NTTドコモは11月8日、「おサイフケータイ」を決済媒体として活用するケータイクレジットブランド「iD」を12月1日から提供すると発表した。
iDは店舗に設置したリーダ/ライタにiD対応の携帯電話をかざすことでクレジット決済を可能にするサービスだ。ユーザーは利用前にクレジット会社と契約し、iDアプリと各クレジットカード会社専用のカードアプリをダウンロードしておけば、一定額までサインなどの本人確認なしに決済できる。一定額を超える場合は、リーダ/ライタに付属する装置に暗証番号を入力する必要がある。また、アプリには利用時にパスワード入力設定ができるセキュリティ機能があり、携帯電話の遠隔ロック機能などと併せて盗難や紛失による不正利用を防ぐことが可能だ。
ただでさえ個人情報満載の携帯電話に、いよいよ信用取引機能まで載ってしまうのか。これ、発表された時から、あんまり流行らないんじゃないかと思っているんだけどな。
一定額を超えた時の暗証番号入力というのが、どうもなぁ。
例えば男がケータイクレジットを片手に女の子とご飯を食べに行って、食事代を払うとしよう。
どっちがスマートだろう?
例えば服をブラブラ見ていて、どうしても目の前にある上着が欲しくなってしまった。しかし手持ちのお金も無い、周りにATMも見当たらない。
果たして、どっちがスマートだろう?
男という生き物は、かっこつけたいのだ。要するに、「ええかっこしい」なのだ。どんなにスマートでピシッとしたビジネスライクな端末で支払いを決めようとしても、暗証番号の入力はよろしくない。だいいち、暗証番号を押し間違えたらとてつもなくかっこ悪いではないか。よって、オレはケータイクレジットなど流行らないと予測する!
ITmediaの記事にこのクレジットサービスは少額決済向きとあるが、日本ではあらかじめチャージするEdyの方が支持されるのではないかなぁ。そもそも少額決済にしか使わないのであれば、クレジット機能である必要性を全然感じないのだけれど。
転職サイトが使い難いという話。
これまでに僕は3回ほど転職サイトの実装を(1人ぼっちで)担当しているが、転職サイトというのは、別に転職者のことを第一に考えて作られるわけではない。
僕も作る側ではなく利用する側としてリクナビNEXTを使ってみて、これは使い難いと実感した。検索機能も、妙な派遣会社ばかり上位に表示されてくる。スカウトを待つという機能は、利用しようとしたが、余りの入力項目の多さに挫折した。
転職サイトとしては、企業側に活用してもらう為にも多くの人に、詳細な履歴書(のようなもの)を登録してもらいたいのだ。が、閲覧者にとっては、数ある転職サイトの中の一つとして眺めているだけだったりする。転職サイトひとつひとつに、いちいちご丁寧に職務履歴を書いていられない。ここにミスマッチが生じているのだと思う。
あくまで個人的な意見ということで。中には、転職エージェントを間に入れたいという人も居ると思うし。
ニコニコで人気になっていた「ねこ鍋」、DVD化に続いて書籍化だそうだ。
11月1日には写真集『ねこ鍋』(講談社、1050円)も発売。さらに「ぬいぐるみや携帯ストラップ、鍋敷きを発売予定で、『ねこ鍋ソング』のリリースも計画。アニメ化も検討中」(大石さん)という。快進撃はいつまで続くか−。
「ねこ鍋」は犬派のオレでも溶けそうなほどにフニャフニャになってしまう大変な萌え動画だった。それは良い。
しかし、こうやって様々なメディアが「これは金の成る木だぞ」と“食いついて”来ておかしなブームが起こると、かつてのくぅ〜ちゃんに端を発するチワワ犬ブームの時*1のように「ねこ鍋」欲しさに猫を飼う人が急増し、ブームが沈静化した後に全国で捨て猫が増えたりしないかと心配になる。愛され上手な女子向け雑誌や、ちょいワルな男子向け雑誌で特集でも組んだら、数年後に恐ろしいことになりそうだ。
猫や犬を飼うってのは、新しい家族を迎えるってことだ。家の中で放っておけば土鍋に入って寝てくれるわけじゃないんだ。慣れない間は糞尿を室内に垂れ流すし、退屈になれば時間を問わず外に連れて行けとねだるし、ビョーキにかかれば医者に診せなきゃならない。
それでもかわいいからずっと一緒に居たいんだけど、かわいい面ばかりが伝わってしまうのは、ちょっとね。
*1 あんなかわいい犬の出演するCMが、実は金貸し企業のものだったというのが今考えるとすごい話。しかも子供がテレビを観ている時間に流れていたという。
昼にモスへ行ったら、地域限定メニューのたこカツさんバーガーというやつがあったので注文してみた。
なんだろう、美味しいけど、おやつ的な美味しさというか。お昼に食べたんだけどランチを摂ったという気分がしなかった。
ライスバーガー版はギガジンでも「食べにくい」と評されていたし、実物を見ても食べにくそうだったので注文しなかった。
今週は小室逮捕の話題で持ち切りだった。お馴染みの「JASRACじゃ! JASRACの仕業じゃ!」とか「とにかく自民が悪い。解散」みたいな、こじつけ論も多く見られた。
そんな八つ当たりよりも、気になったのは以下の記事。
ここまでhitomiの曲なし!
