梅田望夫さんがITmedia記者のインタビューを受けて、掲載された記事の内容について、大変叩かれている。
この人の著書は一冊も持っていないし、きちんと読んだことが無いが、「Web 2.0」という概念を、書籍を通して日本で浸透させた人だと認識している。当時の持ち上げられっぷりから、現在のこの叩かれようを見ると、何だか『バカの壁』と、その作者のことを思い出す。
前の会社で一緒だった人で、何かに追いかけられるように毎月ビジネス書を買っては読んでいる人が居たんだけど、『バカの壁』のことを絶賛していたのに、著者の養老孟司さんが「たばこの害根拠なし」と発言するや否や、烈火の如く叩き始めた。この人は『ウェブ進化論』についても絶賛していた筈なんだけど、そのうちこっそりブログの書評を修正したり消しちゃったりするのかなぁ。
1冊のベストセラー本があったとして、読むか読まないか、選択できるとします。その本を読むと、あなたの人生は少し豊かになるかも知れません。その本を読まないことで、あなたの人生の価値は少しも減ったりしません。別に、どっちを選んでも良いのです。
と格好良いことを、その人に伝えたいのだけど、言うと間違いなく激怒されるのでヘタレてしまって言えません。
売れてるから買って、読んで、持ち上げて、著者が失言(?)したら、こきおろす。時間が勿体無いと思うんだけどなぁ。
自分のスタンスは結構前に書いていた。僕は基本、全力スルーです。選択するのが面倒。
ビジネス書のスルーまじおすすめ。
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