利用して合計14,485再生だった。
アモルフィスとレイジはどっちも785回再生だったらしい。
mixiミュージックからLast.fmへ移行して、そっちはそっちでとても楽しく利用しているのだけど、やっぱりiTunesを利用し始めたのが1年前くらいだから、10代の頃に聴いていた音楽とか反映されてなくて寂しい。きっと通算ならHelloweenが再生回数でダントツになるんだろうし、高校の頃よく聴いてたB'zとかも記録できてたらなーと考えてしまう。
あらゆる行動をデジタルに残しておける世代の人たちって本当にうらやましいなぁ。デジタルネイティブとか呼ぶんだっけ。ゲームメーターとかもさー、今じゃ全然更新してないけど、高校生の頃にこんなのあったらきっと夢中になってポストしてるよ。当時はゲーム雑誌しかこういう場が無かったもん。
ライフログ系のサービスって早く始めれば早く始めるほど、どんどん自分の名刺代わりに使えるようにプロフィールが溜まるから面白いよね。
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