オレも小室ファミリー直撃世代*1なので、好きだった曲を挙げちゃうぜ!
名曲過ぎる。いま聴いても色褪せない良い曲だ。
hitomiは好きだったけどヒットしたLOVE 2000とかは、ちょっと違うよねっていう。
カラオケのCMで流れていてTSUTAYAでシングルCDをレンタルして、この曲の裏アレンジ版みたいなやつがえらくかっこ良かったのを憶えている。当時中二くらいだったオレは、「コミック寄生獣が映画化された暁にはこのアレンジ版が主題歌になるしかない!」と入れ込んでいたのだった。
入れ込んでいた理由は今となっては良く思い出せないのだけど自分の中では中二フィルタによって大変美化されている曲である。夢中になって読んでいた寄生獣は絶対に映画化されると信じて疑わなかったけど未だにされてないね。
アムロも若いけど一緒に踊ってるMAXも若いなー。
著作権の話は良く知らないし興味も無いけど、あの人が居なかったら日本でカラオケブームは来てなかったと思うよ。
すごい儲けてたんだろうけど、何で落ちぶれちゃったんだろうね。不思議だ。独占取材 Kの独白っていう創作がよく出来ていて面白い。
*1 クラスにアムラーやカハラーが何人も居たぜ!
楽天ブックス対抗か何かで始まったと記憶しているアマゾンの送料無料キャンペーンが、遂に永続サービス化されてしまった。
好評につき延長していた全品無料配送が、完全サービス化されました。本・CD・DVDから、日用品、ヘルスケア、食品まで全てのカテゴリーのご注文のうち、Amazon.co.jp が販売、発送する 全商品の通常配送料(税込300円)が無料になります。
今年はずっと円高が続いている影響もあってか、輸入CDがやたらと安くて、1枚だいたい800円から1,400円くらいで買えてしまう。わざわざ2,500円もする国内レーベルから発売されたCD(いわゆる国内盤)を買うことが、ほとんど無くなってしまった。
これがちょうど、送料無料サービスと相性が良くて、昨年までの「1,500円以上注文すれば送料無料」と云う縛りを全く気にする必要無く気軽に1枚からオーダー出来る。
ちょっと昔のアマゾンでは、輸入盤は余り扱っていなくて、珍しい商品が欲しいときはマニアックなレコードショップへ足を運ぶ羽目になっていたのだけれど、最近は3年以内に発売された比較的新しいアルバムだと検索すれば出て来てくれる。
お陰で月10枚くらいのペースで、ぽちぽちとCDを注文していたりする。便利極まりないと思っていたタイミングで、さらに本気出して送料無料がずっと続く宣言を出されてしまった。
そろそろCDを棚に移動させないと、机の上がひどいことに・・・。
社会人になってから、CDやゲームを発売日に入手することにも関心が無くなってしまって、こないだ注文したHelloweenのニューアルバム(アマゾンなら1,134円!!)も、国内先行販売だと後になって気が付いた。
輸入盤だと、明日届くらしいんだけど、国内盤は先月にレコードショップに並んでいたみたい。2,700円と1,134円だと、少しくらい待っても安い方を選んでしまうなぁ。
地上12メートルの松の枝に首吊り死体が!遺されていたのは「ηなのに夢のよう」と書かれたメッセージ。不可思議な場所での「η」の首吊り自殺が相次ぐなか、西之園萌絵は、両親を失った10年まえの飛行機事故の原因を知らされる。「φ」「θ」「τ」「ε」「λ」と続いてきた一連の事件と天才・真賀田四季との関連は証明されるのか?Gシリーズの転換点、森ミステリィ最高潮。
もはやGシリーズで新登場したキャラクタ達は完全に脇役へと追いやられ、名著『すべてがFになる』では語られなかった事実が明らかになる。Vシリーズからも多くの人物が登場し、熱心に読んで来た読者にとっては、大きなカタルシスを味わうことが出来る。
