今日は久し振りにデータセンタに潜ってちょこちょこと作業をしたのだが、あそこはいつ入っても不気味だ。
データセンタというのは、要するにサーバマシンが山ほど置いてあって、それらは静音よりも処理能力が求められるので、全てのマシンが「ゴーッ」と凄まじい音を立てて動いている。マシンの中のアプリケーションが、頑張って要求に応えている。オレが夜な夜な見ているエロ動画のサンプルも、皆がGoogleさんに問い合わせて返って来る結果も、このデータセンタという場所から0とか1とか読み出している訳だ。
何で不気味なのかなぁと色々と考えていてふと思ったのだけども、データセンタでは万が一の為にマシンにはUPSとか耐震ラックとか用意されているし、普段から快適にマシンが動くようにバカでかいファンも回っている。データ様は大切に保管されている。ところが中で作業する人間は、騒音で会話もまともに出来ないし、防災用の装備なんてヘルメットと非常口程度のものだ。通用扉は生態認証がかかっているから、パニックに陥ってしまうと、簡単には脱出出来ないであろう。
つまりは、人命よりもデータ様の方が大事だと思わせるあたりに、表現し難い気持ち悪さを感じているのかなぁ。「お客様は神様」って言うし、「神様からお預かりしているデータ様」も、大事にしなきゃいけないよな。
オレは無神論者と言うか、神の存在は証明不可能という立場だから、実はこういった顧客第一主義は、いまいちピンと来ないんだけどな。
機内全面禁煙が常識になる中、「世界初の喫煙者専用」をうたう航空会社が来春、ドイツ西部デュッセルドルフ−成田間で「吸い放題」のジャンボ機を運航する計画を練っている。
新幹線の座席を取るのに*1、禁煙席が先に埋まってしまうことは良くある。非喫煙者が頻繁に新幹線を利用するんだなぁとずっと思っていたんだが、最近「禁煙席を予約する喫煙者」が居ることを知った。曰く、「自分の吐く煙は良いけど他人の吐く煙は我慢ならないので、数時間の移動なら吸わずに過ごす」そうだ。
この行動は文章にすると物凄いワガママだが、心情的には理解出来る*2。オレも、自分の屁はあんまり臭くないと自分では思っているからだ。自分の屁なら嗅げるけど、他人の屁を嗅げと言われたら相応の報酬が欲しい。
まぁ屁の話は置いておいて、喫煙者にも自身の健康に気を遣う(受動喫煙を避ける?)人が居てもおかしくはないのだろう。そして、そういう人は、それほど極少数の存在ではない。ということは、“吸い放題ジャンボ機”は、余り受けないのではないか? と思う。
ボーイング747をリースし、ファーストクラス30席とビジネスクラス108席を配置、エコノミーはない。「大金を払ってでも吸いたい」日本人乗客を狙い、来年3月26日に就航させる予定。
大金払ってまでして煙地獄に身を投げる人は、どれほど居るのかなぁ。ファーストクラスとビジネスクラスしか無いのなら、豪華な空気清浄機でも装備しているのかもしれないけれど。
「金払ってタバコ吸ってる奴が、今さら健康も無いじゃん?」
その通りなんだが、何となくオレには分かる。オレは自分の屁は許せる人間だからな。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)