誕生日が来て30歳になりました。とうとう三十路になってしまった。
20代の後半が過ぎるのは、巷で言われるほど早くはなかったけれど、成人式のあった年から数えてもう10年経つんだなぁと思うと、不思議な印象です。
かれこれ2004年から7年間、tDiaryというツールのお世話になりながら日記を書いているのだけど、書いていて良かったなぁと改めて思う。
当時における日本のウェブコミュニティは「ブログブーム」という、今となっては懐かしい響きすら漂う、熱病に冒されたような状態で、猫も杓子もブログであった。「日記サイト」から「ウェブログ」への大移行期である。
僕の友達もかなりの人がレンタルブログを使って日記を書き始めていた。けど、移転も閉鎖もせずに継続している人って、片手で数えるほどしか残っていない。もしかすると、ブログに頼らずに、ちまちまとウェブサイトを手作業で更新している人の方が生存率は高いくらいじゃあないのか。
何が言いたいかというと。
よほど大ブレイクしない限り、個人で書いてるブログの1番の読者って、他ならぬ本人なのだ。本人が過去を振り返りたいなと思ったときに、ブログの記事が閉鎖で一切読めなくなっていたら、寂しいでしょう。だから、ブログは更新を止めても良いけど、限られた人しか閲覧できないプライベートモード的な状態になってても良いけど、記事としては残そう。
自分が5年前に何を考えてたっけなぁなんて、はっきり憶えていられるほど、頭良くないでしょ。僕は憶えてない。
そういえば、Railsが産声を上げた前後に、多くのレンタルサーバで動かすことすらできなかったRubyを選んだことは、ちょっと自慢できるかなと思ったけど、世界を見ればWordPress(PHP)の方が爆発的に普及しているのだった。2004年にWordPressを選んだ人は自慢こいて良い。
ただ、tDiaryというツールも25年間日記が書けることを目標としている方針のお陰で、今日もこうして楽をしながら日記を書けるので、とてもありがたいことである。これはWEB+DB PRESS総集編の書き下ろしエッセイで増井俊之氏が言及していた「スジの良いシステム」を道具として選べたのかなぁと感じている。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)
お誕生日おめでとうございます!
>この日に有給取ったんだよなあ様<br><br>わざわざ有給休暇を取得して頂き、ありがとうございます。
おめでとう。おめでとう。