ミステリとしては「死にたがり」が勝手に死んで行っただけのような感じで余り印象に残らないのだけど、西之園萌絵が乗り越える家族との死別や、最後に訪れるもう一つの死別で彼女の成長と解放が爽やかに描かれている作品だった。
面白いんだけど、若い人達の前で昔話をして盛り上がっている老害になってしまったような、複雑な気持ちになるシリーズである。
ここ日本のみならず、世界的に「シンフォニックメタル」というジャンルの拡大に寄与したイタリアの伝説的バンドRhapsodyの生誕20周年を記念したオリジナルメンバーによる再結成バンド(Rhapsody Reunion)の日本ツアー名古屋公演に行ってきた。この記念バンド、世界中を巡る大規模ツアーを計画しているらしく、日本の後に台湾をはじめアジア各国も回るそうな。
バンドがRhapsody Of FireとLuca Turilli's Rhapsodyに分裂して以降は余り関心が持てずに居た自分だが、オリジナルのRhapsodyが遺した初期の作品群には思い入れが強く、当時の物語コンセプト「エメラルド・ソード・サーガ」をテーマにしたツアーとあっては、やはり行かざるを得ないのだった。
チケット代は前売り券8,500円 + 当日ドリンク代500円のため結構なお値段ではあるが、Farewell Japan Tourを謳ってるあたり、今後10年間は見られないライブである事を考えれば適正価格と思われる。事実、会場の名古屋クラブクアトロはギュウギュウの客入り。個人的には2014年のCarcass単独来日公演以来の満員っぷりに感じた。会社の人と一緒に行ったんだけど「うわ、マジで混んでるね~」とお互いに驚くほどであった。
開演時刻の19:00ピッタリに会場が暗転すると、2ndアルバム『Symphony of Enchanted Lands』を完全再現のセットリストが開始。メンバー登場と同時にいきなりのEmerald Swordで、会場のテンションもMAXに。
2ndアルバムのセットリストを終えた後のアンコールでも、Dawn of VictoryやHoly Thunderforceといったキラーチューンが演奏されて、もう最高だった。中でもDawn of Victoryは、メンバー全員がキメポーズ揃えてて本当にかっこ良かったな~。こんなに仲良くて息ピッタリなら、ちょくちょくリユニオンツアーやってくれれば良いのに。なかなかそうも行かないんだろうけどね。
もう1人のキーパーソンであるキーボードのアレックス・スタロポリが参加しないから、「どうせ集金ツアーだろ~」と思っててすみませんでした。かなり入念にリハーサルやってそうな完成度のステージだったし、本気度が伝わって来る内容だった。贅沢言うと、キーボードも録音の音源でなく生演奏で見たかった。
2017年に見たライブでは、EpicaやFiddler's Greenに匹敵する満足度で、Rhapsody Reunionも居れたこの3バンドいずれかが個人的なベストライブです。
季節が冬に近づくにつれ、自室の西日が気になってきた。夕刻になると眩しくて仕事のパフォーマンスが落ちる。
これまで冬場で平日の夕刻においてPCデスクへ向かって働いている状況が皆無だったために、家で働く日常が当たり前になると、色んなところが気になり始める。そもそも2019年頃でも、会社の制度として在宅ワークができても、冬場は寒いため出社していたから西日の眩しさに気付かなかったとも言える。
これまでちょっと薄手のカーテンを使っていたため、メジャーで長さを測って、合いそうな遮光カーテンをAmazonで適当に選んでポチった。
iPadのケースとかを選ぶ際も同様なんだけど、Amazonって人気色と不人気色とで価格が全然違う時があって、今回もやたら安くなっていた色にした。iPadやMacBookのケースだと赤色が人気無くて安い傾向にある気がする。今回は赤色は人気があるのか高かったので地味な色を選んだ。
