Apple Account( 以前の Apple ID)を眺めていたら、チャージ済みクレジット残高が1,000円くらいあることに気付いた。遥か昔にApp Storeで想定科学ADV『STEINS;GATE』がセールになっていて、当時の僕はiPadで遊ぼうと考えるもクレジットカードを登録して買うのが嫌で、近くのコンビニでiTunesカードを買ってきてチャージしたのだろう。その後も有料販売されるアプリ(Tweetbotとか)を買うのに何度か使ったものの、Tweetbotもサービス終了してしまい全く使い道が無いままずっと残っていたようだ。
このクレジット残高の仕組みは、調べてみたらAmazonギフトカードと同様らしく、
という順で処理されるらしい。
App Storeで欲しい有料アプリや買い切りゲームタイトルも特に無いし、この残高を忘れないうちに使い切るために、人生で1回くらいソーシャルゲーム(ソシャゲ)で課金してみるかとやることにした。もうソシャゲって呼び方も廃れているのかも知れないが疎すぎてわからない。スマートフォンゲーとかポチポチゲーのことです。
スマートフォンのゲームで遊んでいるのは今も昔も『ポケモンGO』と『ファイアーエムブレムヒーローズ』の2タイトルだけで、ずっと無課金で遊んでいる。冷静に考えると任天堂かぶ主なんだから無料でアイテムくれるくらいの優待特典があってもいいように思う。
一般的に『ファイアーエムブレムヒーローズ』(以降FEH表記)は一定確率で新しいキャラクターを引ける「ガチャ」の「課金圧」が低いゲームシステムとされているようで、このリリース7周年を迎えたタイトルを僕も今まで全く課金せず遊んできた。が、さすがに次々と実装される最新キャラのパワーインフレに付いて行けなくなっている。
FEHには「偶像の魂」という、お助けキャラみたいなやつを1回貰えるアイテムがあり、これとガチャを回す玉(オーブ)がセットになったパックを買った。偶像の魂も、別に課金しなくても入手可能なアイテムではあるのだが、やはり希少性が高くユーザーの課金欲を刺激する設計になっているのである。
課金をやってみて感じたのは、あまりに手軽すぎて恐ろしいということだ(小並感)。購入後に念のためApple Accountのチャージ済み残高が0になり、クレジットカードのアプリにも「APPLE COM BILL」からの請求が載っていることを確認した。たった数タップで消費行動が起きてしまうとは……。小中学生には禁止した方がいいよこれ。
しかしゲーム会社も難しい時代だなとも感じる。買い切りタイトルを完成させるまでに投入されるリソース(開発期間や人員)を考えると、ソシャゲで新キャラを実装するのは余りにお手軽だ。もちろんFEHだって絵師に発注したり戦闘バランスを設計するためのリソースは掛かっているだろうが、買い切りタイトル1本作るのに比べたら段違いに少ないのではないか。『パズドラ』『モスント』のようなお化けタイトル一発当てただけで会社が何年間も持つほど稼げるのだから、多くのゲーム会社が二匹目のどじょうを狙っては散って行ったのも仕方なしではある。
僕も親指を立てながら課金沼に沈んで行かないよう、今後も節度ある付き合いを心掛けようと思う。
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