お急ぎ便で早速届いた遮光カーテンにしたところ、夕刻も気にならずPCデスクに向かうことができた。どんどん部屋が引きこもり生活に最適化されていく。
紙の本で帯に「まつもとゆきひろ」「平鍋健児」などの名前が並んでおり、日本語話者による共著の本なのかと勘違いしていたが、実際にはRoy Osheroveという人が書いた本の翻訳本で、日本語版にはおまけエッセイとして日本人ソフトウェア開発者による文章が寄せられているのであった。
3つのモードについての文章まで読んでしまえば、あとは短いエッセイ集みたいなもので、空き時間に少しずつ読み進めることが容易になる。
合計で3~4時間くらいあれば完読できるのではないか。気に留まったところを記録しておく。
バス係数は、次のように定義できる。チームメンバーのうち何人がバスに轢かれたらプロジェクトあるいはチームが破綻するか。つまり、バス係数が1のときが最も危険だ。
ソフトウェアエンジニアやマネージャーにとってSPOF(単一障害点)は頭の痛い問題で、なかなか直視しづらい現実ではある。
ペアワークとかコードレビューとか、ちゃんとやった方がいいよねと改めて考えた。バス係数が低いと、おちおち有給休暇も使えんからなぁ。
私がおすすめする手法の1つに、未来記憶というものがある。チームを集め、次の簡単な質問をしよう。「今から6か月後、プロジェクトが完全に失敗したところを想像してほしい。一体何が原因で失敗したと思う?」
これはなかなか良い問いかけだと思う。プロジェクトの立ち上げ期(いわゆるキックオフミーティング)などで使ってみたい。意地悪な性格の人が居たら雰囲気が一気に悪くなりそうではあるが。
「自己組織化」を神格化し過ぎるきらいのあるアジャイルコミュニティではリーダーシップの役割を小さくしようとする、リーダーシップがチームを安全地帯の外に導き、創発的な行動が促されるといった警告が書かれている。これはなかなか良いエッセイだなぁと思った。
Roy Osherove氏の分析でも、
何を分かっているか分かっていて、何が分かっていないかも分かっていたとしても、分かってないことすら分かっていないということがチームには常に存在する。
と問題提起されている。何となくスクラムマスターといった役割の人が意識しておくと良さそうだ。
このエッセイはRoy Osherove氏の分析が本質だ。
私は、自分の見積もりには品質を向上させる時間を確実に含めるようにしている。たとえば、「それは合計でX日かかり、テストも含めるとX+3日かかります」とは言わない。私のXは、常にテスティング、TDD、コーチング、ペア作業の時間を含んでいる。それは仕事の一部なのだから、特に言及するようなことはしない。
見積もりを頼まれたらこうやって言い切りてぇ~~~。
Matzことまつもとゆきひろ氏によるエッセイ。
OSS開発に人が集まってくると、やりたくなくてもリーダーとして決断を要求され、ゴールやビジョンの提示するよう考えを改めたという経験則が語られている。
広大なGitHubの片隅にいくつかOSSとしてコードを置いていると(もちろんRubyの何百万分の1という利用者であれ)徐々にコミュニティが形成されてきて、こういう役割が暗黙的に求められるよなァという気持ちでしみじみ読んだ。
プロダクトや事業のことを伸ばすには、プロダクトや事業を伸ばすことを考える必要がある。
んっ? 小泉進次郎構文かな? と固まってしまった。
2017年に書かれた本だから、狙って小泉進次郎構文にしたのかどうか判別できない。
全体としては、いわゆる「いい兄貴問題」について、戒めとなることが書かれている。
最近のツッコミ
参号館 日記(ariyasacca)